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3 四国一子育てにやさしいまちの実現に向けて/(1) 放課後児童クラブの昼食提供

印刷用ページを表示する 更新日:2019年2月12日更新
<外部リンク>

議員氏名

永易英寿

本会議年

平成30年

定例会月

12月

内容

(質問)
○次に、四国一子育てにやさしいまちの実現に向けてお伺いいたします。
 新居浜市の合計特殊出生率は、平成20年から平成24年までの5年間において1.80と四国内で最も高い数値となっており、新居浜市が子育てしやすい町であることのあらわれです。石川市長は、平成28年に県内で初めてとなるイクボス宣言をされています。マイントピア別子のキッズパークが開業したときは、お孫さんを連れて訪れていたイクジイ市長でもあります。新居浜市を四国一子育てにやさしいまちとするため、日々御尽力されており、成果が着実にあらわれております。さらなる子育て支援施策の向上を期待しまして、質問させていただきます。
 まずは、夏休みなど学校の長期休暇中の昼食提供についてお伺いいたします。
 他市の事例ですが、奈良市は夏休みなど学校の長期休暇中に昼食を提供する事業を始めています。奈良市には、放課後児童クラブが市内に43カ所あり、小学生の5人に1人の約3,200人が在籍しております。1食250円の負担を求め、市側が100円程度を補助し、委託を受けた民間事業者が配食しています。また、アレルギー対応も個別にしています。一部日程で昼食を提供する自治体はありますが、全期間の提供は全国初の取り組みです。新居浜市の放課後児童クラブでは、現在、長期休暇など学校給食がない期間は弁当を持参する必要があり、保護者の負担になっております。例えば、小学生の子供と保育園の子供を持つ母親は、保育園では夏休みも給食が出るが、小学生の子供に弁当をつくるために早起きする必要があり、夏休みは衛生面も懸念されます。少しでも子育て世帯を応援できるよう、新居浜市でも民間事業者等と提携し、長期休暇中に昼食を提供してはいかがでしょうか。予算も余りかからないので、すぐ実施できるのではないでしょうか。そうすることにより、四国内でファーストワンの事業展開ができ、Hello!NEW新居浜施策になると思います。民間活力により地域経済にもメリットがありますし、働くことにちゅうちょしている母親の放課後児童クラブへの不安がなくなり、女性の社会進出に寄与します。夏休みなど学校の長期休暇中の昼食提供実施に向けての可能性とあわせて放課後児童クラブの利用率はいかがでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 
 
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 放課後児童クラブにおける昼食提供についてお答えいたします。
 新居浜市では、放課後児童クラブの各教室に冷暖房が完備されており、お弁当の安全衛生に配慮した中で、長期休暇中は保護者の皆様に児童のお弁当を準備していただいておるところでございます。
 お尋ねの長期休暇中の昼食提供につきましては、厚生労働省が定めた放課後児童クラブ運営指針にある子供の健全育成という目的を踏まえ、親子のコミュニケーションや家庭の教育力の向上などの観点から、保護者による提供が望ましいのではないかと考えておるところでございます。
 また、現場での昼食提供に関する業務の増加や食物アレルギーへの配慮などの安全面も考慮し、現状では昼食サービスを提供することは、難しいものと考えております。
 次に、放課後児童クラブの利用率につきましては、平成30年5月現在で、1年生は全体の41%に当たる410人、2年生は39%に当たる416人、3年生は29%に当たる308人となっております。今後におきましても、利用者の意見を十分に聴取し、保護者の実態に寄り添うとともに、総合的な視点から児童の健全育成に取り組んでまいりたいと考えております。
(再質問)
○15番(永易英寿)(登壇) 放課後児童クラブの昼食提供についてですが、お弁当をつくることでコミュニケーションがとれてということであれば、通常期もお弁当をということでいいと思うんですけど、そうではないと思うんですよ。やはり、放課後児童クラブというのは、働く女性が預けていくということで、現状ですと、小学校と保育園、保育園が2カ所の場合もあると思います。全員が、1カ所の保育園に行けているわけじゃない場合もありますので、保育園を2カ所回った後に小学校に行く場合もあったり、非常に負担がかかってきていると思います。現状の給食センターで給食をつくる仕組みではなく、そこに負担がかかるのであれば、民間事業者の活力ということを求めて、やはり女性の社会進出、もしくは働き世代の負担軽減ということを考えれば、お弁当でコミュニケーションということは当たらないのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
 放課後児童クラブの昼食、その対応について、先ほどの説明において申しました保護者と子供とのコミュニケーション、そこよりももっとほかの、保護者の負担軽減につながるのではないかなという御指摘かと思います。本来、放課後児童クラブという仕組みは、確かに働いておる女性の社会参加の促進という側面もあろうかと思います。しかし、子供たちの健全な育成を考えたときに、子供たちが保護者とつながっていく、親とつながっていく一つの手段として、食育というものはやはり大切なものではないかなという考えも一方で持っております。今回、御提案いただいた奈良の取り組みというものに対して、今まで我々もそういったものに対しての考えというものは正直持っておりませんでした。今回、一つの事例として、奈良の事例が挙げられたことによって、これから先、先ほども申しましたが、保護者の方との十分な意見の交換も行いまして、実際に本当に思っていることは何かをきちんとお互い話し合う中で、そういった新しい選択も含めて、いろいろな議論の場に乗せていければ何よりかなと考えております。