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『むかしばなし』データベースから【どんじゃ窪と空ら谷】を表示 登録件数30中1件
どんじゃ窪と空ら谷上部のおはなし(挿絵はありません)

昔、種子川山村に大人という、普通の大人の数十倍の巨人が住んでいた。温厚な人で、力を自慢に村人にわるさなどをせず、みんなに親しまれていた。 
 ある日、大人はのどがかわいたので、東種子川の上流下兜山の下で、大きい谷にたまっていた水を、四つんばいになって飲み干した。
 谷はそれ以後水がたまらず空ら谷となり、谷をはさんで東・西に大きくえぐられた足跡のようなものが現存する。
 それをどんじゃ窪というそうである。
 (曽我部実 談)
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