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7 誰一人取り残さないまちづくりについて/ (1) 少年非行への対策と支援

印刷用ページを表示する 更新日:2022年11月29日更新
<外部リンク>

議員氏名

永易英寿

本会議年

令和4年

定例会月

9月

内容

(質問)
○次に、誰一人取り残さないまちづくりについてお伺いいたします。
 新居浜市は、愛媛県内では松山市、西条市に次いで3例目にSDGs、持続可能な開発目標の達成に向け優れた取組を行う自治体として、令和4年5月20日、国からSDGs未来都市に選定されています。SDGsの誰一人取り残さないという理念は、本市の長期総合計画に掲げる将来都市像-豊かな心で幸せつむぐ-人が輝くあかがねのまちにいはまと目指す方向は一致しています。その誰一人取り残さないという理念で、子供を取り巻く環境に関してもより具体的に仕組み、制度として適切な環境整備をしていかなければならないと思いますが、御所見をお伺いいたします。
 まず、少年非行への対策と支援についてお伺いいたします。
 新居浜市の少年非行は、令和元年から令和3年度まで、県内の市町別に見た少年人口1,000人当たりで3年連続ワースト1位でした。このような大変厳しい状況を踏まえて、新居浜市長、または教育長としての所感、また市としての対策をお伺いいたします。
 また、新居浜市内の少年非行の補導件数や内訳、その背景、要因の分析についてはどのように行って対策を講じているのでしょうか。従前からの地域コミュニティーの希薄化に加え、コロナ禍による日常ストレスの増加や地域行事の減少、またICTの進化によるコミュニケーション手法の多様化など、子供を取り巻く環境は目まぐるしく複雑多様化しております。この状況を対策なし、支援なしでは見過ごすわけにはいきません。市行政として、家庭、学校、地域と連携して、一人一人と向き合い、児童生徒の非行防止、更生を図っていける時期は限られています。幾ら連携といっても、高校生からは県行政で、市行政の介入、関わりが薄くなります。切れ目なく支援、サポートできる体制が必要ですが、現況の対応状況をお聞かせください。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 誰一人取り残さないまちづくりについてお答えいたします。
 まず、少年非行への対策と支援についてでございます。
 新居浜警察署管内で令和3年中に刑法犯で検挙、補導された少年は49人で、警察署別では、県下で2番目に多く、少年人口1,000人比では、新居浜市が最も多い状況でございます。次世代を担う青少年の育成は、我々大人に課せられた責務であり、行政、警察、学校、地域、関係団体等がそれぞれの役割を果たしつつ、相互に協力しながら、一体となった非行防止の取組を進めることが何よりも大切であると考えております。
 刑法犯少年等の罪種別状況では、窃盗が49人中28人で最も多く、窃盗のうち、54%を万引きが占めております。万引きをはじめとする初発型非行は、手口や動機が比較的単純で、少年非行の入り口と言われており、繰り返せば大きな犯罪につながるおそれがありますことから、早期発見、早期補導が重要となってまいります。青少年センターでは、街頭補導実施計画を作成し、少年補導委員による街頭補導を実施しておりますが、令和3年度で延べ471回、2,095人の方に従事していただいております。関係機関や団体と連携したきめ細やかな思いやりのある愛の一声による街頭補導を実施することで、青少年の健全育成、非行防止に努めてまいります。
 また、市内高等学校生徒指導主事、新居浜警察署、新居浜市教育委員会、補導関係機関関係者等による新居浜市内県立学校生徒指導連絡協議会において定期的に情報交換を行い、非行防止対策等を協議検討しておりますが、今後も引き続き関係機関と協力して、あらゆる機会を通じ、切れ目ない支援サポートの充実に向けて一層の連携を図ってまいります。