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特定外来生物「ヒアリ」及び「アカカミアリ」について

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ページID:0035549 更新日:2022年11月25日更新 印刷用ページを表示する
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平成29年6月9日に兵庫県尼崎市において強い毒性を持つ南米原産の特定外来生物である「ヒアリ」が国内で初めて確認され(平成29年6月13日環境省発表)、その後も国内各地で確認されています。
また、「アカカミアリ」についても平成29年6月20日
大阪府大阪市で確認されており、愛媛県内では平成29年7月26日に四国中央市、平成30年6月2日、令和2年7月16日に新居浜市にて確認されています。「アカカミアリ」は「ヒアリ」に比べて毒性は低いものの、同じ種類の毒をもっています。
「ヒアリ」、「アカカミアリ」はともに人体にとって危険な生物であり、一度定着すると根絶することが難しいことから、早期に定着を防ぐ必要があります。

市民のみなさまへ

「ヒアリ」や「アカカミアリ」と疑われるような個体を見つけた場合、以下の「ヒアリの簡易的な見分け方」、「アカカミアリについて」により自己判定のうえ、速やかに新居浜市役所環境衛生課(65-1512)まで御連絡ください。
強い毒を持つアリなので、生息している可能性があるような場所(緑地帯や芝生の土等)には安易に手を入れないようにししてください。また、疑われるような個体や巣を見つけた際は刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください

アリグモ

もし「ヒアリ」、「アカカミアリ」に刺されたら

刺された毒への対応は人によって大きく異なりますが、アルカロイド系の強い毒による痛みやかゆみ、発熱、じんましん、はげしい動悸等の症状が引き起こされ、アレルギー性のショックで昏睡状態に陥ることもあります。
刺された時には、20分から30分程度安静にし、急激に容体が変化する場合には速やかに最寄りの病院を受診してください。
受診の際には、「アリに刺されたこと」、「アナフィラキシーの可能性があること」を医師に伝えてください。

「ヒアリ」の特徴

【生態:生息地など】
・公園や農耕地などの開けた場所に営巣する。
・土で直径25~60cm、高さ15~50cmのアリ塚(巣)を作る。
・食性は雑食性で、節足動物、トカゲなどの小型脊椎動物、甘露、樹液、花蜜、種子など。
・極めて攻撃的で、節足動物のほか爬虫類、小型哺乳類をも集団で攻撃し、捕食することで知られる。
【形態:大きさや特徴】
・体長2~6mm。
・主に赤茶色で体表にツヤがある。
・体色は赤褐色、腹部が暗色。
ヒアリ

「アカカミアリ」の特徴

【生態:生息地など】
・裸地や草地などの開けた環境に生息し、土中に営巣する。
・雑食性で、甘露や植物の種などを餌とする。
・水に浮かんで集団で移動するなど拡散の能力が高い
【形態:大きさや特徴】
・体長3~5mm。
・主に赤茶色。
・体色は赤褐色、頭部が褐色。
アカカミアリ

新居浜市における「ヒアリ」、「アカカミアリ」の港湾における調査結果について

新居浜市は、新居浜港(東港地区)において、ベイトトラップ(誘引罠)を用いた侵入確認調査を関係機関と連携して実施しました。

(1)調査の概要
・誘引餌:油分を含む菓子類
・トラップ資材:蓋付60mlサンプル管
・トラップ設置方法:約100mの調査ラインにおいて10m間隔にベイトトラップを設置し、1時間程度静置。
・トラップ回収方法と簡易同定:アリが誘引されていれば、70~80%エタノールを入れて固定。実体顕微鏡を用いて選別(簡易同定)とカウント。
調査
(2)調査結果
令和4年度は5月に一回目の調査を実施し、ヒアリ疑い種は確認されませんでした。
【表.1】令和4年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況
調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種
5月23日 50地点

10地点(790頭)

0頭
11月21日

50地点

10地点(534頭) 0頭

【表.2】令和3年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況

調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種
6月21日 50地点

13地点(291頭)

0頭
11月17日

50地点

11地点(232頭) 0頭

 

【表.3】令和2年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況

調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種

8月21日

50地点 10地点(1,436頭) 0頭

11月20日

50地点 6地点(257頭) 0頭

【表.4】令和元年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況

調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種

5月27日

50地点 21地点(3,288頭) 0頭

6月17日

50地点 19地点(2,243頭) 0頭

7月29日

50地点 13地点(561頭) 0頭
8月26日 50地点

15地点(963頭)

0頭
9月30日 50地点 14地点(2,157頭)

0頭

10月28日

50地点 17地点(3,446頭)

0頭

11月25日

50地点 9地点(140頭) 0頭

【表.5】平成30年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況

調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種

6月27日

50地点 11地点(616頭) 0頭

7月23日

50地点 0地点(0頭) 0頭

8月29日

※40地点 11地点(676頭) 0頭
9月19日 ※40地点

16地点(3,075頭)

0頭
10月23日 50地点 18地点(1,549頭)

0頭

11月27日

50地点 2地点(35頭) 0頭

※8月29日、9月19日は港湾補修工事中だったため、ベイトトラップ設置地点が40地点となっています

[表.6]平成29年度 ベイトトラップによるアリの誘引状況

調査日 ベイトトラップ設置地点

アリ類の誘引地点

(捕獲頭数)

ヒアリ疑い種

7月10日

50地点 22地点(3,837頭) 0頭

8月25日

50地点 16地点(4,392頭) 0頭

9月25日

50地点 26地点(4,809頭) 0頭

10月30日

50地点 17地点(565頭)

0頭

(3)今後の調査予定
新居浜市では「ヒアリ」、「アカカミアリ」の侵入調査を令和3年度の7月から12月までの間に2回実施する予定です。

参考資料

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