議員氏名
永易英寿
本会議年
令和3年
定例会月
6月
内容
(質問)
○17番(永易英寿)(登壇) おはようございます。
自民クラブ永易英寿です。通告に従い、質問させていただきます。
新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いいたします。
まずは、新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、罹患された方、御不安な日々やストレスを感じながら過ごされている方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、連日、最前線で対応しておられる医療・福祉関係者の皆様、関連職務に携わる全ての皆様に心より感謝申し上げます。
新居浜市におきましても、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、石川市長を先頭に、職員の皆様も日夜対策に尽力しておられます。新居浜市での新型コロナウイルスワクチン接種については、75歳以上を対象にした接種の電話予約が4月26日から始まり、当初は電話予約がつながりにくく、市民の皆様に御迷惑をおかけした時期もありました。市議会としても、石川市長にワクチン接種が迅速かつ円滑に、そして着実に進むよう、必要な措置を講ずるよう要望書を提出した経緯もありましたが、5月10日には県内初高齢者ワクチン接種を行い、5月29日からは集団接種も始まり、県内市町の中でも順調に推移しております。
本市における現在の状況をお伺いします。
今後の接種のスケジュール、そして国が求める7月末までに高齢者のワクチン接種は完了するのか、通院できずに移動も困難な在宅患者さんの対応についてなどはいかがされるのでしょうか。
また、新居浜市は、新型コロナウイルス感染症対策として、本部を設置し、経済対策を行う経済対策グループ、感染予防対策を行う感染予防グループ、ワクチン接種を担当するワクチン接種推進グループで各種事業に取り組んでおられます。その各グループの現況の課題や取組状況、今後の対応や支援の方針についてお伺いいたします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 永易議員さんの御質問にお答えをいたします。
新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。
4月に入ってからの本市の感染状況は、人口10万人当たりの感染者数は、松山市を超える状況が続き、危機的状況に直面しておりましたことから、市民の皆様に不要不急の外出を自粛し、人との接触を可能な限り避け、感染回避を最優先にした行動をお願いするなど、徹底した取組を実施いたしました。市民の皆様には、大変御不便な思いをおかけいたしましたが、本市を含む県内全域において、一時期の感染拡大から落ち着きを取り戻し、医療機関の状況も改善しつつあります。しかしながら、全国的には、変異株の感染拡大は収まっておらず、引き続き気を緩めることなく、感染防止対策に取り組むとともに、新型コロナウイルスの感染収束の切り札と言われるワクチン接種を推進していくことが、最重要課題であると認識をしております。
5月10日に開始いたしました一般高齢者への接種につきましては、現在順調に推移しており、7月末までに接種が完了する見込みでございます。6月13日現在、高齢者施設の入所者を含め、1回目の接種を受けた方が1万6,113人、65歳以上の高齢者に占める接種率が42.3%と県内でも速いペースで接種が進んでいると認識をいたしております。
予約開始当初には、予約の電話がつながりにくく、市民の皆様に御迷惑をおかけいたしましたが、現在はウェブ予約も定着し、毎週末には集団接種も実施いたしておりますことから、スムーズにワクチン接種が進んでいる状況でございます。
通院や移動が困難な在宅患者さんへのワクチン接種につきましては、かかりつけ医が往診した際の接種という方法が設定されておりますことから、かかりつけ医に御相談いただきますようお願いいたしております。
今後のスケジュールにつきましては、先般、国において希望する方の接種を10月から11月までに完了するという目標が示されましたので、来年2月末までの接種計画を見直しし、新居浜市医師会、愛媛県等の御協力を仰ぎながら、今年11月末までの接種完了を目指して、チーム新居浜でワクチン接種の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
具体的な御案内の時期といたしましては、ワクチンの確保が順調である前提において、7月上旬には次の優先順位である基礎疾患を有する方や60歳から64歳の方等に接種券を発送した後、50歳代には7月中旬、40歳代には8月上旬、30歳代は8月下旬、20歳代以下には9月中旬以降の接種券発送の予定で準備を進めており、早期の接種完了に向けて、積極的に取り組んでまいります。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 感染症対策本部各グループの現況や課題、取組状況についてお答えいたします。
まず、感染予防グループにつきましては、愛媛県と連携を図りながら、マスクや手指消毒用アルコールの調達、病院や高齢者施設との連絡調整、分配などを行うとともに、市民の皆様への感染拡大防止の啓発や広報活動に努めております。
次に、ワクチン接種推進グループにつきましては、現在、65歳以上の高齢者のワクチン接種が7月末までに完了するめどがつきましたので、ワクチン接種の優先順位や年代順により接種券をお送りする準備を行っているところです。
課題といたしましては、12歳以上の接種や職域接種など、国の施策に応じた実施が求められており、今後も引き続き愛媛県や新居浜市医師会等関係各位の御協力を得ながら、着実なワクチン接種を進め、市民の生命、健康を守るという市の責務を果たしてまいりたいと考えております。
(経済部長答弁)
○経済部長(宮崎司)(登壇) 経済対策グループの現況の課題や取組状況、今後の対応や支援の方針についてお答えいたします。
まず、現況の課題と取組状況についてでございます。
3月下旬から愛媛県内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加傾向にあったため、それに対応する経済対策といたしまして、営業時間短縮等協力金事業を、また感染症対策等と両立を図りながら、経済活動を行うための事業といたしまして、プレミアム付き地域商品券発行事業、新ビジネスチャレンジ支援事業補助金を実施しております。
まず、営業時間短縮等協力金事業につきましては、愛媛県からの新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく営業時間短縮等要請に協力していただいた酒類を提供する市内の飲食店に対する協力金の申請受付を5月20日から開始いたしております。受付件数は、6月14日現在、延べ560件で、このうち401件分、2億350万円の給付が完了いたしております。
次に、プレミアム付き地域商品券発行事業につきましては、6月14日から販売を開始いたしております。本事業の実施に当たりましては、取扱店舗として登録していただいた店舗に対し、感染症対策の促進費用として、1店舗当たり10万円の感染症対策給付金を交付する取組も併せて進めており、感染症拡大防止対策の徹底が図られた上で実施することといたしております。
次に、新ビジネスチャレンジ支援事業補助金につきましては、6月1日から申請受付を開始いたしました。既に申請額が予算に達したため、現在は公募を締め切っておりますが、社会経済環境の変化に対応した新たなビジネスモデルの構築を目指す市内小規模事業者の取組を支援してまいります。3月下旬から愛媛県内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加傾向にあったため、感染症拡大のリスクとなる可能性のある一部の事業につきましては、開始時期を変更いたしたものもございましたが、今後、これらの支援施策については、状況等を踏まえた上で、着実に実施してまいります。
最後に、今後の対応や支援の方針についてでございます。
現在、愛媛県との連携事業であります新居浜市えひめ版応援金につきましては、6月18日から申請受付開始を予定いたしており、現在、準備を進めているところでございます。本事業につきましては、県、市連携事業として、令和3年1月から5月の売上げが前年、または前々年の同月と比較して30%以上減少している市内事業者に対し、法人20万円、個人事業主10万円を給付することといたしております。加えて、新居浜市独自枠として、県、市連携事業の対象事業者のうち、主たる事業が日常的に飲食店と取引のある個人事業者に対し、10万円を上乗せして給付することといたしております。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 日々刻々と変化する状況でありますが、引き続き危機意識高く、先手先手の御対応をお願い申し上げます。