議員氏名
永易英寿
本会議年
令和元年
定例会月
6月
内容
(質問)
○次に、市民意向調査の結果についてお伺いします。
第六次長期総合計画策定のための基礎資料とするために昨年度市民意向調査を実施していますが、結果はどのようなものだったのでしょうか。第五次長期総合計画策定時の平成20年にも市民意向調査を実施しておりますが、新居浜市の住みごこちの満足度は約45%となっており、また新居浜市への愛着については約6割が愛着を感じているという結果となっています。今回の調査では、新居浜市の住みごこちの満足度、新居浜市への愛着はどのように変化しているのでしょうか。調査の項目としましては、さまざまなものがあると思いますが、市民の方一人一人が本市に愛着を持っていただき、住み心地がよいと感じてもらえることが、今後市民の皆様に住み続けたいと思ってもらえる町であるかどうかということをはかる重要な目安であると考えますので、特にこの2点の結果についてお伺いします。
また、市民の方が重要と考える施策は、どのように変化しているのでしょうか。平成20年の調査では、風水害、地震など天災に対する防災対策、犯罪、非行、暴力に対する防犯・治安対策、医療施設の充実(医師の確保など)、消防や救急体制の整備、救急医療体制の充実(休日や夜間時など)が市民の方が考える重要度の高い上位5項目となっていました。しかしながら、社会状況の変化や時代の流れによって重要と考えることも変わってくるものと考えます。市民の考えることと市職員の感覚にずれがあると、まちづくりの方向性が間違ったものになってしまいます。次期長期総合計画に市民の考えを反映させるという意味で、今回の調査で市民の方が重要と考えることはどのような項目であったのか、お伺いします。
(企画部長答弁)
○企画部長(鴻上浩宣)(登壇) 市民意向調査の結果についてお答えをいたします。
まず、新居浜市の住みごこちの満足度につきましては、今回の調査では満足と回答された方が7.5%、やや満足と回答された方が50.2%、合計57.7%の方が比較的満足と考えられており、前回調査時に比べまして、10ポイント以上増加した結果となっております。また、新居浜市への愛着につきましては、愛着を感じている方が39.2%、やや感じている方が34.0%、合計73.2%の方が新居浜市への愛着を感じており、前回調査時に比べまして、こちらも10ポイント以上増加した結果となっております。
次に、市民の方が重要と考える施策についてでございます。
今回の調査では、上位5項目として、風水害、地震など自然災害に対する防災、安全でおいしい水の安定供給、消防活動や救急体制の整備、救急医療体制の充実(休日診療、急患センターなど)、医療施設の充実(医師の確保など)が市民の方が重要と考える上位5項目という結果となりました。防災に対する市民の方の関心の高さ、また身近な生命の危機に対する関心の高さは、10年前と変わらないことが今回の調査の結果にもあらわれておりますことから、今後も引き続き重点項目として取り組んでいかねばならない事項であると再認識したところでございます。今回の市民意向調査の結果は、次期長期総合計画の基礎資料とするとともに、現計画期間の残り2年間におきましても、市民の皆様の貴重な御意見として、計画遂行のため役立てていきたいと考えております。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 市民意向調査の結果では、新居浜市の住みごこちの満足度と新居浜市への愛着がともに10ポイントほどよくなっているとの御答弁がございました。町に住んでいる方の住み心地や町に対する愛着が向上していくことは、住みたい、住み続けたいあかがねのまちにつながることだと思います。
そこで、住みごこちの満足度と愛着がよくなった要因について、現時点でどのように分析されていますでしょうか、お伺いいたします。
(企画部長答弁)
○企画部長(鴻上浩宣)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えをいたします。
市民意向調査の結果についてということでございますけれども、まず住みごこちの満足度につきましては、行政施策に関する80の調査項目をそれぞれ評価していただき、最後に総合的な新居浜市の住み心地について評価を行っていただいております。80の施策項目のうち、10年前の前回調査において満足度がマイナス評価であったもので今回プラス評価に転じた項目として、1つ目に河川、水路、ため池などの水質保全、2つ目にごみの減量とリサイクルの推進、3つ目に大気汚染、騒音、悪臭などの住環境、4つ目に医療施設の充実、5つ目に救急医療体制の充実、その他子育て支援対策の充実、食育の充実など、環境や福祉に関する施策でプラス評価に改善されております。これらの環境福祉施策においても、一定の効果があらわれ、市民の皆様の評価をいただいたのではないかと考えております。
また、新居浜市への愛着という点につきましては、平成28年度から取り組んでおりますシティブランド戦略Hello!NEW新居浜が徐々に浸透し、愛着度にも大きく影響をしているのではないかというふうに考えております。