森にこだわり、森を育てて・・・住友の植林事業ゆかりの地
住友家別子支配人伊庭貞剛(のち第2代総理事)が明治27年(1894)から実施した「大造林計画」100周年を記念して、住友林業が平成5年(1993)に愛媛県別子山村(当時)中七番の地に開設した施設です。
400年に及ぶ住友グループの発展の礎となったのは、元禄4年(1691年)に開坑した別子銅山ですが、本施設のある新居浜市別子山中七番は、この銅山事業を支える森林造成のため、明治15年(1882年)に苗木栽培所が設立された住友の植林事業ゆかりの地です。その後本格的な植林事業が「大造林計画」に基づいて実施され、永続的に植林と再生産を繰り返す「保続林業」の理念へ発展していきました。
現在は、この地で森林の生態系をめぐる動植物や微生物、そして土、水、大気などの諸機能について考え、現代社会が求めるサスティナブル(持続可能)な森林管理をめざす「住友の森エコシステム」をテーマに森林整備が行われています。広さ1,890ヘクタールの中には、記念広場、フォレスターハウス、実験林などがあります。
◆観光一口メモ
フォレスターハウスという名称は、住友の森づくりに力を注いだ先人の偉業をたたえ、<木を植えた人々=森林技術者>にちなみ名付けられました。

住友の森エコシステム(対象面積1,890ha)
◆フォレスターハウスと記念広場(10ha)
館内は、住友林業四国社有林の姿を紹介する「住友の森ギャラリー」、山林事業や森林管理に関する情報や技術を紹介する「持続可能な森づくり」、住友の山林事業の成り立ちや住友林業の現在の環境活動を活動などを紹介する「住友林業の環境保全活動」、フォレスターハウス周辺の自然を紹介する「フォレスターハウスの自然観察」の4ゾーンで構成され、パネルや模型で分かりやすく紹介しています。
また、広い庭園には、珍しい季節の花が自然状態で咲いています。「フォレスターハウス」と「記念広場」は一般の方々に無料で公開されています。
◆中七番エリア(1,467ha)
森林育成技術、天然林の保全など、林業経営を通じて多様な森林環境機能を高める実験林です。
◆筏津エリア(99ha)
適正な保育管理による森林の木材生産機能美を追求する実験林、ヒノキ天然更新実験林です。
◆旧別子メモリアルゾーン(314ha)
旧別子銅山の遺跡を保存する一方、復旧造林によって蘇った森林保全の姿を紹介します。
環境問題の先駆者・伊庭貞剛
日本を代表する鉱山であった別子は、多年に及ぶ森林の乱伐と製錬の煙害から明治中期には一木一草も生えない山肌となり、自然災害もしばしば起こしていました。
明治27年に別子鉱山支配人として着任した伊庭貞剛は、この荒廃した山容に接して、「別子全山を旧(もと)のあおあおとした姿にしてこれを大自然にかえさなければならない」(自伝「幽翁」より)と強く心に決め、年間100万本、多い年には250万本の植林事業を進めました。
また、煙害問題の解決を図るために、新居浜沖20kmの四阪島へ製錬所の移転を決めるなど、我が国の環境対策の草分け的人物です。
平成13年には、フォレスターハウスには、伊庭貞剛没後75周年を記念し、その偉業に感謝し、徳を敬慕する顕彰の石碑が建立されました。

所在地 〒799-0650 新居浜市別子山555-70 
営業時間 10:00~16:00
定休日 月曜・火曜 (12月~2月冬期休館)
料金 無料
駐車場 有り (15台)
交通  
TEL/FAX 0897-64-2019
公式ウェブサイトURL -
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