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(質問)
○次に、学校トイレの洋式化についてお伺いいたします。
昨年6月に議会質問しましたが、洋式化率60%以上を目指して順次改修を進めている。公立学校施設の中長期的な改修計画作成の中で整備に努めるとお聞きしました。その後は、石川市長の公約の夢をかたちにチーム新居浜第2ステージ幸せの48施策の中で、教育施設の整備、学校トイレの洋式化と明記され、整備目標の度合いも変化していると思います。その後の状況はいかがでしょうか。目標など今後の整備計画をお聞かせください。
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 教育施設の整備充実についてお答えいたします。
学校トイレの洋式化についてでございます。
学校のトイレ改修につきましては、子供たちが安全、安心な学校生活を送る上で最も切実で重要な問題であると認識いたしております。現状では大規模改修工事の中での洋式化や障害のある子供の実情に合わせた整備、日常のトイレの修繕に伴った洋式化を行っている状況であり、前年度との比較では、洋式トイレは小中学校全体で16基の増にとどまっておる状況でございます。今後、洋式化率60%以上を目指して改修を進める予定でございますが、洋式化により現状よりもトイレブースの広さが必要となる場合もございます。学校トイレの設置数も含めて考慮しながら、子供たちが安心して使用できる洋式トイレの整備を進めていきたいと、そのように考えております。
(再質問)
○(永易英寿)(登壇) 平成28年度に泉川小学校と東中のトイレを改修いたしまして、1.3%アップして33.1%が洋式化率であります。このままのスピードでは、10年、20年以上は設置までかかる気がいたします。子供たちは、家では洋式、学校では和式なので、苦手な子供たちがトイレを我慢するという深刻な問題も起きていると思います。まずは子供たちの思いや意見を集約したりお聞きするお考えはありますでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
トイレの洋式化に向けて、実際の当事者である子供たちの意見をもっと聞くべきではないかという御意見かと承っております。ちょうど泉川の校舎の改修、その後の確認に昨日私も伺いました。その中で、泉川で言えば、今回改修した校舎と従前の校舎との間に余りにもトイレの環境において隔たりがあるということを実感いたしました。多分高学年は新しい校舎で、低学年は古い校舎で、その中で子供たちが一方は洋式、一方は和式、そして和式の中でも湿式といいますか、水で洗うような形態が今ございます。そういったものを併存させるというのは、やはり子供の気持ちの上でも非常に不公平感も大きいのではないかなと昨日も感じたところでございます。ほかの学校の子供との比較、そういったものを含めながら、先ほどおっしゃっていただいたように、子供が実際に洋式、和式でどのような不便を感じるのか、そういったものをきちんと我々が把握した上で、本当の意味で当事者、受益者である子供の気持ちをつかんだ上で、今後トイレの改修についてもっと真剣に考えていくべきであると考えております。ぜひ子供たちの意見を、まずは聞いてみたいと思っております。
(再質問)
○15番(永易英寿)(登壇) 石川市長の公約であります。1年目、2年目、3年目、4年目とステップアップしていく上では、子供たちの意見の集約というのもできましたら平成29年度中にはアンケートなどをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
アンケート調査の時期でございますが、できるだけ早急に、早い時期に取りかかっていきたいと思います。夏休みまではなかなか困難かもしれませんけれども、できれば予算段階に間に合うような対応をしていきたいと思います。
(再質問)
○15番(永易英寿)(登壇) トイレの改修についてですが、学校の教室、または体育館というふうな考え方もできると思います。体育館は、災害時の避難所にもなっておりますので、体育館横に多目的トイレの設置を考えていただきたいと思いますが、優先順位としてはどのような方向性でトイレの洋式化を図っていくのか、お聞かせください。
(教育長答弁)
○教育長(関福生)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
トイレの関係で、学校の教室と体育館、その辺の優先順位等も含めての御質問かと思います。体育館は、災害時には当然避難所になります。その中で、現在の体育館に併設しておるトイレというのは、非常に狭隘でありあるいは環境も和式のトイレしかない、そういう状況にございます。避難所になって、高齢の方あるいは障害を抱えた方が利用するには多分利用できないトイレかとも思います。どちらを優先するという考え方は正直ないんですが、子供に対しての環境整備、そして避難所対応あるいは社会体育の活用上のトイレの用途、そういったもの両方を踏まえながら考えてまいりたいと思います。とりわけ体育館のトイレにつきましては、現行のトイレの用地の中に組み込むというのはなかなか難しいかと思いますんで、新たな多目的トイレのようなものを設置することも検討の中に入れて、防災の関係のいろいろな予算等もございますので、そういったものも十分一緒に協議しながら、その対応を図っていきたいと思っております。
(再質問)
○15番(永易英寿)(登壇) 小中学校の体育館横に1つずつ多目的トイレを設置していくとして考えたら、小中学校で27校あると思いますが、その中で1校当たりの予算とかいろいろ考えますと、今年度の新居浜市の一般会計に占める教育費は約9.2%でありまして、自民クラブとしては毎年10%を要望しております。あと0.8%は、約4億円になります。新居浜市の将来を担う子供たちへの投資、または学校教育、学習環境向上への投資だと考えれば、石川市長の公約ですので、石川市長の政治的判断、石川市長の決断、実行を期待しておりますが、あと一、二年の間で石川市長に判断していただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
トイレの改修、エアコンの設置につきましても、子供たちの健康管理あるいは学習環境の改善に非常に重要なことであると認識をいたしておりまして、私の第2ステージの公約にも挙げさせていただいたところでございます。先ほどからの議論もありますけれども、いずれにいたしましても、これを全てやるのはかなりの経費がかかります。つきましては、どちらを先にやるかというふうなこともあろうかと思いますが、私といたしましては、まずトイレのほうの改善を先にしたいなと。早急にトイレもエアコンも含めまして整備計画、これは今後学校の改廃あるいは公共施設の再編とかという問題もございますので、どこをどういうふうに整備していくかというふうな整備計画をまず策定して、できるだけ早いうちにまずトイレからかかっていきたいなと、そんなふうに思っております。
エアコンにつきましては、かなりの経費がかかりますので、整備方策についてもう少し検討をさせていただいたらと、こんなふうに思っております。