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令和5年第5回新居浜市議会定例会会議録 第1号

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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
市長議会招集の挨拶
議長報告
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
 表決
日程第3 報告第24号~報告第28号
 石川市長の説明
 木俵教育委員会事務局長の説明
 高橋教育長の説明
 長井市民環境部長の説明
 委員会付託省略
休憩(午前10時16分)
再開(午前10時16分)
 表決
休憩(午前10時17分)
再開(午前10時17分)
日程第4 議案第56号
 石川市長の説明
 宮崎経済部長の説明
 委員会付託
休憩(午前10時21分)
再開(午前10時21分)
日程第5 議案第57号~議案第64号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
 古川福祉部長の説明
 長井市民環境部長の説明
 三谷建設部長の説明
 委員会付託
日程第6 議案第65号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
休憩(午前10時37分)
再開(午前10時37分)
 表決
日程第7 議案第66号~議案第72号
 石川市長の説明
 髙橋総務部長の説明
 高橋消防長の説明
 亀井企画部長の説明
 古川福祉部長の説明
 長井市民環境部長の説明
 宮崎経済部長の説明
 片平恵美議員の質疑
 亀井企画部長の答弁
 古川福祉部長の答弁
 委員会付託
休憩(午前10時59分)
再開(午前11時08分)
日程第8 議案第73号、議案第74号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
日程第9 議案第75号
 石川市長の説明
 亀井企画部長の説明
 委員会付託
休憩(午前11時19分)
再開(午後 1時00分)
 伊藤企画教育委員長報告
 白川市民福祉委員長報告
 表決
数字、その他の整理
日程第10 請願第7号、請願第8号、陳情第5号~陳情第7号
 委員会付託
日程第11 認定第1号、認定第2号
 藤原決算特別委員長報告
 井谷幸恵議員の討論
 片平恵美議員の討論
 田窪秀道議員の討論
 表決
散会(午後 1時49分)​


 

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令和5年12月5日(火曜日)

  議事日程 第1号

第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 報告第24号 専決処分した事件の承認について
             (委員会付託省略)
   報告第25号 専決処分の報告について
   報告第26号 専決処分の報告について
   報告第27号 専決処分の報告について
   報告第28号 専決処分の報告について
第4 議案第56号 新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定について
           (経済建設委員会付託)
第5 議案第57号 新居浜市市民文化センター等の指定管理者の指定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第58号 新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第59号 新居浜市総合福祉センターの指定管理者の指定について
           (市民福祉委員会付託)
   議案第60号 新居浜市障がい者福祉センターの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第61号 新居浜市立女性総合センターの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第62号 工事請負契約の変更について
           (企画教育委員会付託)
   議案第63号 工事請負契約の変更について           
           (同上)
   議案第64号 工事請負契約の変更について
           (同上)
第6 議案第65号 市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
             (委員会付託省略)
第7 議案第66号 新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第67号 新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員会付託)
   議案第68号 新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員会付託)
   議案第69号 新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員会付託)
   議案第70号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第71号 新居浜市公営葬儀条例を廃止する条例の制定について
           (同上)
   議案第72号 新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (経済建設委員会付託)
第8 議案第73号 令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)
   議案第74号 令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
第9 議案第75号 令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)
           (企画教育委員会付託・市民福祉委員会付託)
第10 請願第7号 学校給食の無償化を求める意見書の提出方について
           (企画教育委員会付託)
   請願第8号 加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助について
           (市民福祉委員会付託)
   陳情第5号 ムーンショット計画の中止及び国民への周知を求める意見書の提出方について
           (企画教育委員会付託)
   陳情第6号 パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示を求める意見書の提出方について
           (市民福祉委員会付託)
   陳情第7号 歩道の改善と自転車通行帯設置について
           (経済建設委員会付託)
第11 認定第1号 決算の認定について
           (決算特別委員長報告)
   認定第2号 決算の認定について
           (同上)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
  出席議員(25名)       
 1番   小野 志保
 2番   伊藤 義男
 3番   渡辺 高博
 4番   野田 明里
 5番   加藤 昌延
 6番   片平 恵美
 7番   井谷 幸恵
 8番   河内 優子
 9番   黒田 真徳
 10番   合田 晋一郎
 11番   神野 恭多
 12番   白川 誉
 13番   伊藤 嘉秀
 14番   越智 克範
 15番   藤田 誠一
 16番   田窪 秀道
 17番   小野 辰夫
 18番   山本 健十郎
 19番   高塚 広義
 20番   藤原 雅彦
 21番   篠原 茂
 22番   伊藤 謙司
 23番   大條 雅久
 25番   仙波 憲一
 26番   近藤 司
――――――――――――――――――――――
  欠席議員(1名)
 24番   伊藤 優子
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長              石川 勝行
 副市長             加藤 龍彦
 副市長             原  一之
 企画部長            亀井 利行
 総務部長            髙橋 聡
 福祉部長            古川 哲久
 市民環境部長          長井 秀旗
 経済部長            宮崎 司
 建設部長            三谷 公昭
 消防長             高橋 裕二
 上下水道局長          神野 宏
 教育長             高橋 良光
 教育委員会事務局長       木俵 浩毅
 監査委員            鴻上 浩宣
 企画部文化スポーツ局長     藤田 和久
 福祉部こども局長        沢田 友子
 市民環境部環境エネルギー局長  松木 伸
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者       
 事務局長    山本 知輝
 議事課長    德永 易丈
 議事課副課長  鴨田 優子
 議事課副課長  岡田 洋志
 議事課調査係長 伊藤 博徳
 議事課議事係長 村上 佳史
 議事課主事   林  玲奈
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開会
○議長(大條雅久) ただいまから令和5年第5回新居浜市議会定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長議会招集の挨拶
○議長(大條雅久) 市長から今議会招集の挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) おはようございます。
 開会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
 本日、令和5年第5回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には早速御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
 今議会に提案をいたします案件は、新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定に係る議案や市長等の損害賠償
任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例の制定をはじめ、令和5年度一般会計補正予算におきましては
畜産基盤施設再生支援事業の単独事業をはじめ、企業立地促進対策費等の施策費及び経常経費について措置いたし
す。また、追加を予定いたしております案件もございます。議員の皆様には十分な御審議をいただき、適切な御議決、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議長報告
○議長(大條雅久) この際、議長報告を申し上げます。
 報告事項は、監査の結果及び例月現金出納検査についての報告、新居浜市教育委員会点検・評価の結果についての報告並びに会議出席報告及び議員の派遣についてであります。
