銅婚の里ツアー

海の銅婚式

結婚7年目、チャペルで誓う家族への思い

結婚7年目は、その安定した時期を銅に例え「銅婚式」と呼ばれます。平成30年10月7日(日)、銅婚式を迎えたご夫婦を祝福する「山の銅婚式」が開催され、6組20名のご家族が参加されました。
「山の銅婚式」は、結婚7年目を祝うチャペルでの銅婚セレモニーから始まりました。フォーマルな衣装に身を包んだ参加者の皆さんは、順番にチャペルへと入場。シビルウェディング(人前式)として、全日本ブライダル協会による認定を受けたミニスターが式を執り行いました。

各ご家族から「改めて家族に感謝し、銀婚式、金婚式へとつなげていきたい」など銅婚式を迎えての誓いの言葉が述べられ、普段はあまり言葉にして伝えることのない、家族への思いを伝えます。ミニスターからは「お互いが良い点も悪い点も認め、補い合い、幸せな家族の歩みにつなげてください」と祝福の言葉を授かりました。

また、新居浜市からは銅婚式の証明となる「銅婚証明書」が贈呈されました。新居浜市出身のイラストレーター近藤勝也氏が描き下ろしたイラストがあしらわれた銅婚証明書は、ご家族の思い出の写真を飾ることができるフォトフレームタイプのもので、受け取ったご家族は早速今日の写真を入れたいと笑顔で話してくれました。
最後に、参加した子どもたちが銅婚式の祝福の鐘を7回鳴らし、各ご家族の結婚7年目の誓いを思い出に刻みました。

「銅婚の里」聖地で味わうバーベキュー

銅婚セレモニーを終えた一行は、マイントピア別子へ移動。平成30年に新設されたしあわせ通洞「祈りの鐘」を鳴らし、新郎新婦を模したパネルでの写真撮影などを楽しみました。
その後は、お待ちかねのバーベキュー。肉や魚介類の焼ける香ばしい匂いが食欲をそそります。山の清々しい空気の中、屋外でのバーベキューを楽しみました。
食事の後は、別子銅山で使用されていた蒸気機関車を再現した鉱山鉄道・別子1号に乗って鉱山観光へ出発。かつて世界一の銅の産出量を誇った別子銅山の歴史や文化を堪能し、新居浜市ならではの「銅婚の里」としての魅力を肌で感じることができました。

銅板に刻む、大切な家族の絆

平成27年にオープンしたあかがねミュージアムでは、360度太鼓台シアターを見学。
どこを見ても迫力満点の映像に、子どもたちからは歓声が上がります。臨場感あふれる新居浜祭りの映像を楽しんだ後は、最後のプログラムとなる家族での銅の手形づくり体験を行いました。銅が酸化すると黒く変色する性質を利用し、銅板に家族の手形やメッセージを表現します。手形を押す前には、どんなレイアウトにしようか、どんなメッセージを残そうかと、どのご家族も真剣な表情です。銅に手形を押す時には、ずれないように慎重に銅板に手を重ねます。お子さんが上手に手形を押せるよう、隣でサポートするご両親の姿も。ご家族で協力して作り上げた銅の手形は、家族の歴史を刻む大切な思い出となりました。

参加者の声

角村さんご家族

チャペルでの銅婚式で結婚7年目を実感することができて、改めて、家族に感謝する機会になりました!自分たちが幸せでいられるのは自分たちに関わってくれる多くの人々のお陰ですね。このイベントでますます絆が深まりました。感謝の気持ちを忘れず、これからも過ごしていきたいです。

西崎さんご夫婦

銅婚式セレモニーなど手作りのあったかいイベントで、結婚して7年たったという事を改めて感じさせてくれました。銅のお土産や、銅にちなんだ内容が盛りだくさんで期待以上の満足感です。関係する担当の方や先生に感謝!

住田さんご家族

バーベキューや銅婚式のセレモニー…3年目くらいまでは結婚記念日に重みがあったけど、子供もいて日々のせわしさに追われ、結婚記念日も忘れがちな時期でした。日々の生活の中ではなかなか気付きにくい記念日を感じさせてくれるイベントです。