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1 子育て支援について/(4) 予防接種の助成拡大

印刷用ページを表示する 更新日:2018年1月17日更新
<外部リンク>

議員氏名

永易英寿

本会議年

平成27年

定例会月

2月

内容

(質問)
○次に、予防接種の助成拡大についてお伺いいたします。
 新居浜市では、予防接種法に基づき各種予防接種を実施しています。予防接種は、定期接種と任意接種の2種類に分かれています。定期接種は国が予防接種を強く勧めているもので、予防接種費用は全額公費で賄われます。
 一方で、任意接種は、それを受けるか受けないかは接種を受ける側に任されており、予防接種費用は実費負担となります。それが複数回必要になってくるので、家計への負担は大きいものとなります。最近では、平成26年10月1日より水痘、水ぼうそう予防接種が定期予防接種となり、対象者は公費、無料で接種できるようになりました。現時点でまだ定期接種化がされていない主な任意接種は、おたふく風邪、B型肝炎、ロタウイルスが挙げられます。国が定期接種として認定していない任意接種であっても、親としては万が一のことを考え予防接種を受けさせたいと思うものです。
 しかし、任意接種だとそれが自費負担となり、経済的な事情などから接種ができない家庭があります。私はできる限り経済的な事情で子供の予防接種が受けられない状況を排除していくべきだと考えております。本来国が定期接種化をより図るべきだと思いますが、それがまだ実現していない任意接種に関しては、新居浜市ができる限り支援を行っていくべきではないでしょうか。まだ助成対象となっていないおたふく風邪、B型肝炎、ロタウイルスに助成対象を広げていくべきだと考えます。まず、子育て世代の経済的な負担軽減を考慮した予防接種のあり方を新居浜市としてどうお考えか、お聞かせください。
 また、定期予防接種と任意予防接種の接種状況、接種率はいかがでしょうか。
(福祉部長答弁)
○次に、予防接種の助成拡大についてでございます。
 定期予防接種につきましては、予防接種を取り巻く状況の変化やワクチンの安全性、有効性、政策の効果への評価などを踏まえ、国が対象疾患を決定いたしております。任意接種でありますB型肝炎ワクチンにつきましては、厚生労働省の予防接種基本方針部会で、定期化に向け検討されております。おたふく風邪、ロタウイルスにつきましては、有効性や安全性が検討されるとともに、より安全性の高いワクチン開発に取り組んでいる状況でございます。
 また、予防接種による健康被害が万が一発生した場合、予防接種法に基づかない任意予防接種におきましては、国の救済制度の対象とならないことから、本市では接種費用の助成を行っていないものでございます。現在、県内他市で助成を行っているところはございませんが、予防接種の助成拡大につきましては、今後国の動向及び他市の状況等を注視してまいりたいと考えております。
 次に、予防接種の接種状況についてでございます。
 定期予防接種の平成25年度の接種率は、BCG86.6%、4種混合81.1%、2種混合36.2%、日本脳炎99.0%、麻疹・風疹1期99.1%、2期94.5%となっております。ヒトパピローマウイルス感染症、子宮頸がん予防ワクチンにつきましては、積極的な接種勧奨の差し控え勧告が出されたことから16.3%となっております。
 また、ヒブ感染症及び小児の肺炎球菌感染症の接種率につきましては、国の算出方法に基づき標準的接種年齢生後2カ月から1歳未満を対象者とし、接種可能年齢生後2カ月から5歳未満の接種実績により算出しておりますので、100%を超えており、ヒブ感染症116.7%、小児の肺炎球菌感染症114.7%となっております。任意予防接種につきましては、市への報告義務がありませんので、接種状況の把握はできておりませんが、おたふく風邪につきましては、幼児健診時の聞き取りによりますと約33.0%が接種している状況でございます。