 まず、監査の結果及び例月現金出納検査についての報告につきましては、監査委員から令和5年7月24日から令和5年10月20日までの間に行った定期監査結果報告書及び令和5年6月、7月、8月分の例月現金出納検査報告書の提出があり、電子配付しておきましたから、御了承願います。
 次に、新居浜市教育委員会点検・評価の結果についての報告につきましては、教育委員会から令和4年度事業の点検・評価報告書の提出があり、電子配付しておきましたから、御了承願います。
 次に、会議出席報告及び議員の派遣についてであります。
 全国市議会議長会第178回産業経済委員会の報告及び議員の派遣につきましては、議長報告書のとおりであり、電子配付しておきましたから、お目通し願います。
 以上で報告を終わります。
 これより日程に入ります。
 本日の議事日程につきましては、議事日程第1号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(大條雅久) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において仙波憲一議員及び近藤司議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 会期の決定
○議長(大條雅久) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月21日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。
 なお、今期定例会の会期中における会議の予定は、会議日程表のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 報告第24号~報告第28号
○議長(大條雅久) 次に、日程第3、報告第24号から報告第28号までの5件を一括議題といたします。
 説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第24号から報告第28号までの5件につきまして一括して御説明を申し上げます。
 まず、報告第24号、専決処分した事件の承認につきましては、訴訟上の和解についてでございまして、地代増額請求事件につきまして、原告と訴訟上の和解をすることを専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。
 次に、報告第25号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございまして、学校施設における除草作業中の事故に係る損害賠償の額を23万787円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 次に、報告第26号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございまして、公用車の事故に係る損害賠償の額を15万4,748円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 次に、報告第27号、専決処分の報告につきましては、損害賠償の額の決定についてでございまして、公用車の交通事故に係る損害賠償の額を6万500円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 次に、報告第28号、専決処分の報告につきましては、和解及び損害賠償の額の決定についてでございまして、公用車の交通事故に係る損害賠償の額を105万297円と決定し、専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 なお、詳細につきましてはそれぞれ補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。木俵教育委員会事務局長。
○教育委員会事務局長(木俵浩毅)(登壇) 報告第24号、専決処分した事件の承認につきまして補足を申し上げます。
 議案書の4ページから7ページまでを御覧ください。
 本件は、訴訟上の和解についてでございまして、令和3年2月18日、北中学校借地における地代増額請求事件について、令和5年9月26日、松山地方裁判所西条支部より提示された和解に応じ、専決処分をいたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。
 和解に応じまして、市は原告より借地を4,015万5,706円で買い受け、市の名義へ所有権移転を行うとともに、原告へ所有権移転までの令和5年度分の借地料68万938円を支払っております。
○議長(大條雅久) 高橋教育長。
○教育長(高橋良光)(登壇) 報告第25号から報告第27号までの3件の損害賠償の額の決定に係る専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
 まず、報告第25号についてでございます。
 議案書の8ページ及び9ページを御覧ください。
 本件は、令和5年9月4日午前10時30分頃、新居浜市立角野小学校において、職員が除草作業を行っていた際、草刈り機により飛び跳ねた小石が駐車中の軽自動車に当たり、車両を損傷させた事故に係る損害賠償の額を決定し、令和5年10月13日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び全国市長会の査定によりまして、相手方車両の修理に要する費用23万787円と決定いたしたものでございます。
 なお、損害賠償の額につきましては、全額全国市長会学校災害賠償補償保険から支払われております。
 次に、報告第26号についてでございます。
 議案書の10ページ及び11ページを御覧ください。
 本件は、令和5年8月22日午前11時23分頃、新居浜市立別子銅山記念図書館駐車場において、公用車が駐車のため後進した際、駐車中の相手方の軽自動車と接触し、車両を損傷させた事故に係る損害賠償の額を決定し、令和5年11月13日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び三井住友海上火災保険株式会社の査定によりまして、相手方車両の修理に要する費用15万4,748円と決定いたしたものでございます。
 なお、損害賠償の額につきましては、全額三井住友海上火災保険株式会社から支払われる予定となっております。
 次に、報告第27号についてでございます。
 議案書の12ページ及び13ページを御覧ください。
 本件は、令和5年9月22日午前10時40分頃、市道城下寿線岸の上町一丁目13番68号地先路上において、公用車が対向車と行き違うため後進した際、道路標識に接触し、損傷させた交通事故に係る損害賠償の額を決定し、令和5年11月14日専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び三井住友海上火災保険株式会社の査定によりまして、道路標識の修理に要する費用6万500円と決定いたしたものでございます。
 なお、損害賠償の額につきましては、全額三井住友海上火災保険株式会社から、一般自動車総合保険により支払われる予定となっております。
 日頃から職員等に対し、事故防止について注意喚起をしているところでございますが、短期間に続けて事故が起こりましたこと、誠に申し訳なく思っております。
 今後におきましては、作業や運転時の安全確認、危険防止についてさらに指導の徹底を図ってまいります。
○議長(大條雅久) 長井市民環境部長。
○市民環境部長(長井秀旗)(登壇) 報告第28号、専決処分の報告につきまして補足を申し上げます。
 議案書の14ページから16ページまでを御覧ください。
 本件は、和解及び損害賠償の額の決定についてでございまして、令和5年3月16日午前9時54分頃、主要地方道壬生川新居浜野田線東雲町二丁目6番11号地先路上におきまして、ガソリンスタンドから発進した公用車と東進してきた相手方の自転車が衝突し、相手方を受傷させ、車両を破損させた交通事故に係る和解及び損害賠償額を決定し、令和5年11月14日専決処分をいたしましたので、報告をするものでございます。
 損害賠償の額につきましては、当事者との協議及び三井住友海上火災保険株式会社の査定により、相手方の療養費用、慰謝料及び自転車の修理に要する費用105万297円と決定いたしたものでございます。
 なお、損害賠償の額については、全額三井住友海上火災保険株式会社から支払われる予定となっております。
 日頃から職員に対し事故防止について注意喚起をしているところでございますが、安全運転についてさらに指導の徹底を図ってまいります。
 以上で補足を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 報告第24号から報告第28号までの5件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第24号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、報告第24号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時16分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時16分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより報告第24号を採決いたします。
 本件はこれを承認することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、報告第24号はこれを承認することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時17分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時17分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 議案第56号
○議長(大條雅久) 次に、日程第4、議案第56号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第56号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第56号、新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定につきましては、公の施設の指定管理者の指定につきまして、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございまして、観光交流施設、東平歴史資料館、東平マイン工房及び旧端出場水力発電所の指定管理者に株式会社マイントピア別子を指定するため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。宮崎経済部長。
○経済部長(宮崎司)(登壇) 議案第56号、新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の17ページ及び18ページを御覧ください。
