ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 新居浜市議会 > 9 家庭ごみの一部有料化について

本文

9 家庭ごみの一部有料化について

印刷用ページを表示する 更新日:2022年11月29日更新
<外部リンク>

議員氏名

永易英寿

本会議年

令和4年

定例会月

9月

内容

(質問)
○次に、家庭ごみの一部有料化についてお伺いいたします。
 来月10月1日から家庭ごみの処理の一部が有料になります。有料化導入の目的としては、ごみの減量化、資源化の促進とともに、費用負担の公平性が挙げられるかと思います。
 一方で、家庭ごみ有料化は、市民に新たな金銭的負担を求める施策であるため、手数料収入の使途については、適切な使途を定めるとともに、情報を公開することが必要であり、また手数料収入が有効に活用され、市民の理解が得られる使い道を検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
 次に、有料化に当たっては、家庭ごみの一部有料化及び事業ごみの手数料変更計画案に関する意見募集を行い、結果については公表もされておりますが、その中で不法投棄が増えるのではないかという懸念や剪定くずについてはどうなるのかという懸念が多かったように見受けられます。御意見の中で、庭木などの剪定くずを30センチメートル以下に切ることは、高齢者にはできないという切実なものがございました。新居浜市のごみ分別事典では、剪定くずは自己搬入に区分され、長さ30センチメートルから150センチメートル、直径1センチメートルから25センチメートルとあり、これ以下の場合は燃やすごみで出せるとなっております。他市では、50センチメートル以下の剪定くずを燃やすごみとして出せる自治体が少なくありませんし、市民の方から剪定そのものをやめ、荒れ放題になっていくケースが増えることが懸念されるとのお声も届いております。現在の剪定くずの排出ルールを見直す必要があるのではないでしょうか。
 ほかにも他市におかれましては、50センチメートル以上が粗大ごみですなどという自治体も少なくありません。新居浜市で大型ごみは30センチメートルを超え、180センチメートル以下の物とされていますが、この基準を見直すお考えはありますでしょうか。例えば、50センチメートルを超える物を大型ごみと位置づければ、ごみステーションで回収できる物が増え、市民の清掃センターへの搬入が減るのではないでしょうか。
 初めに申し上げたとおり、今回の有料化は、市民の方に負担を求めることとなりますので、他市に倣って収集方法を改善するなど、事業を推進しながら、必要に応じて臨機応変に対応していただくことを要望いたしますが、いかがでしょうか。
 最後に、地域の環境美化のため、河川敷や道路の草刈り、地域の公園や空き地の剪定をされておられるボランティアの方々がおられますが、10月1日から一部有料化により、これらのボランティアの方々への対応は、どのようになさるのでしょうか。自治会活動ではなく、個人や数人のグループで地域の環境美化活動に取り組んでいる方への配慮が必要であると考えておりますが、市民の方々が自主的に無償ボランティアで実施される環境美化活動についての支援は、いかにお考えでしょうか、お聞かせください。
(市民環境部環境エネルギー局長答弁)
○市民環境部環境エネルギー局長(松木伸)(登壇) 家庭ごみの一部有料化についてお答えします。
 まず、手数料収入の使い道についてでございます。
 家庭ごみの一部有料化に伴う手数料収入は、ごみ処理経費に充てることが原則と考えており、本年度は有料化推進に要する費用とごみ処理施設の維持管理費用に充当することとしております。
 また、手数料収入の状況とその使い道については、市民の皆さんに周知し、理解を得ることが重要であるため、毎年公表しているごみ処理状況やごみ処理経費に加え、今後はごみ処理手数料など、収入やその使い道についても広く市民の皆様に周知し、御理解をいただけるよう努めてまいります。
 次に、大型ごみの基準見直しについてでございます。
 大型ごみとステーション収集する一般ごみの大きさの区分は、効率的で安定した収集運搬及び処分の観点で古くから運用しており、定着しておりますことから、現在、これを前提とした収集運搬、処分の体制を構築しているものでございます。このため、50センチメートルを超える物を大型ごみに位置づけることにつきましては、収集体制の再構築や施設の改修などの調整が必要となり、直ちに見直しを行うことは困難と考えております。しかしながら、時代の要請に応じた処理体制の見直しは必要と考えており、今後他市の事例調査を進め、3R推進の観点も踏まえつつ、剪定くずの収集方法も含め、適正でよりよい家庭ごみの処理体制が構築できるよう検討してまいります。
 次に、環境美化への支援についてでございます。
 今回実施しようとする家庭ごみの一部有料化は、原則生活系ごみの全てに対し、排出者に手数料を負担いただくことにより、ごみの減量化を図ろうとするものでございますが、排出責任を問えない場合もあり、また地域の清掃や公共的活動を阻害する場合もあると考えております。
 このようなことから、市民の方がボランティアで道路、河川、海岸、公園等の公共施設の清掃や剪定等を実施いただく場合、また自治会活動で排出されるごみにつきましては、有料化実施後も処理手数料の免除をすることとしております。
 また、公共施設の清掃奉仕活動に対しましては、ボランティア清掃用ごみ袋の提供や状況に応じましては、市パトロール車での回収等の支援も行っており、今後におきましても、衛生的な住みよいまちづくりのため、市民の皆様の環境美化活動について支援を継続してまいります。
(再質問)
○17番(永易英寿)(登壇) 各種御答弁ありがとうございます。自民クラブといたしましても、石川市長と共に、豊かな心で幸せつむぐ、人が輝くあかがねのまちにいはまに向けて、実現に向けて取り組んでいきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。