銅婚の里ツアー

銅婚の里ツアー体験記

ここ数年は記念日がなかった私たちに、新しい記念日ができました。

貞光さんご一家(山口県)

大興奮の実物大の恐竜

山口からお越しの貞光さんご夫婦は3歳になる男の子と3人でのご参加。ツアー初日に訪れた愛媛県総合科学博物館では、お子様が大興奮!

実物大のティラノサウルスとトリケラトプスが、滑らかな動きで来場者を驚かせます。リアルな皮膚の質感と迫力満点の雄たけびに、大人でも思わず見入ってしまいました。お子様は、「宇宙からの贈り物」の隕石を不思議そうに触っていました。併設のプラネタリウムでは、約65万個の恒星を投影した星空のほか、ドームスクリーンを利用した大迫力のCGアニメーションを楽しまれたようです。

お子様の記念日以外にお祝ごとなど、ここ数年していなかったという貞光さんご夫婦。久しぶりに夫婦の記念日ができ、「これからの家族の歩みに自信が持てた」と喜ばれていました。

日本の近代化に貢献した広瀬宰平の足跡を辿る

ツアー2日目は新居浜市の産業遺産を巡る旅。広瀬歴史記念館は、幕末・明治の動乱期に別子銅山を支え、日本の近代化に貢献した広瀬宰平の足跡をたどる施設です。

展示館で紹介されている資料を見ていると、わずか9歳にして初めて別子銅山に赴いて以来、その経営維持に奔走し、近代化を推進した広瀬宰平の姿が浮かんでくるようです。

敷地内にある旧広瀬邸は、明治10年に母屋が建てられました。母屋2階の望煙楼と呼ばれる部屋からは、新居浜市内を一望することができます。伝統的な日本建築様式でありながら、西洋からマントルピース、洋式便器、板ガラス、避雷針などの新しい文化が取り入れられており、しかも見事に調和がとれています。庭園も美しく整えられ、風情を漂わせています。

旧広瀬邸の佇まいに魅了された貞光さん、他の施設も含めもっとゆっくり新居浜市に滞在し堪能できたらと思ったそう。「来年は両親も連れて太鼓祭りを見に来たい」と語ります。