 新居浜市観光交流施設、新居浜市東平歴史資料館及び新居浜市東平マイン工房につきましては、平成28年4月から指定管理者制度を導入しており、今回の選定につきましては、令和5年3月28日にオープンいたしました新居浜市旧端出場水力発電所を新たに対象施設として加え、これら4施設を民間事業者のノウハウを活用することにより、利用者ニーズへの効果的かつ効率的な対応が期待できますことから、指定管理者を公募いたしました。その結果、株式会社マイントピア別子の1団体のみの応募でございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの豊富な経験を生かした管理運営が期待できるなど適格と判断されたため、新居浜市観光交流施設等の指定管理者に株式会社マイントピア別子を指定するものでございます。
 なお、指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間を予定いたしております。
 以上で補足を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第56号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 議案第56号は、議事日程に記載のとおり、経済建設委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

  午前10時21分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時21分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 議案第57号~議案第64号
○議長(大條雅久) 次に、日程第5、議案第57号から議案第64号までの8件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第57号から議案第64号までの8件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第57号から議案第61号までの5件につきましては、いずれも公の施設の指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 まず、議案第57号、新居浜市市民文化センター等の指定管理者の指定につきましては、市民文化センターをはじめ、新居浜市が管理する体育文化施設及び都市公園18施設の指定管理者に公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団を指定するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第58号、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定につきましては、生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者に株式会社ハートネットワークを指定するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第59号、新居浜市総合福祉センターの指定管理者の指定について及び議案第60号、新居浜市障がい者福祉センターの指定管理者の指定につきましては、総合福祉センター及び同別子山分館並びに障がい者福祉センターの指定管理者にいずれも社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第61号、新居浜市立女性総合センターの指定管理者の指定につきましては、女性センター及び働く婦人の家の指定管理者に公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団を指定するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第62号から議案第64号までの3件についてでございます。
 これらは、いずれも工事請負契約の変更でございまして、議案第62号、東田団地2号棟新築建築工事につきましては、契約金額を14億2,253万4,000円に、議案第63号、東田団地2号棟新築電気設備工事につきましては、契約金額を1億8,675万5,000円に、議案第64号、東田団地2号棟新築機械設備工事につきましては、契約金額を1億8,571万5,000円にそれぞれ変更するため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましてはそれぞれ担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第57号及び議案第58号につきまして補足を申し上げます。
 まず、議案第57号、新居浜市市民文化センター等の指定管理者の指定についてでございます。
 議案書の19ページ及び20ページを御覧ください。
 市民文化センターをはじめ、新居浜市が管理する体育文化施設の16施設は平成18年度から、都市公園の2施設は平成31年度から指定管理者制度を導入しており、今回の選定につきましても、公正かつ透明性を確保するとともに、民間、団体等が有する技術やノウハウを管理運営業務に活用し、さらに利用者ニーズに沿った市民サービスの向上や管理経費の縮減が期待できますことから指定管理者を公募いたしました。その結果、公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、施設相互間の連携や効率化が図られている等、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、新居浜市市民文化センター等の指定管理者に公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団を指定するものでございます。
 なお、指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間を予定しております。
 次に、議案第58号、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定についてでございます。
 議案書の21ページ及び22ページを御覧ください。
 新居浜市生涯活躍のまち拠点施設につきましては、令和3年度から指定管理者制度を導入しており、今回の選定につきましても、民間事業者の発想や手法を活用することにより、利用者ニーズへの効果的かつ効率的な対応が期待できますことから、指定管理者を公募いたしました。その結果、株式会社ハートネットワーク1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、地域との連携を生かした効果的な管理運営が期待できる等、適格と判断されたため、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者に株式会社ハートネットワークを指定するものでございます。
 なお、指定の期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間を予定しております。
○議長(大條雅久) 古川福祉部長。
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 議案第59号及び議案第60号につきまして補足を申し上げます。
 議案書の23ページから26ページまでを御覧ください。
 新居浜市総合福祉センター及び同別子山分館並びに新居浜市障がい者福祉センターにつきましては、どちらも平成18年度から指定管理者制度を導入しており、今回の選定につきましても、指定管理者制度本来の趣旨に従い、それぞれ指定管理者を公募いたしました。その結果、社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、引き続き新居浜市総合福祉センター及び同別子山分館並びに新居浜市障がい者福祉センターの指定管理者に社会福祉法人新居浜市社会福祉協議会を指定するものでございます。
 なお、指定の期間は、どちらも令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間を予定しております。
○議長(大條雅久) 長井市民環境部長。
○市民環境部長(長井秀旗)(登壇) 議案第61号、新居浜市立女性総合センターの指定管理者の指定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の27ページ及び28ページを御覧ください。
 新居浜市立女性センター及び新居浜市立働く婦人の家につきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入しており、今回の選定につきましても、民間事業者の発想や手法を活用することにより、利用者ニーズへの効果的かつ効率的な対応が期待できますことから指定管理者を公募いたしました。その結果、公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団の1団体のみの応募ではございましたが、新居浜市指定管理者候補者選定委員会による審査の結果、これまでの管理実績等から適格と判断されたため、新居浜市立女性センター及び新居浜市立働く婦人の家の指定管理者に公益財団法人新居浜市文化体育振興事業団を指定するものでございます。
 なお、指定の期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間を予定しております。
○議長(大條雅久) 三谷建設部長。
○建設部長(三谷公昭)(登壇) 議案第62号から議案第64号までの3件につきまして一括して補足を申し上げます。
 議案書の29ページから31ページまでを御覧ください。
 本議案は、東田団地2号棟新築建築工事、東田団地2号棟新築電気設備工事、東田団地2号棟新築機械設備工事の請負契約の変更についてでございます。
 本工事は、新居浜市の公営住宅の適正な管理戸数を維持するために、新居浜市公営住宅等長寿命化計画に基づき実施する東田団地の建て替え事業のうち、2号棟86戸を建設するもので、令和4年9月の第4回市議会定例会での議決を経て、本契約、着工したものでございます。
 今回の変更契約は、世界的な原材料費の高騰や品薄を背景とした建築資材等の高騰及び賃金水準の上昇による新居浜市工事請負契約約款第26条第6項に基づくインフレスライド条項の適用に伴い、工事請負金額を変更するものでございます。
 議案第62号の建築工事の請負業者は、白石建設工業・大竹組共同企業体となっておりまして、契約金額を13億1,450万円から14億2,253万4,000円に変更しようとするものでございます。
 議案第63号の電気設備工事の請負業者は、ウエデン・秋山工業共同企業体となっておりまして、契約金額を1億7,600万円から1億8,675万5,000円に変更しようとするものでございます。
 議案第64号の機械設備工事の請負業者は、秋山工業・北四国設備共同企業体となっておりまして、契約金額を1億7,270万円から1億8,571万5,000円に変更しようとするものでございます。
 いずれの工事も完成の予定は令和6年4月30日となっておりまして、工事期間の変更はございません。
 以上で補足を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第57号から議案第64号までの8件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 議案第57号から議案第64号までの8件は、いずれも議事日程に記載のとおり、企画教育委員会及び市民福祉委員会に付託いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 議案第65号
