議員氏名
永易英寿
本会議年
令和元年
定例会月
9月
内容
(質問)
○次に、市民文化センターについてお伺いいたします。
8月18日に市民文化センターで瀬戸フィルふれあいコンサートが開催されました。新居浜コンサート協会主催、新居浜市教育委員会共催のコンサートで、赤ちゃんから大人までみんなおいでよというコンセプトのもと、途中で赤ちゃんが泣いても楽団の皆様も観客の皆様も温かく見守り、会場が一つとなったコンサートでした。幼少のころからコンサートに親しめる貴重なコンサートだと思います。文化の薫るまち新居浜として、今後もこのようなすばらしい催しを期待しております。
会場は満員で立ち見もありましたが、建てかえをされる場合、会場の集客数などは何席規模のホールにされるのでしょうか。
文化センターは昭和37年に建設され、57年が経過しています。昨年度の利用状況は、本館の大ホールの利用者数は利用回数312回、5万4,933人の方が利用されております。別館の中ホールは利用回数260回、3万950人の利用、小、中、大の会議室では、合わせると2,210回の利用で3万9,947人の方々が利用されています。文化センターは多くの市民の方々が利用されている施設でありますので、建てかえをする場所等によっては将来的に土地不動産価値の下落を招きかねず、校区のまちづくりのあり方が問われ、校区単位での人口流出にも大きな影響を与え、小学校などの存続問題にもなりかねません。市民文化センターの建てかえをいかにお考えでしょうか。
建てかえをする場合は、現在の場所で建てかえするのか、もしくは他の候補地も選定しているかなど、現況をお聞かせください。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 公共施設の計画的改築、整備についてお答えをいたします。
公共施設の新設、再編につきましては、永易議員さん御指摘のとおり、人口減少や少子高齢化がさらに進展した新居浜市の将来像を見据え、それに見合った施設規模や用途、建設場所等について総合的に検討する必要があると認識をいたしております。
そのため、公共施設の長寿命化や新設、再編に当たっての基本方針として、平成23年度に新居浜市アセットマネジメント推進基本方針を、平成30年度に新居浜市公共施設再編計画を、本年4月には新居浜市立地適正化計画をそれぞれ策定しており、市庁舎につきましてもそれらの計画に基づき方針を決定したいと考えております。
また、新居浜市アセットマネジメント推進基本方針では、公共施設の目標使用年数を65年と設定いたしておりますことから、市民文化センターにつきましては残り9年、市庁舎につきましては残り26年使用することを一定の目標としておりますが、これらの大型公共施設につきましては多額な更新費用が必要となりますことから、更新費用の負担が過度に集中することがないよう、それぞれの更新時期につきまして、あわせて検討してまいります。
(教育委員会事務局長答弁)
○次に、市民文化センターについてでございます。
市民文化センターの整備方針につきましては、次期長期総合計画におきまして明確な位置づけが必要となりますことから、令和2年度までに方針決定を行うこととしており、現在、庁内協議を行っているところでございます。
したがいまして、現段階では建てかえの方針、建てかえをする場合の会場の規模、場所につきましても決定いたしておりません。
なお、文化ホールは、平成31年4月に策定した新居浜市立地適正化計画におきまして、居住者の共同の福祉や利便性の向上を図るために必要な施設であって、都市機能の増進に著しく寄与する施設として、都市機能誘導区域のうち、一宮・繁本町・昭和通り周辺地区及び新居浜駅周辺地区の2地区が位置づけられておりますことから、立地適正化計画を踏まえた上で整備方針の検討を進めてまいりたいと考えております。