議員氏名
永易英寿
本会議年
令和元年
定例会月
9月
内容
(質問)
○ことしの4月20日から11月24日まで開催される東予東部圏域振興イベントえひめさんさん物語についてお伺いいたします。
コアプログラムについて、それぞれの町の特徴、市の特徴が出ており、趣向を凝らされているように感じます。新居浜市も、あかがねのまち、ものづくりのまちとして地域に活力を与えるような意気込みが感じられます。あと2カ月余りを残しておりますが、新居浜市の情報発信の成果、入り込み客数や集客効果、市外からの観光客、将来に向けての手応えはいかがなものでしょうか。中間評価と今後の展望をお聞かせください。
えひめさんさん物語が終了した後の地域づくりの取り組みによって、この真価が問われます。イベントを一過性に終わらせるのではなく、息長く持続発展させるための地元ならではのスポット、特産品の発掘など、観光資源を開発し、さらなる活性が求められますが、本市として今後どのようなお考えがありますか。また、圏域内のさらなる連携強化についてはいかがでしょうか。観光においてはリピートが一番大事であり、日帰りではなく、宿泊したいと思うような形をつくっていくことが重要です。地域のコンテンツをそれぞれが磨き、地域ブランドの価値を高め、観光客を集客できる取り組みを継続的に行うことが大事ですが、継続が決まっているイベントなどはありますか。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) えひめさんさん物語についてお答えをいたします。
東予東部圏域初の振興イベントえひめさんさん物語につきましては、4月20日に本市の山根公園で開幕し、第1話のものづくり物語から第3話水の物語までを実施し、8月25日の西条市のアウトドアオアシス石鎚での中間イベントを終え、折り返し時点を過ぎたところでございます。
現在は、通期で山の物語を実施しており、今後は天空の音楽祭がある第5話あかがね物語など、11月の閉幕までの間、3市の特徴を生かしたさまざまなプログラムを実施してまいります。
まず、これまでの中間評価についてでございます。
新居浜市関連といたしましては、4月20日に開催した開幕祭には、市内外から目標を大きく超える2万4,000人の方に御来場をいただき、地元特産品の販売や各種イベントの実施、特に新居浜市の2台の太鼓台のほか、西条市のだんじりにも参加をしていただき、大いに盛り上がり、来場者にとって満足度の高いイベントとなったと考えております。
続く5月の大型連休中には、ものづくり物語として、住友共同電力株式会社の御協力のもと、新居浜西火力発電所において、工場のおしばいを実施し、約2,400人の観覧がございました。
また、個性豊かなアーティストが工場に滞在し創作活動をするアーティストinファクトリーを4つの工場で実施し、一般公開に2,850人の来場がございました。現在も一部工場見学として引き続き取り組んでいただいておるところでございます。
その他、山の物語として、別子銅山の歴史を体感する仲持ちチャレンジ&ガイドウォークや森林公園ゆらぎの森での体験型プログラム、DIYキャンプを、7月には子どもの物語としてふれあいプラザで小さなさんさん都を実施し、市内外から多くの皆様に参加をしていただきました。
また、地域の企業や団体が主体的に実施するチャレンジプログラムは、老若男女が楽しめる多種多様なプログラムがあり、市内の各所において意欲的に実施されております。
このような大きな集客が見込めるコアプログラムはもとより、チャレンジプログラムでは、新居浜の酒蔵見学をする新居浜蔵物語や新居大島周辺の魅力的なロケーションの中で楽しむ新居浜シーカヤック体験、また伝統と歴史のある別子飴本舗の体験型工場見学など、今後の観光や物産の振興につながるプログラムが実施されており、集客面を含めて一定の成果があったものと評価いたしております。
また、これまでの取り組みを通じて、チャレンジプログラムを実施する団体間での連携が広がり、えひめさんさん物語を契機に、さらに地元を盛り上げたいという機運が地域に醸成されてきているのを実感しているところでございます。
次に、今後の展望といたしましては、この機運を一過性に終わらせることなく、スパイラルアップを図り、市内外に向けて継続して情報発信していくことで、本市の知名度向上と交流人口の拡大、及び移住、定住を促進していくことが必要であると考えております。また、今回のイベントを通じて、新たに発掘したり発見した3市の山々などの自然や文化、歴史、特産品等の魅力にさらに磨きをかけることで、今後の観光振興につなげてまいりたいと考えております。
次に、継続が決定しているイベントがあるかについてでございます。
えひめさんさん物語のフォローアップにつきましては、愛媛県と3市で協議を進めておりますが、現段階で継続するプログラムについては決定をしておりません。今後、チャレンジプログラムが継続して実施できるよう、意欲ある団体等を積極的に支援するとともに、圏域に共通する山の魅力やものづくり産業などの情報発信につきましても、県や3市で連携した支援を図ってまいりたいと考えております。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 今度開催される別子山の音楽祭では石丸幹二さんが出られて、私もチケットを購入しようとインターネットで幾つかしたんですけど、非常に好評で、即完売されておりました。新居浜出身の方ですので、そういった有名な方との今後の連携みたいなところは何か考えておられないのでしょうか。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員さんの再質問にお答えいたします。
先ほどお話のあった天空の音楽祭の件に引き続きまして、30分ですぐ売れたということで非常に好評であったこともございますし、石丸幹二さんは新居浜市御出身ということもございますので、5日、別子山東平で公演をした後、6日にあかがねのほうでもう一度同じような公演をやっていただくということで話がまとまりましたので、そういうことでチケットももう発売になっとんじゃないかと思いますので、東平のほうに行けなかった方はぜひ6日のあかがねミュージアムのほうにお越しいただきたいなと、こんなふうに思っております。