○議長(大條雅久) 次に、日程第6、議案第65号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第65号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第65号、市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、地方自治法の一部改正に伴い、引用法令条項のずれが生じたことによる所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第65号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第65号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第65号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時37分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時37分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第65号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって議案第65号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第7 議案第66号~議案第72号
○議長(大條雅久) 次に、日程第7、議案第66号から議案第72号までの7件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第66号から議案第72号までの7件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第66号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、渡海船の甲板員として乗船勤務に従事した職員に対し、特殊勤務手当を支給するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第67号、新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、貯蔵施設、または特定供給設備の完成検査に係る手数料の算定方法を改めるため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、受益者負担の公平性の確保を目的として、本市の使用料及び手数料の額を改定するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第69号、新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新居浜市立金子保育園を令和6年3月31日限り廃止するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第70号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、出産被保険者に係る産前産後期間の保険料の軽減措置を定める等のため及び引用法令条項のずれが生じたこと等による所要の条文整理を行うため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第71号、新居浜市公営葬儀条例を廃止する条例の制定につきましては、公営葬儀の利用の減少に伴い、新居浜市公営葬儀制度を廃止するため、本案を提出いたしました。
 次に、議案第72号、新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定につきましては、キャンプ場の整備に伴い、新居浜市森林公園ゆらぎの森の利用料金について見直しを行うため及び所要の条文整備を行うため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましてはそれぞれ補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。髙橋総務部長。
○総務部長(髙橋聡)(登壇) 議案第66号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の34ページ及び35ページを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の4ページに掲載しております。
 本議案は、全国的な船員不足の状況の中で、市営渡海船事業の運営を安定的に持続させるため、将来的な船長を育成する観点から、今後甲板員を正規職員として採用することとし、その場合に支給する乗船手当に関する規定を新たに設けるため、条例の一部を改正しようとするものでございます。
 なお、この条例は、令和6年4月1日から施行したいと考えております。
○議長(大條雅久) 高橋消防長。
○消防長(高橋裕二)(登壇) 議案第67号、新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の36ページを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の5ページ及び6ページに掲載しております。
 本議案は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、高圧ガス規制事務に係る手数料の算定方法を改めるため、新居浜市手数料条例の一部を改正しようとするものでございます。
 改正の内容といたしましては、別表第2第33項に規定する液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律に係る貯蔵施設、または特定供給設備の完成検査手数料に関して、高圧ガス保安法の改正により、第39条の22第1項に新たに規定される認定高度保安実施者が完成検査を実施した施設を追加することで、同施設に対する完成検査の手数料について5,800円の金額が適用されることとなるものでございます。
 なお、この条例は、公布の日から施行したいと考えております。
○議長(大條雅久) 亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の37ページから43ページまでを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の7ページから13ページまでに掲載しております。
 使用料及び手数料につきましては、特定の行政サービスを利用する人と利用しない人との負担の公平性を確保するため、現状に応じた適正な額であるのかどうか定期的に見直しを行うこととしております。
 本議案は、前回の見直しから5年以上経過したことから、適正な受益者負担を賄えていない使用料及び手数料につきまして、近隣市及び県内他市町の類似施設を参考に額を改定するため、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例ほか8条例について改正を行うものでございます。
 なお、この条例は、令和6年4月1日から施行したいと考えております。
○議長(大條雅久) 古川福祉部長。
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 議案第69号及び議案第70号につきまして補足を申し上げます。
 まず、議案第69号、新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
 議案書の44ページを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の14ページに掲載しております。
 本議案は、現在仮設園舎で運営している新居浜市立金子保育園につきまして、新居浜市公立保育園・幼稚園の再編等に関する計画に基づき、令和6年4月1日に同校区内に私立保育所が新設されることに伴い、令和6年3月31日限りで廃止するため、当該条例の一部を改正しようとするものでございます。
 改正の内容といたしましては、本条例のうち、保育園の名称及び位置を示す別表の中から、新居浜市立金子保育園の項を削るものでございます。
 なお、この条例は、令和6年4月1日から施行したいと考えております。
 次に、議案第70号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
 議案書の45ページから50ページまでを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の15ページから28ページまでに掲載しております。
 本議案は、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の一部施行に伴い、国民健康保険法施行令が一部改正され、出産被保険者に係る産前産後期間の所得割額及び被保険者均等割額の軽減基準についての条文の追加、その他の改正を行うものでございます。
 改正の内容といたしましては、第7条、第11条、第12条の改正は、産前産後の保険料の減額措置に関する繰入金の新設、第9条及び第16条は、令和4年度税制改正に伴う条文整備、第15条は、賦課期日後に被保険者資格が異動した未就学児に対する月割り賦課額についての改正、第16条の3は、未就学児の被保険者均等割額の減額の端数処理を明確化するための改正、第16条の4は、出産被保険者に係る産前産後期間の減額に関する基準の条文追加、第24条の3は、出産被保険者に関する新たな届出についての条文追加でございます。
 なお、この条例は、令和6年1月1日から施行し、第16条の4の改正規定は、令和5年度分の保険料のうち、令和6年1月以後の期間に係るもの及び令和6年度以後の保険料について適用したいと考えております。
○議長(大條雅久) 長井市民環境部長。
○市民環境部長(長井秀旗)(登壇) 議案第71号、新居浜市公営葬儀条例を廃止する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の51ページを御覧ください。
 本議案は、葬儀様式や市民の皆様の葬儀に対する意識の変化等により、公営葬儀の利用件数が著しく減少しましたことから、市民の生活様式改善に資するという役割を果たしたと判断し、新居浜市公営葬儀制度を廃止しようとするものでございます。
 なお、この条例は、令和6年4月1日から施行したいと考えております。
○議長(大條雅久) 宮崎経済部長。
○経済部長(宮崎司)(登壇) 議案第72号、新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の52ページから54ページまでを御覧ください。
 なお、新旧対照表につきましては、参考資料の29ページから31ページまでに掲載しております。
 新居浜市森林公園ゆらぎの森につきましては、別子山村の編入合併に伴い、平成15年4月から市民や次代を担う青少年に農林業、自然に対する理解を深めさせるとともに、地域の活性化を図ることを設置目的として運営を行っております。
 今回、施設改修により電源サイトを有するキャンプ場を整備しますことから、キャンプ場等の利用料金について定めようとするものでございます。
 改正の内容につきましては、別表にキャンプ場等の利用料金の基準額として、宿泊利用3,300円、日帰り利用1,650円及び入浴利用550円を加えるものでございます。
 なお、電源利用につきましては、550円を定額の利用料金として定めたいと考えております。
