議員氏名
永易英寿
本会議年
平成28年
定例会月
6月
内容
(質問)
○次に、エンゼルヘルパー派遣事業についてお伺いいたします。
平成26年度からエンゼルヘルパー派遣事業を実施していますが、平成26年度、平成27年度の利用状況はいかがでしょうか。新居浜市総合戦略にも、安心して子育てができる環境の整備の具体的な取り組みとして、産前産後の家事、育児を援助するヘルパーの派遣と掲げてあります。事業の内容充実に向けた取り組みをお聞かせください。
エンゼルヘルパー派遣事業を総合戦略に掲げておりますが、目標値設定の平成31年度までどのような事業展開をお考えでしょうか。例えば、周知方法の見直しや潜在的なニーズの掘り起こし、または援助内容や利用料金等々を分析し、見直し、改善するのでしょうか、お聞かせください。
また、この事業に関しては、平成27年12月に策定した新居浜市総合戦略では重点施策に掲げながら、事務事業評価では、こちらも縮小としています。どちらでしょうか。
次に、新居浜市総合戦略の安心して子育てができる環境の整備の重要業績評価指数についてお伺いいたします。
子育て支援策の充実を満足、やや満足と回答した割合、重要業績評価指数が、平成26年度の基準値で17.5%となっております。5年後の目標値が20%となっております。なぜ100%を目標にして、安心して子育てができる環境の整備に取り組まないのでしょうか。
(福祉部長答弁)
○次に、エンゼルヘルパー派遣事業についてでございます。
平成26年度、平成27年度の利用状況につきましては、平成26年度が登録者30名、実利用者12名、利用時間94時間、平成27年度が登録者31名、実利用者21名、利用時間82時間となっております。
今後の事業展開につきましては、核家族化、地域のつながりの希薄化により、育児の孤立化による育児不安、産後鬱などの問題を抱える母親がふえておりますことから、エンゼルヘルパー派遣事業は、家事・育児援助による育児の負担感や精神的な不安感の軽減につながる有効な手段であると考えております。また、実際に利用された方からは、よかったという評価の声を多くいただいておりますが、平成26年6月の事業開始以来、利用登録者の伸び悩みが課題であると認識いたしておりますので、周知方法や援助内容等の見直しを行い、改善してまいりたいと考えております。
総合戦略の重点施策に掲げながら、事務事業評価では縮小となっていることにつきましては、事業実績に基づく予算の見直しにより、当初予算への反映としては縮小となったもので、今後におきましても、総合戦略の重点施策として取り組んでまいります。
次に、総合戦略の安心して子育てができる環境の整備の重要業績評価指標についてでございます。
この指標の基礎となりました市民意向調査は、平成26年度に市内在住の20歳以上の男女2,000人を無作為に抽出し、郵送によるアンケートとして実施したもので、子育て支援対策の充実について、満足、やや満足と回答した割合が17.5%でございましたが、調査対象者が子育て世代の方だけではないこと、どちらとも言えないと無回答であった方が67.1%の割合でおられたことから、達成可能な目標値として20.0%と設定いたしました。調査対象が、子育て世代のみを対象とした場合には、御指摘のとおり、100%を目標に取り組むべきものと考えております。