絢爛豪華、勇壮華麗な男祭り
◆新居浜太鼓祭り
四国三大祭りの一つに数えられる新居浜太鼓祭り。その起源は、古く平安時代あるいは鎌倉時代まで遡るともいわれています。神輿に供奉する山車の一種で、信仰を対象とした神輿渡御の際、その列に参加して厳かに供奉し、豊年の秋を感謝して氏神に奉納していたものです。幕末から明治時代初期の太鼓台は、現在の子供太鼓台くらいの大きさしかなく、飾り幕も薄めで天幕も現在のような膨らみを持ちませんでしたが、別子銅山により産業が起こり、地域経済が発展するにつれて、太鼓台を所有する地域同士の対抗意識の高まりもあり、明治中期以降から急速に大型化し、明治中期から昭和時代初期には現在と同じくらいの大きさになり、飾り幕は縫いの発達とともに豪華に、また天幕も膨らみを持ったものをつけるようになりました。
◆太鼓祭りのみどころ、"かきくらべ"
新居浜市内には現在54台の太鼓台があります。1台重さ約3トン、高さ5.5m、長さ12mという巨大な山車である太鼓台の4本の棒(かき棒といいます。)には、最大150人余りの男衆(かき夫といいます)がつき、太鼓台から打ち鳴らされる腹に響く太鼓の音、かき棒にまたがり太鼓台の運行を仕切る4人の指揮者の笛、揃いの法被に身をつつんだ男衆達のかけ声によって市内を練り歩きます。
太鼓祭り最大の見どころである「かきくらべ」では、複数の太鼓台が一箇所に集まり、練り歩く際に取り付けていたタイヤをはずし、かき夫の力だけで動かします。
男衆を鼓舞するように太鼓が早打ちされ、太鼓に乗った指揮者の絶妙な指示で、太鼓台を肩にかつぎ上げ、さらに「差し上げ」と呼ばれる両手を伸ばして持ち上げる様を競い合う、まさしく男衆の力比べ、技比べです。
この男衆の祭りにかける情熱が観衆にも呼応し、人波に押され、祭りは正に最高潮に達します。「かきくらべ」は、祭り期間中、市内各所で繰り広げられています。
◆太鼓台の実物展示
JR新居浜駅前の新居浜市総合文化施設(あかがねミュージアム)内「太鼓台ミュージアム」には、太鼓台の実物が展示されています。市内各地区で実際に運行されている太鼓台を約2ヶ月ごとに入れ替え、その太鼓台の特徴や活動の状況の写真、ハッピ、のぼりなども併せて展示し、紹介しています。
◆太鼓祭り運行予定など
こちら(運輸観光課HP内)をご確認ください。
◆一宮の杜ミュージアム (主催:一宮の杜ミュージアム実行委員会)
一宮神社の参道で繰り広げられる迫力あるかきくらべを有料の桟敷席から間近に見ることができます。
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