 その他の改正につきましては、ゆらぎ館の利用料金の基準額に消費税額等を加算し及び所要の条文整備を行おうとするものでございます。
 なお、この条例は、令和6年4月1日から施行したいと考えております。
 以上で補足を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第66号から議案第72号までの7件に対して質疑はありませんか。片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
 議案第68号及び議案第69号について少しお伺いをいたします。
 議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定についてですけれども、使用料が変更となる8施設について、年間の利用人数と値上げによる増収の見込額を教えてください。
 議案第69号、新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定につきまして、今の金子保育園の在園児さんは、次の施設が決まっているのかということを教えていただきたいと思います。
○議長(大條雅久) 答弁を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 片平議員さんの質疑にお答えいたします。
 使用料、手数料についてでございます。
 今回、見直しを行った施設につきましては、先ほど片平議員さんは8施設ということでしたが、料金の改定と減免との見直しを行った施設が全部で15施設となっており、15施設の年間の利用者数が約67万人となっております。
 増収につきましては、全部で約922万円の増収を見込んでおります。
○議長(大條雅久) 古川福祉部長。
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 片平議員さんの質疑にお答えいたします。
 現在の新居浜市立金子保育園の在園児さんが、次の4月以降に入所する施設が決まっているのかというようなことだったかと思います。
 新年度の園児の入園につきましては、現在ちょうど募集中ではございますが、それ以前に在園児の保護者に対しまして、新たな私立保育所入所に関しては、校区それから定員の関係、それから廃止の関係等の中で御希望された場合にはこちらについては入所ができるものと、それからそれ以外の場合につきましても、入所の採点等についてどこかには入れるだろうというようなところを御説明した上で募集をしているところでございます。ですので、結果として、必ずと言われましても、例えば遠方の人気の園をあえて選ばれた場合にどうなるかというところについては、どこの園に入るかということは別といたしまして、在園児さんが次の園に入るということについては、必ず入れるものというふうに考えておりますので、御安心いただきたいと思います。
○議長(大條雅久) ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) これにて質疑を終結いたします。
 議案第66号から議案第72号までの7件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時59分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時08分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第8 議案第73号、議案第74号
○議長(大條雅久) 次に、日程第8、議案第73号及び議案第74号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第73号及び議案第74号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)につきましては、畜産基盤施設再生支援事業の単独事業をはじめ、企業立地促進対策費等の施策費及び経常経費につきまして予算措置いたすものでございます。
 次に、議案第74号、令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、介護保険事業に係る介護保険システム改修事業費について予算措置いたすものでございます。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第73号及び議案第74号の予算議案につきまして補足を申し上げます。
 まず、議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)についてでございます。
 補正予算書及び予算説明書の3ページを御覧ください。
 今回の補正予算は、9億590万2,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ547億3,301万円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、2億821万9,000円、0.4%の減となっております。
 内容につきましては、補正予算参考資料に整理をいたしておりますので、御覧ください。
 参考資料の4ページを御覧ください。
 経常経費についてでございます。
 民生費、児童保育費につきましては、ゼロ歳から5歳までの2号及び3号認定を受けた子供が、市内の私立保育所及び管外の保育実施委託園を利用した際に給付する施設型給付費の増額が見込まれるため、4,535万1,000円を追加いたすものでございます。
 経常経費につきましては、このほか体育施設管理運営費の合計2事業で4,735万1,000円の追加となっております。
 次に、5ページを御覧ください。
 施策費の主な事業についてでございます。
 民生費、子ども医療助成費につきましては、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことや受診控えがなくなってきたこと等から、医療費の支出が増大しているため、不足する経費として6,945万9,000円を追加いたすものでございます。
 次に、6ページの商工費、企業立地促進対策費につきましては、新居浜市企業立地促進条例に基づき、市内企業の立地促進に必要な奨励措置を行い、本市の産業振興と雇用促進を図るため、7億1,364万3,000円を補助金として追加いたすものでございます。
 施策費につきましては、これらの事業のほか、医療機関新規開業等支援事業費など合計10事業で8億5,729万9,000円の追加となっております。
 次に、7ページを御覧ください。
 単独事業費についてでございます。
 農林水産業費、畜産基盤施設再生支援事業につきましては、市内の畜産農家が、畜産新技術等の導入をする際に係る経費の一部を愛媛県が市町を通じて支援金を交付するもので、125万2,000円を補助金として追加いたすものでございます。
 次に、補正予算書及び予算説明書に基づき御説明を申し上げます。
 補正予算書及び予算説明書の4ページを御覧ください。
 第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第15款国庫支出金7,420万8,000円、第16款県支出金1,757万1,000円、第19款繰入金8億1,412万3,000円をそれぞれ追加し、5ページにございます歳出経費に充当いたすものでございます。
 次に、6ページを御覧ください。
 第2表繰越明許費補正の追加についてでございます。
 戸籍電算化推進費及び個人番号カード交付事業費につきまして、繰越明許の措置をいたすものでございます。
 次に、7ページを御覧ください。
 第3表債務負担行為補正の追加についてでございます。
 基幹業務システム費(再リース)及び総合福祉センター管理委託料等の指定管理者への委託料など12事項につきましては、それぞれ必要となる経費について債務負担行為を設定するものでございます。
 次に、8ページを御覧ください。
 第4表債務負担行為補正の変更についてでございます。
 令和5年度新居浜市土地開発公社の借入金に係る債務保証につきましては、市民文化センターとの一体的な活用を図ることを目的として、西側駐車場用地を土地開発公社にて先行取得を行うことから、限度額を変更いたすものでございます。
 次に、9ページを御覧ください。
 議案第74号、令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。
 今回の補正予算は、令和6年度からの介護保険制度改正に伴うシステム改修費用について予算措置するもので、1,100万円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ144億4,706万円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、2億4,526万3,000円、1.7%の増となっております。
 内容につきましては、10ページを御覧ください。
 第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第3款国庫支出金330万円、第6款繰入金770万円をそれぞれ追加し、11ページにございます歳出経費に充当いたすものでございます。
 以上で補足を終わります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第9 議案第75号
○議長(大條雅久) 次に、日程第9、議案第75号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第75号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第75号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)につきましては、価格高騰重点支援給付金支給事業費の施策費について予算措置いたすものでございます。
 なお、詳細につきましては担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) 補足説明を求めます。亀井企画部長。
○企画部長(亀井利行)(登壇) 議案第75号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)につきまして補足を申し上げます。
 補正予算書及び予算説明書の3ページを御覧ください。
 今回の補正予算は、11億4,451万5,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ558億7,752万5,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、9億3,629万6,000円、1.7%の増となっております。
 4ページを御覧ください。
 第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第15款国庫支出金11億4,451万5,000円を追加し、5ページの歳出に充当いたすものでございます。
 次に、9ページを御覧ください。
 歳出についてでございます。
 民生費、価格高騰重点支援給付金支給事業費につきましては、電力、ガス、食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯に対し、1世帯当たり7万円を支給する2023年度補正予算が国において成立し、地方公共団体に対して事業の早期着手を求められていますことから、給付に必要な経費として11億4,451万5,000円を追加いたすものでございます。
