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2 小学生の通学かばんについて

印刷用ページを表示する 更新日:2019年8月27日更新
<外部リンク>

議員氏名

永易英寿

本会議年

令和元年

定例会月

6月

内容

(質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 次に、小学生の通学かばんについてお伺いいたします。
 近年、小中学生の児童生徒の荷物の重量化が問題視されています。骨格も十分に完成していない小学生の腰や関節の骨への支障など、体の成長に悪い影響が出ないよう、子供たちの将来について大人が真摯に取り組み解決する必要があります。昨年の9月議会でも藤原雅彦議員がこの問題について議会質問され、前教育長も大変胸を痛めており、できる限り児童生徒の負担が軽減されるような対策を進めてまいりたいとの御答弁でした。
 そこで、私から提案させていただきたいのは、ランドセルにかわる通学リュックの使用です。例えば、お隣の四国中央市は、入学祝いとして黄色いリュックサック状のかばんをプレゼントしておられ、贈呈は40年以上続いているということです。ランドセルの重さは、平均1,100グラムから1,300グラムということですが、これに対してリュックサック状のかばんは、重いもので800グラム程度ということで、300グラム以上軽減される計算になります。これは、小学1年生にとっては小さな差ではないと思います。そして、毎日の行き帰りのことになりますので、大きな違いになると思われます。牛革でできたランドセルに比べ、防水加工されたポリエステル製のリュックサック状のかばんのほうが、小さな子供の体に密着し、なじんでフィット感が得られ、背負ったときに軽く感じるということです。また、形が変わり、物が多く入るという利点により、遠足などでも活用でき、非常に経済的です。全国的にもリュックサック状のかばんを使用している市町村は多数あります。例えば、京都発祥の通学かばんランリュックが有名ですが、こちらはもともとランドセルが買えないお子さんのためにつくられたということです。保護者から送られた手紙により開発され、その手紙は、家が貧しく高価なランドセルを買ってあげられず、いじめに遭っているという内容で、心を痛めた学生用品販売会社の社長が、製作に取り組んだということです。ランドセルは、非常に高価で3万円から10万円を超えるものまであり、売れ筋は5万円から6万円のものだということです。新居浜市は、就学援助制度として、経済的な理由によって就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対して、必要な経費の一部を援助しておられますが、入学準備金、すなわち新入学児童生徒学用品費として、幾ら支給されているのでしょうか。入学準備は、ランドセル以外にも必要な物品があり、平均10万円から15万円はかかると言われています。新居浜市教育委員会としては、通学用かばんは、ランドセルに限定しているのでしょうか。新居浜市オリジナルの通学かばんを開発してもよいのではないでしょうか。そのことがHello!NEW新居浜のブランド発信にもつながるのではないではないでしょうか。最近は、ラン活という言葉にあらわれているように、ランドセル商戦が過熱し過ぎている一方で、子供の貧困がクローズアップされています。子供たちは元気いっぱいですので、破損してしまったとしても途中で買いかえられる安価な通学用かばんを選択肢にされてはいかがでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 小学生の通学かばんについてお答えいたします。
 荷物の重量化への対策につきましては、昨年9月、文部科学省から児童生徒の携行品に係る配慮について通知があり、各小中学校に周知を行っており、小中学校におきましても、児童生徒の負担が軽減されるように、家庭学習で使用する予定のない教材等は、机の中に置いて帰るよう指導したり、学期末の持ち帰りが多いときは、参観日などを利用し保護者に持って帰っていただくなど、さまざまな対策を保護者と連携して進めております。
 まず、就学援助を受けている家庭に対する新入学児童生徒学用品費につきましては、入学準備金として入学前に支給をしており、今年度の入学児童に対しましては、1人当たり4万600円となっております。
 次に、新居浜市教育委員会としては、通学かばんをランドセルに限定しているのかということにつきましては、そのような規定を設けている学校はございませんが、安全上、両手が使えるように背負うことができるタイプの通学かばんを推奨しております。
 次に、新居浜市オリジナルの通学かばんの開発につきましては、新居浜市のブランド発信につながるというメリットもありますことから、今後検討してまいります。
 次に、安価な通学かばんにつきましては、永易議員さん御案内の通学リュックやランリュックなども選択肢に入れながら、各御家庭におかれましてそれぞれの子供さんに応じた通学かばんを選んでいただきたいと考えております。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 今後も児童生徒の負担にならないよう、よろしくお願いいたします。