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(質問)
○それでは、次に参ります。
新市民文化センターについて質問させていただきます。
前回の質問でも、新市民文化センターについては質問させていただいたのですが、年度も替わり、基本構想も煮詰めて、次のステップの基本計画に入っていると思いますので、改めてお尋ねをしたいと思います。
前回は、基本コンセプト、特に外観の質問をさせていただきましたが、今回は施設の設備について質問させていただきます。
まず、大型施設ですので、省電力化は外せない目標であると思います。ゼロエミッション、ゼロエネルギー対策は、企業また個人の施設、住宅でも取り組まれているところは承知のことと思います。新市民文化センターにおいては、空調、照明等、大量の電気を消費する設備が多く使われると思います。その対策として、ソーラーパネルの設置は欠かせない設備ではないでしょうか。市内を見ますと、個人の住宅、また空き地には、ソーラーパネルが多々設置されています。ですが、新居浜市内の公共施設には、あまりソーラーパネルを設置している施設が少ないように思います。今回建設の新市民文化センターですが、建物の規模も大きく、屋根面積もかなり広いと思われます。ゼロエミッション、ゼロエネルギー、そして経費削減には、ソーラーパネル、蓄電池は欠かせない設備だと思います。
そこで、お尋ねしますが、今回建設予定の新市民文化センターには、ソーラーパネル、蓄電池などエコの観点からの設備設置のお考えはありますか。
それと、新市民文化センターの内部の設備について質問をいたします。
現在の文化センターは、諸先輩から聞いたところによると、大ホールは特に音響設備がすばらしいと聞いています。設備というのではなく、音響の反射がその当時からすばらしく、現代の音響の反射にも負けていない設計であると聞いています。市民の希望として、有名アーティストを呼べるような施設にという要望をよく耳にします。東予地域で有名アーティストがコンサートをできる大型音響施設は、あまり聞いたことがないような気がします。
そこで、お尋ねしますが、音響設備は、特殊な分野であると思います。建物とは別に、ホールの部分は音響のスペシャリストに設計を任せるのが最善かと思いますが、ホール設計についてのお考えをお答えください。
今回の新市民文化センターは、駐車台数を増やすということから、既存の児童センターも建設予定地に入れているとお聞きしています。私も近所ということもあり、学生のときには施設を利用していました。現在もかなりの市民の方が利用していると思いますが、今回、建設予定の新市民文化センターには、児童センターの施設は入る予定でしょうか。規模的には、現在の児童センターと同等なのでしょうか。
また、中央公園も新市民文化センターの敷地として取り込まれるようですが、公園施設も再度構築される計画でしょうか、お答えください。
(企画部文化スポーツ局長答弁)
○企画部文化スポーツ局長(藤田和久)(登壇) 新市民文化センターについてお答えいたします。
まず、新市民文化センターへのソーラーパネル、蓄電池などの設置についてでございます。
基本構想におきまして、施設整備における配慮事項として、屋上の緑化、太陽光発電パネルの設置、地中熱の利用、その他の先進的な環境負荷低減対策の導入を検討し、環境へ配慮した施設とするとしており、基本計画におきましても、引き続き協議、検討を行っているところでございます。
次に、ホールの設計についてでございます。
ホール部分につきましては、音響設備等専門的な分野でありますことから、今後ホールの設計時には、専門家の御意見を伺い、現市民文化センターの音響のクオリティーを引き継いでまいりたいと考えております。
次に、児童センターについてでございます。
新市民文化センターは、子育て世代をはじめとした多様な世代が集い、世代間交流を促進する拠点とすることとしており、中央児童センターを含めて整備したいと考えております。
また、規模につきましては、基本計画の中でお示しできるよう、協議、検討を行っているところでございます。
次に、中央公園についてでございます。
中央公園は、現在の面積を確保した上で再整備を行い、新市民文化センターと一体的な利活用を図ってまいりたいと考えております。
(再質問)
○22番(伊藤謙司)(登壇) それでは、まず今質問している進捗状況というのはなかなかお答えしにくいんかなと思います。ですが、一つ質問なんですが、設計に当たり、さっきのホールなんかもしかりなんですけども、外部からの助言だったりいろんな業者といったらおかしいですけども、そういう方というのは今の段階では入っているんですか。
(企画部文化スポーツ局長答弁)
○企画部文化スポーツ局長(藤田和久)(登壇) 伊藤謙司議員さんの御質問にお答えいたします。