 以上で補足を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第75号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 議案第75号は、議事日程に記載のとおり、企画教育委員会及び市民福祉委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時19分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時00分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第75号に関し、企画教育委員長及び市民福祉委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画教育委員長。
○13番(伊藤嘉秀)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第75号につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 議案第75号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部であります。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第75号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第75号につきまして、先ほど委員会を開催いたしました。委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 議案第75号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第5号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出全部であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 価格高騰重点支援給付金支給事業費に関して、まず支給対象は何世帯かとの質疑に対し、支給対象は1万6,000世帯を上限とする予定であるとの答弁がありました。
 次に、いつから支給開始か、また他市の状況はどうかとの質疑に対し、1月中旬以降を支給開始のめどとしている。また、県内他市は1月下旬から3月に支給開始と聞いており、本市は比較的早く開始する予定であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、現在物価高騰により生活が大変な状況の中、住民税非課税世帯に向けた支援であることから賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第75号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの企画教育委員長及び市民福祉委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第75号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  数字、その他の整理
○議長(大條雅久) お諮りいたします。ただいま議案第75号が議決されましたが、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
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  日程第10 請願第7号、請願第8号、陳情第5号~陳情第7号
○議長(大條雅久) 次に、日程第10、請願第7号、請願第8号及び陳情第5号から陳情第7号までの5件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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  日程第11 認定第1号、認定第2号
○議長(大條雅久) 次に、日程第11、認定第1号及び認定第2号の2件を一括議題といたします。
 以上の2件に関し、決算特別委員長の報告を求めます。藤原決算特別委員長。
○20番(藤原雅彦)(登壇) ただいまから決算特別委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました認定第1号及び認定第2号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 本委員会は、9月5日及び10月24日から10月27日まで委員会を開催し、審査に当たりましては、本件に関係のある事項について現地調査も併せて実施したところでございます。
 まず、認定第1号について御報告申し上げます。
 本件は、令和4年度新居浜市水道事業会計決算、令和4年度新居浜市工業用水道事業会計決算及び令和4年度新居浜市公共下水道事業会計決算の認定についてであります。
 まず、水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益19億4,577万7,568円に対し、総費用15億5,550万4,430円で、差引き3億9,027万3,138円の純利益となっております。
 次に、工業用水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益2億3,848万9,524円に対し、総費用1億8,990万9,158円で、差引き4,858万366円の純利益となっております。
 次に、公共下水道事業会計決算でありますが、営業成績は、消費税抜きで総収益38億4,946万5,958円に対し、総費用36億5,967万7,160円で、差引き1億8,978万8,798円の純利益となっております。
 以下、質疑の概要を申し上げます。
 まず、水道事業会計に関して、料金改定で増えた給水収益は幾らかとの質疑に対し、令和3年度と比較して増えた給水収益は1億6,904万7,000円であるとの答弁がありました。
 次に、公共下水道事業会計に関して、料金改定の効果をどのように判断しているのかとの質疑に対し、令和4年度の有収水量は前年度より減少しているが、使用料収入は2,288万7,000円の増収となっている。令和5年度は、令和4年度よりさらに増収の見込みであるが、まだまだ一般会計からの繰入金に依存した状況であるため、今後も下水道使用料の適正化について検討を進めたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、認定第1号については、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。
 次に、認定第2号について御報告申し上げます。
 本件は、令和4年度新居浜市一般会計歳入歳出決算及び令和4年度新居浜市渡海船事業特別会計歳入歳出決算ほか5特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
 まず、一般会計決算でありますが、歳入で532億5,530万4,000円、歳出で521億7,394万2,000円でありますことから、歳入歳出差引きの形式収支額は10億8,136万2,000円の黒字となっております。このうち、繰越事業に伴う翌年度へ繰り越すべき財源1億7,065万4,000円を差し引いた実質収支額は9億1,070万8,000円の黒字決算となっております。
 次に、特別会計決算でありますが、歳入で278億8,461万6,000円、歳出で273億96万6,000円でありますことから、歳入歳出差引きの形式収支額は5億8,365万円の黒字となっております。また、繰越事業に伴う翌年度へ繰り越すべき財源はなかったため、実質収支額は形式収支額と同様に5億8,365万円の黒字決算となっております。
 以下、質疑の概要を申し上げます。
 まず、企画部関係について申し上げます。
 まず、奨学金返済支援事業費に関して、本市へのUターンや移住につながる一因になっているのかとの質疑に対し、令和4年度の利用者63人は、市内の中小企業に就職し、本市に住んでいることから、Uターンや移住につながる一因と考えているとの答弁がありました。
 次に、シティプロモーション推進費に関して、プロモーション活動の実績はとの質疑に対し、大都市圏在住の若者世代や子育て世代を対象として、登録者数6万7,000人のユーチューバーを活用した移住体験動画の作成と配信、2泊3日のオーダーメード型移住体験ツアーの実施、2万部のプロモーション用冊子の作成と配布を行ったとの答弁がありました。
 次に、スマートシティ推進事業費に関して、FIWAREの運用状況はとの質疑に対し、降雨量や河川の水位情報、地域ポイントの利用状況、避難所情報のデータを蓄積し、蓄積したデータを組み合わせ、河川のカメラ映像や水位情報、降雨量のほか、津波災害警戒区域のマップ情報などを電子地図上で可視化できるように整備しており、令和4年度の閲覧数は1万1,391回であるとの答弁がありました。
 次に、eスポーツ大会開催事業費に関して、eスポーツ新居浜大会の参加者数はとの質疑に対し、新居浜市PTA連合会が、令和4年8月にワクリエ新居浜で開催したeスポーツ大会には、小学生173人、中学生73人、合計246人の参加があった。募集は、市内小中学生にチラシを配布し、適応指導教室や不登校対策支援団体などへ優先的に案内を行っており、上位入賞者がこの大会をきっかけにして学校に復帰したとも聞いているとの答弁がありました。
 次に、体育施設管理運営費に関して、東雲市民プールの更衣室の修繕は検討したのかとの質疑に対し、利用に問題がないよう衛生面には気をつけており、更衣室のロッカーなどは順次更新をしているが、トイレ、更衣室等の全面改修には多額の予算が必要となることから、体育施設全体の中で優先順位を決めながら必要に応じて修繕を行っていくとの答弁がありました。
 次に、総務部関係について申し上げます。
 車両管理費に関して、車両1台当たりの走行時間、走行距離の平均値はとの質疑に対し、目的地での用務の時間も含めて算出した市外出張車両を除く公用車1台当たりの1日の走行時間の平均値は、約3時間であり、1台当たりの走行距離の平均値は、年間で約5,000キロメートルであるとの答弁がありました。
 次に、選挙管理委員会事務局関係について申し上げます。
 参議院議員選挙費及び知事選挙費に関して、投票率結果を受けての反省点はとの質疑に対し、若年層がよく利用するSNSを活用した啓発の実施に加え、愛媛県知事選挙では、新型コロナウイルス感染症により中止していた公民館や街頭などでの対面の広報活動を実施したが、投票率アップには結びつかなかった。今後は、買物などの際に投票できるような有権者の投票行動に結びつく取組を実施する必要があると考えているとの答弁がありました。
 次に、福祉部関係について申し上げます。
 まず、生活困窮者自立支援事業費に関して、新規支援者数と自立につながった支援者数は何人かとの質疑に対し、令和4年度の新規支援者数は301人であり、そのうち就労等の収入増による自立が8人、他法活用等による自立が2人、家計改善による自立が5人の合計15人が経済的自立を図られたと認識しているとの答弁がありました。
 次に、重度障がい者(児)タクシー利用料金助成事業費に関して、対象者数と利用者数は、また利用用途で多いものは何かとの質疑に対し、令和4年度の対象者は2,806人で、利用者は836人である。利用用途については、窓口での聞き取りの結果、医療機関への通院が最も多く、そのほかスーパーマーケットでの買物、駅や官公庁への利用など、日常生活上必要な外出時に利用されているとの答弁がありました。
