第3回 認知症講演会 「身近な人が認知症になったなら」
たくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。
【日時】令和2年11月1日(日曜日)13時30分~15時30分
【場所】新居浜ウィメンズプラザ 3階 多目的ホール
【参加者】138名(関係者含む)
【身近な人が認知症になったなら】
第1部(基調講演)
「耳を傾ける
~認知症の基礎知識と接し方について~」
講師 田中 加代 氏(愛媛県認知症介護指導者)
第2部(基調講演)
「悩みながら、自分なりの介護をみつけるまでに」
講師 齋藤 ミヤ氏(傾聴ボランティア顧問)
第1部 「耳を傾ける~認知症の基礎知識と接し方について~」
具体的なエピソードやイラストを交えつつ、認知症の方の感覚について参加者全員で考えました。
認知症の基礎知識と合わせ、認知症当事者に対し、介護者は「できなくなったこと」よりも「できていることに目を向ける」ことの大切を伝えられました。
介護者として「どのようにすることが当事者にとって良いのか」を考えるは、本人の尊厳にもつながります。
介護者のリフレッシュも大切として、「笑い」の大切さについても触れられていました。
第2部 「悩みながら、自分なりの介護をみつけるまでに」
認知症の家族を介護する中で感じた、「認知症についての正しい予備知識を持つ」と「認知症になっても心は残っている」ということ。
一番近い家族だからこそ感じる葛藤を踏まえ、周りの助けを得ながら、たどり着いた「穏やかで、温かい介護の大切さ」についてご講演いただきました。
共催機関
認知症の人と家族の会 愛媛県新居浜支部
社会福祉法人 三恵会 福祉館恵海
社会福祉法人 三恵会 きぼうの苑
社会福祉法人 はぴねす福祉会
NPO法人 ひらめき
新居浜医療福祉生活協同組合
すみの見守り・Sosネットワーク協議会
泉川見守り・Sosネットワーク協議会
講演会参加者からの声~認知症の人を地域で見守りあうために、私たちにできること~
・認知症について正しい知識を持つ
・まずは「あいさつ」からはじめる
・根気よく、ゆっくり話を聞く
・ゆったりした気持ちで、その方に寄り添う
・普通に笑顔で接する
・近所づきあいを大切にする
市民の皆さまへ
認知症は誰もがなり得る可能性のある「病気」です。
認知症を恐れるのではなく、認知症になっても地域で生活し続けることができるよう、一人ひとりが認知症について「考える」こと、声かけなど「行動する」ことを生活の中で、意識していただけると幸いです。
誰もがなり得る可能性があるからこそ、地域全体で「認知症に備える取り組み」が大切です。
地域包括支援センターでは認知症の「予防」から、発症後の「支援」に至るまで様々な相談に対応しております。
また、地域での見守り合いを広めていくために、認知症サポーター養成講座や認知症高齢者見守りSosネットワーク等を実施しております。
今後の生活について心配がある・近くに見守りが必要ではないかと感じられる方がいらっしゃったら、いつでもご連絡ください。