議員氏名
永易英寿
本会議年
平成28年
定例会月
6月
内容
(質問)
○次に、子育て用品のリユース・リース補助事業についてお伺いいたします。
この事業は、子育て家庭の経済的負担の軽減及び資源の有効活用を目的として、主にベビーカー、ベビーベッド、チャイルドシートで再利用可能なものを回収して必要な子育て家庭に無料で提供しています。しかしながら、平成26年度の利用者は、リユースの引き取りが16件、引き渡しが13件となり、事務事業評価も実績が少ないため、リユース・リース事業とも縮小してありますが、事業の市民周知や今後の展開はいかにお考えでしょうか。
子育て世代の経済的支援は、妊娠から出産後、乳幼児期、就学前までだけでなく、就学してからも切れ目なく必要な支援を行わなければなりません。例えば、就学期を支えるリユース事業として、学用品のランドセルや制服、またはスポーツ用品のリユース事業のお考えはないでしょうか。御所見をお聞かせください。
新入学を迎える家庭では、ランドセルや自転車、学習机の購入など、経費がかさみます。対象品の拡大を図り、それらを支援する仕組みが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
また、この事業に関しては、平成27年12月に策定した新居浜市総合戦略では重点施策に掲げながら、事務事業評価では縮小としていますが、どちらでしょうか。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 子育て用品リユース・リース補助事業についてお答えいたします。
市民への周知につきましては、ホームページ、市政だよりへの掲載、母子健康手帳交付の際や地域子育て支援拠点施設へのパンフレットの配布依頼などを行っており、本事業を知った方からの問い合わせもあり、一定の需要はあるものと認識いたしております。今後におきましては、需要に見合う子育て用品を提供していただけるよう、ホームページへの掲載方法の変更やポスターの制作など周知方法を工夫してまいります。
リユース対象用品の拡大につきましては、まず現行のベビーカー、ベビーベッド、チャイルドシートの3種類について、引き取り、引き渡しの実績の増強に努めるとともに、市内のボランティア団体が、子育て用品のリユースマーケットを年に数回開催し、乳児期から高校生までのさまざまな子育て用品が大量に提供され、必要とする方に引き取られていると伺っておりますので、その活動状況にも注視しながら検討してまいります。
事務事業評価において縮小となっていることにつきましては、事業規模や内容の縮小ではなく、当初見込みと比較して実績に基づいて予算額を見直したことによるものでございます。