現時点で助言、専門家の意見などを聞いているのかということでございますが、先ほどの音響についてですが、昨年の基本構想の中で、市民検討委員会の委員として舞台演出家に入っていただき、またアドバイザーとして声楽専門の大学名誉教授で瀬戸フィルハーモニー交響楽団理事、元宝塚歌劇団空組娘役の方に担っていただいております。また、設計の段階で改めて音響等御意見を伺いたいと考えております。
(再質問)
○22番(伊藤謙司)(登壇) 先ほど御答弁いただいたように、餅は餅屋じゃないですけども、音響だったり舞台演出だったりというのは、そういう方のほうがたけとると思いますので、そういう方はたくさん呼んでいただいて、意見を聞いたほうがいいものができると思います。その辺は考慮してやっていただけたらなと思います。
先ほど質問をさせていただいたソーラーパネルの部分なんですけども、かなり大きな建物ですんで、屋上にはパネルを載せると思うんですが、この御時世でございます。売電収入というのもかなり入ってこようかなと思っております。市税のことを考えると、少しでも足しになる、地産地消で自分のところで起こして自分のところで電気を使うというのもこれも税の利用になると思うんですが、このソーラー設備の売電の収入というのは、今の話の中で計算には入っているんですか。
(企画部文化スポーツ局長答弁)
○企画部文化スポーツ局長(藤田和久)(登壇) 伊藤謙司議員さんの御質問にお答えいたします。
ソーラーパネルなどの売電収入の確保についてでございますが、ホールについては音響や照明など電気の消費量が大変多い施設となりますので、快適な室内環境を実現しながら、照明のLED化、また太陽光発電の導入などもできる限り、先ほども御答弁させていただきましたが、環境負荷低減対策を図ってまいりますが、売電収入の率、額などにつきましては、詳細の設計の段階になると考えております。
(再質問)
○22番(伊藤謙司)(登壇) ぜひ売電収入というのも効率化も考えながらソーラーパネル、蓄電池は載せていただけたらなと思います。
ニュアンスが違うんですけども、文化センターは、今中央公園も児童センターも土地を使ってというお話ししているんですが、NTTの跡地で、今ラーメン屋さんになっている部分ってありますよね。あそこっていうのは、もともとNTTの施設だったと思うんですけども、あれを購入するという考えというのは、今思うたらなかったんかなあって思うんですけど、その辺の話というのはなかったんですか。今買うとけばよかったなと思うんですけど。
(企画部長答弁)
○企画部長(亀井利行)(登壇) 伊藤謙司議員さんの御質問にお答えいたします。
元NTTの土地について、購入する計画等はなかったかということについてでございます。
現在、新市民文化センターについては、中央公園やその周辺も含めて一団の土地としてどのような活用をするかについて検討をしております。これまで裁判所を含めた合同庁舎建設の予定が過去にはありましたことから、そのあたりを含めての活用については現在もそれが可能かどうかについては検討しておりますが、元NTTの土地については、これまで購入とか、そういうことについては検討をした経緯はございません。既に新しいお店もできておりますので、それを購入してということはなかなか難しいところもあるのではないかと考えておりますが、市庁舎も含めて、全体を一団の土地としてどのような活用をしていくかについては、今後検討してまいります。
(再質問)
○22番(伊藤謙司)(登壇) よく不動産業界では、隣接した土地っていうのは買っておくほうがいいよって私は小さいときにそういうふうな話をよく聞いたんで、ラーメン屋さんはやっているんですけども、ラーメン屋さんが撤退したときには、ちょっとだけ考えていただけたらなと思います。
それと、新市民文化センター、音楽施設としていいものをお願いするという話で、有名アーティスト、音楽、できたら大きなコンサートをやりたいなと思っております。これはもう市民の方のニーズだと思います。それで、ちょっとこれは要望なんですが、こけら落としというのがどの施設にもあると思います。前回あかがねミュージアムのときに私は、こけら落としは水樹奈々さんかなと思っておりました。今度文化センターができるのは、完成年度というのは決まっておると思います。2年ぐらい前には多分日にちもある程度決まってくると思いますんで、そのときにこけら落としはぜひ新居浜の一番のアーティストと言えばアニソンの女王、やっぱり水樹奈々さんだと思いますんで、そのぐらいからオファーをかけてやるぐらいのことをしていただけると、特にまた新市民文化センターも盛り上がってくると思いますんで、これは要望で上げておきます。
先ほど来から文化センターについていろいろと申し上げましたが、多分文化センターが取壊しになった時点から市民の方の関心は一気に上がってくると思います。ぜひ私ども市議会のほうにもいろいろと相談していただいて、市民が誇れるような文化センターの建設をお願いして、この項目は終わりたいと思います。