ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の水稲被害が発生しました!
令和5年度、新居浜市垣生地区でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)によるイネの食害が発生しました。
ジャンボタニシは、雑食性の巻貝で、特に4葉期(田植え後、約3週間)までの柔らかいイネを好んで食べます。
ジャンボタニシの画像
農林水産省HP「スクミリンゴガイの被害防止対策について」より引用
ジャンボタニシについて
・南米原産で、食用目的で輸入されたものが野生化して繁殖
・俗称は「ジャンボタニシ」ですが、「タニシ」とは異なる科の生物です
・成貝の殻高は2~7センチメートル程度
・ふ化から約2カ月で産卵を開始し、条件が良ければ3~4日間隔で産卵します
・水路壁や稲の茎におよそ200~300個の卵を塊状に産み付け、色は濃いピンク色をしています
・寒さに弱く、冬場は土に潜って越冬しようとします
ジャンボタニシ対策について
【注意】卵には毒が含まれます、また貝には寄生虫(広東住血線虫)がいる場合がありますので、手袋を使うなど、直接触らないようにしてください
・ピンク色の卵は水中ではふ化できないため、卵を見つけたら水中に払い落とすことで駆除ができます
・ふ化直前の黒から白っぽい色の卵は水中でふ化できるので、除去または押しつぶすことが必要です
・1~2月の厳寒期にトラクターで耕起することで、貝を破砕、寒風にさらすことで駆除することができます
・取水口・排水口を9ミリメートル以下の目合いのネットや金網で覆うことで、成貝の侵入を防げます
・未発生ほ場への持ち込みを防ぐために、トラクター等を移動させるときは、泥の洗浄をおこないましょう
関連サイト