議員氏名
永易英寿
本会議年
令和元年
定例会月
9月
内容
(質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 次に、小中学校の運動会についてお伺いいたします。
全国的に子供のけがが相次ぎ、問題となっている運動会の組体操について、松山市教育委員会は2学期以降、市内の小中学校で廃止することを決定しました。松山市では、平成27年から昨年までの4年間で組体操が原因で48人がけがをし、このうち11人が骨折しています。松山市では、児童生徒の安全性を最優先に考え、県内20市町の公立学校一律で取りやめるのは松山市が初めてということです。四つんばいになって重なるピラミッド、肩を組んだ人の上に立つタワーなどの種目で事故が多発しています。
全国で年間8,000件を超す事故が起きている組体操の取り扱いについて、スポーツ庁が平成28年に対応方針を全国の教育委員会などに通知しましたが、これらを受けて全面禁止にする市町、あるいは危険性の高い種目のみ禁止する市町、あるいはピラミッドやタワーなどの上限を示した段数制限をする市町などに分かれますが、新居浜市の対応と、組体操など運動会の種目によるけがの状況をお聞かせください。
また、ことしの運動会は、5月開催にもかかわらず7月並みの気温になり、また光化学スモッグ注意報にも悩まされました。当日のプログラムを変更し、時間を短縮するなど、各校対応に追われましたが、熱中症による救急搬送などはあったのでしょうか。
また、児童生徒の健康管理、安全対策についてはどのように取り組まれておられますか。
また、ミスト扇風機の導入についてお伺いいたします。
小中学校の運動会や体育の時間にミスト扇風機の設置導入を検討されてはいかがでしょうか。熱中症対策にも効果があり、仮に学校が避難所として開設された場合でも使用することができ、用途が多岐にわたり、効果が見込まれると思いますが、いかがでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 小中学校の運動会についてお答えいたします。
まず、組体操への対応といたしましては、高学年になると組体操ができることを楽しみにしている児童や保護者もおり、実施している学校もございます。
しかし、その際は安全性が確保できるよう、教員による補助の人数やマットの使用など、十分な配慮をするよう、実施する小学校に指示いたしました。
本年5月に実施された小学校の運動会においては、組体操を含め、他の種目においても、当日及び練習期間中に大きなけがの報告はありませんでした。
次に、本年度、熱中症による救急搬送などにつきましては報告を受けておりません。
また、児童生徒の健康管理、安全対策につきましては、本年9月4日付で公立幼稚園と小中学校に熱中症事故の防止について通知し、水分補給や休憩時間の確保など体調管理に努め、事故防止の徹底を図るよう依頼したところでございます。
次に、ミスト扇風機の設置導入につきましては、全ての小中学校にミストシャワーを設置し、現在活用しております。これは災害時にも利用可能なため、現段階ではミスト扇風機の導入は考えておりません。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 組体操とかは私も非常に好きな種目でありましたし、クラスの一体感が生まれる種目だと思いますが、新居浜市としては今後も継続していくというお考えでよろしいんでしょうか。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 永易英寿議員さんの再質問にお答えをいたします。
新居浜市として今後も組体操を継続していくかという御質問であったかと思います。
今後も十分に安全性に配慮し、指導をしながら、可能な範囲で組体操を各学校の判断において継続してまいる考えでございます。