議員氏名
永易英寿
本会議年
令和4年
定例会月
2月
内容
(質問)
○ 次に、中心商店街の活性化についてお伺いします。
銅夢キッチンを中心とした中心商店街の活性化についてお聞きいたします。
新居浜市中心部の商店街活性化の切り札として、昨年3月下旬にオープンした産直市場銅夢キッチンの運営が窮地であり、これまで盛況だったのはオープン直後とイベント開催時のみであり、オープン以来3月から6月までの1日当たりの来客数は目標800人を下回る約500人、7月から11月までは目標500人に対し300人から350人と厳しい入り込み客数になっていると昨年12月20日の愛媛新聞の報道を拝見いたしました。私も幾度となく買物に訪れていますが、少し閑散とした状況に寂しさを感じるとともに経営を心配しておりました。
利用者数が伸び悩み、入居テナントの半数は退去し、早急な立て直しが必要となっているという記事の内容でした。イベントの開催時は盛況ということですが、現在中心商店街で開催されているイベントは、どのような事業があるのか教えてください。
平成29年に実施された新居浜みらい会議において、市民代表のママチームが、商店街でフィールドワークを行い、ストリート絵本ライブラリーというアイデアが生まれましたが、これは検討、実現化、継続されているのでしょうか。雨天時でもアーケードがあるためイベントが開催でき、車が通らない安全な場所であるということに着眼したアイデアです。商店街の空き店舗は、全国共通の課題となっておりますが、活性化モデル商店街の先進事例を見てみますと、ストリートパフォーマンスによる魅力づくり、ストリートピアノの設置、商店街活性化を目的としたストライダー競争イベントなどがあります。駅前では、令和2年11月には、Hello!NEW新居浜チャレンジ推進事業おさんぽ道の公園in駅前シンボルロードが開催され、歩行者天国で青空事業やマルシェの出店があり盛況でしたが、この事業を商店街で継続するなど取り組まれてはいかがでしょうか。
令和2年2月議会で、山本健十郎議員が議会質問された際、銅夢市場が企業として成り立たない場合、市の補助金については国に準じて返還、また無償譲渡の建物については更地で返還するよう協定しているということでした。市が引き続き支援を行い、経営不振に陥らないようにしたいという御答弁でしたが、今後の具体的な支援の内容をお聞かせください。
株式会社銅夢市場の自助努力はさることながら、新居浜市として銅夢キッチンも含めた中心商店街エリアの活性化策が不可欠です。
新居浜市第六次長期総合計画の現況と課題の中にも、日常的なにぎわいを創出するための活性化策が求められていますとあります。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、新規事業実施等は行いにくい現況だとは思いますが、現在または今後に向けてお考えの活性化策がありましたらお聞かせください。
(経済部長答弁)
○経済部長(宮崎司)(登壇) 中心商店街の活性化についてお答えいたします。
まず、銅夢キッチンを中心とした中心商店街の活性化についてでございます。
イベント事業につきましては、現在、新居浜市中心部の商店街では、百縁笑点街&さんさん産直市が毎月末開催されております。これ以外に、新型コロナウイルス感染症の影響により中止や延期になりましたが、毎年夏に開催されているにいはま夏まつりや冬に開催されているはまさい等がございます。
次に、新居浜みらい会議での御提案についてでございます。
新居浜みらい会議での御提案につきましては、実現に向け、平成30年度、令和元年度にHello!NEWチャレンジプログラムとして団体、企業から広く事業募集を行いましたが、ストリート絵本ライブラリーにつきましては提案がなく、実現に至っておりません。
次に、おさんぽ道の公園in駅前シンボルロードの商店街での取組についてでございます。
こうしたイベントは、地元事業者の連携促進や地域のにぎわいの創出につながるものと考えており、商店街活性化に向けた取組の一つとして商店街等と情報共有してまいります。
次に、銅夢市場に対する今後の具体的な支援についてでございます。
中小企業の経営安定化に向けた支援につきましては、これまでも関係機関等とも連携し、市のみならず、国、県等の支援策の活用等も含めた支援に努めており、銅夢市場につきましても、同社からの御相談等も踏まえ、必要な支援策を講じてまいります。
次に、現在、または今後に向けて考える活性化策についてでございます。
少子高齢化の進展など社会環境が変化する中、商店街の位置づけは、これまでの買物の場から生活を支える場への変革が求められている面もございます。
その中で、商店街活性化につきましては、商店街が持つ強みや特徴、そして地域住民等のニーズ等も踏まえ、地域に必要とされる商店街の在り方を考えていくことが肝要だと感じております。そのため、まずは商店街自身において、自らの方向性を整理することが重要であると考えており、本市といたしましては、それらを踏まえた上で、商工会議所、商店街連盟と共に構成するまちづくり協議会等で今後の商店街活性化の方針について協議を重ねてまいりたいと考えております。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 銅夢キッチンに関しては、現在も非常に厳しい状況に変わりはないと思うんですが、先手先手で行政も会議を重ねて提案型でぜひ前向きに取組を期待しております。よろしくお願いいたします。