 次に、認定こども園施設型給付事業費に関して、定員以上の入所を受けている園は、保育士の人数など安全面での担保はできているのかとの質疑に対し、国が定める保育士等の職員配置基準と子供1人当たりに必要な面積基準を満たしており、安全面にも十分に配慮し、教育、保育を行っているとの答弁がありました。
 次に、子育てサービス利用者支援事業費に関して、子育てひろばラトルのような相談窓口を増やす検討は行ったのかとの質疑に対し、子育て世代にとって地域の身近な場所で相談ができることが、悩みの解決、子育ての安心感につながると考えていることから、令和4年度に相談機関増設の検討、協議を行い、令和5年度から新規開設した子育て広場ポノにおいて同様の相談事業を開始しているとの答弁がありました。
 次に、高校生等医療助成費に関して、利用者数と助成金額1人当たりの最大値、最小値、平均値は、また主な診療科目はとの質疑に対し、利用者数は3,195人で、助成金額1人当たりの最大値は135万6,183円、最小値は222円、平均値は2万5,287円である。主な診療科目は、多いものから、内科、歯科、皮膚科となっているとの答弁がありました。
 次に、市民環境部関係について申し上げます。
 まず、コミュニティ施設整備事業に関して、整備費用が高騰しているが、自治会が整備の中止や延期をすることはあったのかとの質疑に対し、自治会館の建設を先送りすることは起きているが、施設整備は要望どおり補助できているとの答弁がありました。
 次に、地域づくり促進事業費に関して、地域運営組織モデル事業の成果は、また各地域への展開をどのように検討したかとの質疑に対し、地域まちづくり計画及び組織づくりの協議プロセスを通じて、まちづくり意識の醸成、地域資源や地域課題の明確化、各種団体間の連携、協力体制の基盤づくりなど、一定の成果があったと評価している。各地域への展開については、宮西・中萩校区の組織活動の取組成果や課題などを十分検証した上で、将来的に図りたいとの答弁がありました。
 次に、DV対策推進費に関して、相談内容とその対応はとの質疑に対し、危険回避のための措置に関するもの、離婚やその後の自立支援に関する相談が大半で、住民票等の交付を制限する支援措置制度や特定通報者登録制度を活用し、相談者の安全確保に努めるとともに、離婚調停などに関する文書作成支援や生活困窮者自立支援制度の案内、就学援助制度など関係機関と連携しながら支援しているとの答弁がありました。
 次に、清掃センター管理運営費に関して、清掃センターへの持込みごみ、定期収集のごみの量は、令和3年度と比較してどうかとの質疑に対し、持込みのごみの量は、令和3年度5,359トン、令和4年度5,237トンと若干減少している。また、定期収集のごみの量も、令和3年度2万2,828トン、令和4年度2万2,478トンと若干減少しているとの答弁がありました。
 次に、ごみステーション適正管理推進事業費に関して、地域環境維持活動支援交付金の申請数は、また一部の自治会が未申請の理由は把握しているのかとの質疑に対し、令和4年度の地域環境維持活動支援交付金は、241自治会が申請している。未申請の理由は、自治会へのアンケート結果において、未加入者のごみステーション利用を認めると自治会を脱退する人が出るといった自治会加入率の影響を考慮した意見が多くあったとの答弁がありました。
 次に、ごみ一部有料化推進事業費に関して、家庭持込みごみ、大型ごみの収集手数料有料化への周知をどのように行ったのか、また有料化後のごみの不法投棄をどのように認識しているのかとの質疑に対し、ホームページ、各種SNS、コミュニティーFM、ケーブルテレビでの周知、自治会説明会の開催、市政だよりへの特集記事掲載のほか、チラシの市内全戸配布や自治会での回覧を実施している。また、令和4年4月から9月までの不法投棄対応件数は25件、有料化後の10月から令和5年3月までの対応件数は26件と有料化前後で大きな変化はなく、有料化による不法投棄の大幅な増加はないと考えているとの答弁がありました。
 次に、経済部関係について申し上げます。
 まず、ふるさと応援寄附金推進費に関して、本市の利益率はとの質疑に対し、令和4年度のふるさと納税実績は2万1,969件で5億5,276万7,000円、ふるさと納税の募集に要する費用が2億6,131万9,391円、ふるさと納税の募集に付随して生じる費用が1,368万6,013円のため、利益率は50.25%であるとの答弁がありました。
 次に、市単独土地改良事業に関して、予算額に対する執行率はとの質疑に対し、令和4年度の土地改良区からの要望は40件で、実地調査等審査の結果、28件を約6,900万円で整備し、執行率は99.0%であるとの答弁がありました。
 次に、農道維持管理事業に関して、要望件数と積み残し件数は、また積み残しは次年度でクリアできるのかとの質疑に対し、令和4年度要望件数は152件で、積み残し件数は、地元調整や他工事との調整等が必要なものが16件、当面は安全性や営農活動に支障がなく経過観察を行っているものが10件の合計26件である。また、積み残しの16件については、令和5年度に対応予定であるとの答弁がありました。
 次に、地場産業育成費に関して、ものづくりブランド創出・支援の事業効果をどのように捉えているのか、また伴走支援の要望や取組はとの質疑に対し、令和4年度末時点で41社、55製品・技術を新居浜ものづくりブランドとして認定しており、全国に誇れる優れた工業製品や特徴ある技術として、令和4年度には4つの展示会への出展支援を行い、約3億8,000万円の受注につながっており、一定の成果が出ていると考えている。また、伴走支援の要望等は伺っていないが、展示会出展後のフォローアップを行うとともに、認定企業への定期的なヒアリングを通して、情報提供やマッチング支援を行っているとの答弁がありました。
 次に、創造型研究開発支援事業費に関して、補助金の交付対象はとの質疑に対し、令和4年度の新規採択事業として、有限会社高橋システムの化学プラントの改造・増設工事に特化した地元配管業者向けの操作性に優れる3次元配管CADの開発、令和3年度採択事業の2年度目事業として、株式会社コスにじゅういちの新規な高耐摩耗性均質弁の開発による高生産性セルロースナノファイバー製造用ホモゲナイザーの開発に対し交付しているとの答弁がありました。
 次に、渡海船事業特別会計に関して、前年度よりその他の経費、人件費が増加した理由はとの質疑に対し、その他経費については、共有船船舶購入費用と燃料費の高騰が理由である。人件費については、新居浜市シルバー人材センターに委託していた大島側陸上作業に関する業務の受託が困難との申出を受け、会計年度任用職員にて対応したことや新型コロナウイルス感染症による乗組員の乗換えのほか、時間外勤務の増加も理由であるとの答弁がありました。
 次に、建設部関係について申し上げます。
 まず、空き家対策事業費に関して、除去した老朽危険空き家の所有者の所在地はとの質疑に対し、申請者は全て市内在住者で、除却箇所は、川西地区が3件、上部地区が7件の10件であるとの答弁がありました。
 次に、上部東西線改良事業(街路)に関して、市道や農道との交差点整備をどのように進めているのかとの質疑に対し、市道萩生出口本線との交差点は、交通量が信号機設置の要件を満たすことから、設置が可能となるように改良工事を行っている。そのほかの接続道路は、基本的に機能回復が原則のため、現況と同じ道路幅員で接続する計画としているが、地元から拡幅などの要望があれば、公共性や整備効果などから判断していく。また、通学路との交差点は、横断歩道の設置について警察と協議を行っているとの答弁がありました。
 次に、消防関係について申し上げます。
 消防職員特別研修費に関して、県消防学校での専科教育や消防大学校への職員派遣の成果をどのように反映しているのかとの質疑に対し、県消防学校の専科教育修了後、関連業務に携わる職員に対し、最新の知識、技術の共有を図り、各種訓練を通じて検証を重ねながら、全体のレベルアップにつなげている。また、消防大学校の入校者については、消防大学校修了報告会を複数回開催し、できるだけ多くの職員が受講できる機会を設けているとの答弁がありました。
 次に、教育委員会事務局関係について申し上げます。
 まず、放課後児童対策費に関して、放課後児童クラブの無料化の検討はとの質疑に対し、放課後児童クラブの利用は、保護者が就労等で昼間児童を養育できない家庭に限られ、保育的機能を持つことから利用料を徴収しており、無料化の検討はしていないとの答弁がありました。
 次に、小中学校ICT環境整備推進事業費に関して、タブレット端末の故障、破損数は、また修理にかかった費用はとの質疑に対し、令和4年度の故障、破損数は136台で、修理費用は約43万円である。補償対象で無償修理の物もあるとの答弁がありました。
 次に、特別支援教育充実費に関して、学校生活介助員、学校支援員の配置状況はとの質疑に対し、令和4年度末の学校生活介助員は、小学校に78人、中学校に27人、公立幼稚園に5人、合計110人を配置し、充足率は94%で、小学校78人のうち、4人が看護職の介助員である。学校支援員は、市内小学校に16人配置しているとの答弁がありました。
 次に、地域主導型公民館推進費に関して、地域教育力向上プロジェクト推進事業をどのように評価、検証しているのかとの質疑に対し、つどう、まなぶを事業の柱として、学びを生かして地域の課題解決につながっているかという観点に基づき、学識経験者を交え、点検、評価しており、作成した報告書はホームページ等で公表している。昨年度はコロナ禍で制限のある中、次世代ネットワークによる防災事業や北中子ども会議の開催など、特色ある事業が実施できたと考えているとの答弁がありました。
 質疑終了後、委員からの要望として、企画部関係では、端出場水力発電所整備事業について、高齢者や障害者も見学しやすいように階段改修も視野に入れたバリアフリー対策やトイレの設置等をお願いする。実質単年度収支と財政調整基金残高について、数字だけが独り歩きすることがないように、原因分析と解決策、今後5年程度の見通しを市民へも分かりやすく情報共有してほしい。総務部関係では、車両管理費について、予約だけでなく、管理までのデジタル化と公用車のカーシェアリング化の有効性についての検討を進めることをお願いする。選挙管理委員会事務局関係では、国政及び地方選挙について、決算はその成果である投票率を分析し、様々な反省を行い、より成果を上げるため、次期予算に反映させるものであると認識している。来年は市長選挙も予定されており、予算段階から商業施設での期日前投票所の開設等、投票の利便性を高める取組を強力に進めることをお願いする。福祉部関係では、移動デジタル福祉サービス推進事業費について、保健福祉用マルチタスク車両の稼働率を上げるために、人員体制の確保を行い、綿密な運行形態の構築をお願いする。重度障がい者(児)タクシー利用料金助成事業費について、医療的ケア児などへも対応可能となるよう、タクシー会社への車両費購入補助、車両貸与などを検討し、全ての障害者児が利用できる事業にすることをお願いする。介護保険事業特別会計について、認定調査が増えているが、実態についてさらに検討することで保険料の軽減につながると思うため工夫をお願いする。生活困窮者自立支援事業費について、様々な理由で困っている市民の自立へ向け、さらなる伴走支援をお願いする。非常に厳しい財政状況において、身を切る改革は一定理解、支持するが、妊娠、出産、子育て支援などの子ども・子育て支援関連事業、教育分野などの未来の新居浜への投資は、これまで同様、もしくはそれ以上の環境整備に取り組んでほしい。