銅婚の里ツアー

2023年銅婚の里にいはま

2024年の銅婚ツアーは、3月2日(土)~3日(日)に結婚7年目を迎えた新居浜市外在住の7組のご夫婦を招待し、実施しました。 今年のツアーは、「あかがねアドベンチャーツアー」と題し、新居浜市の豊かな自然と歴史を、市内の高校生と交流しながら満喫していただきました。

3月2日(土)スケジュール

集合後、最初は、あかがねミュージアムでご夫婦それぞれに「銅」にゆかりのある記念品を製作していただきました。奥様は、かつて世界有数の銅の産出を誇った「別子銅山」で採取した石を原料とした綺麗な緑色のガラス製品「新居浜硝子」にご夫婦の名前を彫るサンドブラスト体験を行い、旦那様は、新居浜市内の高校生と一緒に銅板でお花のブローチを作る体験を行いました。奥様へ思い出に残る特別なプレゼントが完成。参加者の方からは、「夫婦でお互いに銅婚記念の品を作ったのが嬉しかったです。普段、主人から手作りの品をもらう事はないので。」と感想をいただきました。また、参加者の中にツアーの2日間、ずっと旦那様の手作りブローチを身に着けておられた方がいてとても印象的でした。

この日の昼食は、あかがねミュージアム内にあるカフェRED COPPER COFFEEで新居浜市の特産品である「にいはまサーモン」を使った「銅婚プレート」を召し上がっていただきました。皆さん新居浜ならではのお料理を美味しそうにほおばっていました。

その後、銅婚式を行いました。最初に石川勝行新居浜市長から、結婚7年目を迎えた参加者の皆さんに向けてお祝いのメッセージを贈りました。その後、銅婚の鐘の前に移動して、石川市長から銅婚記念品がみなさまに手渡されました。銅婚記念品は、「銅婚ロマンス」のロゴが入った銅製銅婚記念品とフォトフレーム、特製銅婚ラベル付きクラフトビール瓶です。ご家族ごとに銅婚の鐘を鳴らし、記念撮影も行いました。銅婚式終了後には、参加者のお子さんたちが石川市長にだっこをお願いし、石川市長も笑顔で答えて交流をしていました。

銅婚式の後は、バスに乗って日暮別邸記念館に向かいました。日暮別邸は、明治を代表する建築家、野口孫市が設計し明治39年に住友家の別邸として、新居浜市から瀬戸内海沖約20kmにある四阪島に造られました。平成30年に四阪島を遠望できる新居浜市内の星越山に移築され、現在の日暮別邸記念館となっている施設です。 参加者の皆さんは、館内職員による住友の歴史を紹介する紙芝居と、日暮別邸が四阪島から現在の場所に移築する過程のDVDを興味深くご覧になっていました。 その後、展望台から新居浜市内や新居浜市を囲む山や海などの自然を眺めました。雨の影響が心配されましたが、ちょうど雨も上がり山の上からの新居浜市の景色を見ていただくことが出来ました。集合写真の撮影も行いました。

次に、愛媛果汁食品で新居浜市初のクラフトビール工場の見学を行いました。 職員の方の案内でビールを作る機械の中を見学。お子様たちは、銅婚記念品のクラフトビール瓶の蓋閉め体験を行いました。その後、ご夫婦は、新居浜特産品の白芋と県産はだか麦、ゆずを使ったクラフトビールの飲み比べ、お子様はオレンジジュースを試飲。用意していただいた自家製ピザと一緒に召し上がっていただきました。「ビールの飲み比べが一番楽しみだった」と話す参加者の方もおり、皆さん味わいながら楽しい時間を過ごしていました。 帰りにお土産をいただき、笑顔で宿泊所に向けて出発しました。

宿泊は標高約700mに位置する「オーベルジュゆらぎ」でした。 この日は特に冷え込みが厳しかったこともあり、バス移動の道中では、積雪が見られ遠方から参加された方は、四国は温暖な気候というイメージがあるようで3月でもこんなに雪が積もるのか。と驚かれていました。この日はオーベルジュゆらぎも、積雪があり予定していた「キャンプファイヤー」や「星空観賞」は行えませんでしたが、ご家族で雪だるまを作るなど想像していなかった状況を個々に楽しんでおられました。夕食は、銅婚記念のフレンチ特製コースディナーを堪能していただきました。参加者の方からは、今はお子様が小さいため周りへの配慮も必要でこういったコース料理をゆっくりと堪能できる機会が少なく、とても思い出になった。また周りも同年代のお子様連れの方ばかりで気兼ねすることなく 食事を楽しめました。というお声をいただきました。

3月3日(日)スケジュール

2日目の午前中は、「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる東平に向かう予定でしたが、前日の雪の影響で断念。予定を変更し、マイントピア別子へ。案内役の地元の高校生が、歓迎のメッセージを伝える看板を持って元気にお出迎えしてくれました。 マイントピア別子では、観光坑道と旧端出場水力発電所を2班に分かれて高校生のガイドで見学しました。 観光坑道見学は、当時の蒸気機関車を復元したトロッコ列車に乗ってスタートしました。江戸時代の採鉱の様子について人形を使って再現しているコーナーや、明治から大正にかけての別子銅山を巨大ジオラマで再現しているコーナーを高校生ガイドのお話を聞きながら見学しました。 別子銅山の近代化を支えた旧端出場水力発電所は、明治45年に完成し、昭和45年まで活躍しました。旧端出場水力発電所の落差は、596mで完成当時日本一でした。煉瓦造りの建物は愛媛を代表する西洋建築物の一つです。発電所内は参加者の皆さんに自由に見学していただき、詳しく知りたいことがあれば、高校生ガイドに質問しながら過ごしていました。  

昼食は、マイントピア別子内の「バーベキューあかがねの里」でガイドを務めた高校生たちと一緒にバーベキューを召し上がっていただきました。地元の高校生と交流しながら楽しい時間を過ごした参加者の方からは、「高校生など地元の方々との触れ合いの時間が随所に設けられていたのが非常に良かった。」「一生懸命伝えようとする気持ちが伝わり、接していてこちらがパワーをもらいました。」などと感想をいただきました。  

食事の後は、あかがねキッズパークへ。お子様は午前中にたくさん歩いていたため、疲れて眠たくなるかもしれないと心配もありましたが、元気いっぱいにキッズパークの中で遊んでいました。

ツアーの最後は、あかがねミュージアムに戻り七福芋チーズケーキをお渡しし、全員で記念撮影を行い、全日程が終了しました。 2日間お天気の影響で、予定変更を余儀なくされた「あかがねアドベンチャーツアー」でしたが、最後は皆さん笑顔で晴天の中で締めくくることが出来ました。

今回、ご参加いただいた方からは、「家族にとって、この7年目の節目が本当に良い思い出になりました。夫婦ふたりでたのしんでいた◯婚式のイベントもこうやって家族みんなで祝うことで更に絆が深まったと思います。(一部抜粋)」と感想をいただきました。 ご夫婦にとって1度だけの結婚7周年の「銅婚」。7周年の記念に「銅婚の里にいはま」でご家族にとって思い出になる時間を作ってみてはいかがでしょうか。ぜひ新居浜へお越しください。お待ちしています。