議員氏名
永易英寿
本会議年
令和元年
定例会月
9月
内容
(質問)
○次に、学校給食センターについてお伺いいたします。
平成26年3月にセンター方式での整備が必要との新居浜市学校給食検討委員会からの答申を受け、平成29年度に新居浜市学校給食施設整備基本計画が策定されました。平成30年度から用地選定などを行っていることと思います。基本計画では、学校給食施設は川西、川東、上部の3地区に1カ所ずつ共同調理場、センターを設置するとし、上部地区は現学校給食センターにて対応するため、新たに建設が必要な施設は、川西地区、(仮称)西部学校給食センター、川東地区、(仮称)東部学校給食センターの2カ所となっております。新たに2つの共同調理場を整備することとし、1施設目は4年目の供用開始としております。計画書の事業スケジュールには、用地選定に1年、基本設計が2年目、3年目が実施設計、それから建設して、4年目から供用開始、2施設目は2年おくれで6年目に配送開始となっております。スピード感を持った対応が迫られますが、現在の計画の進捗状況はいかがでしょうか。国の学校施設整備事業の補助金の申請や獲得等状況も踏まえて御所見をお伺いいたします。
大阪府交野市では、学校給食センターができたことを機に、学校給食・夏休み親子料理教室を3日間、学校給食センターにおいて開催しています。この料理教室は7回目を迎え、子供たちが保護者と一緒につくる料理に喜びを感じ、給食への理解を深め、食や健康について考えてもらうことを目的に始め、人気行事となっているとのことですが、食育の中心となるような施設としてどのようにお考えでしょうか。
次に、想定食数は上部地区の現学校給食センターが3,400食、新たに建設される川西地区の(仮称)西部学校給食センターが3,300食、川東地区の(仮称)東部学校給食センターが3,200食であります。今後は、児童生徒数の減少も見込まれます。将来的に児童生徒数が減ったときなどは高校給食や高齢者へのサービス提供も含めたサービスを行っている市町もあります。今月2日から、県内の松山北高中島分校では、小中学校の生徒減少で余剰能力があることから、松山市中島学校給食共同調理場からの給食提供を始めました。給食を提供する高校がふえているようですが、新居浜市における先の見通しはいかがでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 学校給食センターについてお答えいたします。
現在の進捗状況につきましては、建設用地として複数の候補地を比較検討している中で、土地の権利関係や都市計画法等の関係法令の規制等の諸問題によりまして候補地の選定に難航しており、補助金の申請等には至っておりません。
今後におきましても、学校給食施設整備基本計画に沿いまして、安心・安全な給食の提供を基本に、児童生徒に必要な食育の推進が図られ、建設費用や維持管理費等の財政負担も重くならないよう考慮した上で、可能な限り早急に整備を行いたいと考えております。
次に、食育の中心となるような施設として学校給食センターをどのように考えるかについてでございます。
現状では、学校給食センターにおいて料理教室等を開催することは諸条件から難しいものと考えておりますが、今後の食育の推進につきましては、給食センターの栄養教職員が各学校への巡回指導を行い、学校と連携しながら調理実習への支援や給食指導、関連教科の指導、支援に努めてまいりたいと考えております。
また、児童生徒が給食センターにおける実際の調理作業を見学し、調理従事者との触れ合いを通じて給食に対する理解を深めてもらうなど、食育推進の拠点施設としての機能を充実させてまいります。
次に、給食を提供する高校がふえている中で、新居浜市における今後の見通しについてでございます。
現段階では、学校給食施設整備基本計画に沿った学校給食センターの整備に取り組んでいるため、新居浜特別支援学校本校及び川西分校以外への給食提供は難しいものと考えております。
(再質問)
○学校給食センターについてお伺いいたします。
用地選定を今現在行っているということですが、計画書には川東を建てて、川西をスタートするみたいな計画書であったと思いますが、今現状であれば、例えば川西と川東両方の用地選定を行っておるとは思いますが、先に用地が見つかったほうから取り組むということでしょうか。もしくは、川東を見つけた後、川西のほうに取り組むということでしょうか。その辺をお伺いいたします。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 永易英寿議員さんの再質問にお答えをいたします。
学校給食センターの用地選定についてどのように取り組んでいくかということであるかと思います。
現在、用地選定につきましては、市内の用地を当たっているところでございますけれども、先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、諸問題がございまして、土地の取得に相当時間がかかることが予想されております。鋭意努力をして、土地の選定に当たっていきたいと考えているところでございます。