市民環境部関係では、ごみステーション適正管理推進事業費について、交付金の使途は、地域の環境美化維持に特化した備品の購入とステーション清掃謝礼金のみとし、交付金なので何に使っても構わないという考えだけは改めてほしい。ごみ一部有料化推進事業費について、搬入者数の把握もあるようだが、ごみ処理券を1枚しか使用できないシステムではなく、100キロの場合は2枚使えるよう、50キロ単位でも使用できるようにしてほしい。DV対策推進費について、母子支援施設は、緊急避難の場所だけでなく、自立支援のためにも身近な地域に必要であると考える。母子支援施設の設置について前向きに検討してほしい。経済部関係では、創造型研究開発支援事業費について、開発支援事業費補助金での新事業の立ち上がりが見られない。東予産業創造センターと協働し、スピード感を持って新事業の立ち上げをお願いする。デマンドタクシー運行事業費について、高齢者にとって利用しやすい事業になるようお願いする。また、市内循環バス導入の検討をお願いする。市単独土地改良事業について、要望額1億800万円に対し、執行額が6,900万円となっている。水路や農業用施設も老朽化が進んでいるため、要望に沿えるよう、予算要望してほしい。渡海船事業特別会計について、今後年間約600万円の削減を目指していく計画のようだが、陸上作業員をシルバー人材センターから会計年度任用職員へ変更したり、船員を増強したりとコストダウンに逆行しているように感じる。計画どおりの事業費削減を目指してほしい。農業委員会事務局関係では、耕作放棄地の雑草で周辺住民が大変迷惑している。有効な解決方法を早期に検討してほしい。建設部関係では、上部東西線改良事業について、本路線はいよ西条インターチェンジから新居浜インターチェンジまでの通行止めにも対応できるなど、大生院校区から船木校区までの重要路線であるため、早期完成をお願いする。教育委員会事務局関係では、いじめ・不登校問題等対策費について、いじめが増加していることから、早期発見に努め、適切に対応できるようにお願いする。特別支援教育充実費について、現場から困っている声も聞いている。子供たちのためにさらなる人員確保を強くお願いする。全部局に関係するものでは、行政が担っている各施策において、各諸団体などと協働して事業を行い、市政の課題解決を図ることが市民の幸福度の向上、財源的にも有効であると考えているので、協働事業のより一層の拡充をお願いするなどの要望が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、認定第2号については、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。
 最後になりますが、理事者におかれましては、今回の決算審査で出された意見を令和6年度の予算編成に生かしていただきますようお願いいたします。
 以上で決算特別委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの決算特別委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 認定第1号、決算の認定について反対の立場で討論します。
 新居浜市の水道水は安全でおいしいです。全国的に水道水の水源は、7割が河川やダム、3割が地下水です。新居浜市は、100%地下水を利用しております。地下水は、山間部に降った雨や雪などが長い時間をかけて地中にしみ込み、その際の土壌がフィルターの役割を果たし、不純物を取り除くとともに、ミネラル成分などが溶け込んでいきます。水質が大変良好であり、自然がつくり出したミネラルウオーターと言えるものです。塩素消毒は最小限でよく、また浄水設備などが簡素化され、水道料金は全国的にも安い、これが新居浜市の水道です。
 水道管が老朽化し、耐用年数を経過する水道管の割合が上昇していること、また大地震などの災害に備え、耐震化工事を進めていることで多額の資金が必要となります。
 一方、人口減少や節水型機器の普及、節水意識の向上などによって必要水量は減少傾向で、水道事業の経営が厳しいとされています。
 新居浜市上下水道事業運営審議会で審議をされ、2022年10月より水道水は32.8%、下水道は8.7%の引上げが決まりました。入ってくるお金は実質減る一方なのに、32.8%、8.7%の値上げはたまったものではありません。特に、下水道がつながっている地域の人たちの負担は大きいです。令和4年の水洗化人口は7万480人です。値上げ前は、例えば上下水道代合わせて4,400円ほどだった人が、値上げ後は5,400円余りにもなります。何人もから高いねの声を聞きました。石川市長は、以前の答弁の中で、上下水道料金の値上げについて、苦渋の決断で有料化等の方針を決定した。予定どおり実施するなどと述べられました。しかし、コロナ禍で市民の暮らしが疲弊しているときに、また経済が衰退して賃金が上がらない30年が続いているところに物価高騰が押し寄せ、暮らしが立ち行かなくなっている人が多い中、命の水、一日も欠かせない水、上下水道料金を上げたのは私どもは反対です。自治体は、市民の命と暮らしを守り、住民福祉の増進のために役割を果たさなければいけません。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(大條雅久) 片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
 認定第2号、決算の認定について反対の立場で討論します。
 2022年度は、新型コロナ危機によって景気の低迷、生活の困難が長期に及んでいるところに、ガソリン、食料品、電気料金をはじめとした物価の高騰が本市の市民生活と経済に深刻な影響を及ぼしました。
 このような情勢の中、求められたものは、市民の暮らしを応援する市政であったはずです。2022年10月、家庭ごみ一部有料化が始まりました。有料化前にごみを出してしまおうと清掃センターには長蛇の列ができ、大型ごみの回収は10月よりはるか以前に有料化前の予約が埋まってしまうなど、有料化が市民の暮らしに大きな影響を与えたことがうかがえます。なぜこの暮らしの厳しいときにとの声をたくさん伺いました。不法投棄対策として、ごみパトロール車両を増車し、防犯カメラを設置し、周知のためのチラシを作成、配布するなどの経費もかさみました。有料化の目的は、ごみの減量化ということでした。ごみの減量には、市民の理解と協力が必要です。市民の中には、例えば生ごみの水分を切るための知恵やフードロス削減の知恵、ごみを減らす買い方の工夫など、たくさんの知恵や工夫があります。それらを交流することでごみを減らす機運を醸成するなどまだまだ市としてできる手だてがあったにもかかわらず、有料化でごみを減らそうというのは短絡的です。
 また、現在自治会などがお世話をしてくださっているごみステーションに、分別されていないごみが増えてきており、大変な御迷惑をおかけすることになっています。ごみを有料化してよかったとはなりません。
 西部学校給食センター整備事業について、建設資材高騰は予期できなかったこととはいえ、当初の計画より敷地を拡大し、設計もやり直すなど厳しい財政事情では考えられない予算執行であり、認められません。
 企業立地促進奨励金については、2022年度は4億2,500万円という大きな金額でしたが、その効果の検証はなされておらず、こちらも認めることができません。
 コロナ危機のさなか、国において公的部門を含む保育等ケア労働者の処遇改善のための補助金が創設されました。これについて、幼稚園の生活介助員や正規職員、調理員、事務職員も対象にすべきところ、本市がこれらを対象から外したことは誠に遺憾です。
 以上のことから、本決算は認定できないことを申し述べ、討論といたします。
○議長(大條雅久) 田窪秀道議員。
○16番(田窪秀道)(登壇) 自民クラブの田窪秀道です。
 認定第1号、認定第2号、決算の認定について賛成の立場で討論をいたします。
 まず、認定第1号についてでございます。
 令和4年度水道事業会計決算について、給水収益が減少を続ける中、昨年10月に25年ぶりの料金改定を行いましたが、それでも県内で最も安い料金体系を維持しております。
 水道事業は、市民生活にとって最も重要なライフラインであり、安全でおいしい水を安定して供給し続けなければなりませんが、耐用年数を経過した老朽管が増加している中、令和4年度は、滝の宮町配水管布設工事をはじめ、管路更新及び耐震化工事を着実に実施をしておられます。
 次に、公共下水道事業会計について、使用料の改定等による収益の増加により、営業損失が改善し、一般会計からの繰入金及び企業債残高の削減につなげるなど自立した経営基盤の確立に向けて取り組まれております。令和4年度においては、下水処理場の老朽化対策をはじめ、雨水ポンプ場や管路施設の更新、耐震化にも着実に取り組まれており、今後におきましても、経営基盤を強化し、持続可能な上下水道事業の運営に努めていただきたいと思います。
 次に、認定第2号でございます。
 まず、令和4年度からの新たな取組として、物価高騰の影響を受けている本市出身の学生を支援するとともに、ネットワークづくりを図るためのふるさとにいはま便学生支援事業や物価高騰の影響等を踏まえた子育て支援事業に取り組まれ、Uターンの促進や未来を担う若者や子供たちへの投資がなされている点についてまず評価いたします。
 また、移動デジタルサービス推進事業や公共交通機関等デジタル化推進事業の実施や七福芋生産量拡大、イノシシ被害対策事業に取り組むスマート農業推進事業により、MaaSシティー実現のため、新たな行政サービスの導入が図られている点も大いに評価をいたします。
 また、企業立地促進対策や橋りょう長寿命化事業、さらに道路緊急舗装等事業により、地域経済の活性化や防災・減災対策についても引き続き取り組まれております。
 一方、決算収支では、一般会計においては、形式収支及び実質収支ともに黒字とはなっていますが、実質単年度収支は赤字であり、財政調整基金残高も減少しており、持続可能な行財政運営を維持できるのかが懸念されるところであります。
 このような状況を踏まえ、石川市長におかれましては、健全かつ将来を見据えた財政基盤の確立を通じ、第六次新居浜市長期総合計画の着実な推進と持続可能な市政の推進に努めていただくことを強く要望いたしまして、私の賛成討論といたします。
○議長(大條雅久) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず認定第1号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、認定第1号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。
 次に、認定第2号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、認定第2号は委員長の報告のとおり認定することに決しました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 お諮りいたします。議事の都合により、12月6日から12月11日までの6日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、12月6日から12月11日までの6日間、休会することに決しました。
 12月12日は午前10時から会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
  午後 1時49分散会


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