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2 新居浜太鼓祭りについて/(3)伝統行事の継承

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ページID:0130315 更新日:2023年11月28日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

藤田誠一

本会議年

令和5年

定例会月

9月

内容

(質問)
○3、伝統行事の継承。
 近年、少子高齢化、核家族化の進展により、地域における人と人とのつながりが希薄化し、自治会への加入率の低下などコミュニティーが崩壊する危惧が叫ばれておりますが、太鼓台には人を寄せつけるほかに類のない限りない魅力がいっぱいあります。私自身、その魅力に取りつかれている一人ですが、私のほかにも太鼓台があるから市外に就職せず新居浜に残ったという若者も少なくなく、平和運行に徹している自治会の方々からは、太鼓台があるから若者が自治会に集まり、ひいては自治会活動が活性化しているというお話もよく耳にします。太鼓台は、自治会の最たる財産であり、その運行、運営には、主導する青年団、自治会役員、婦人部などの協力による炊き出しなど、多くの人の協力が不可欠です。また、将来にわたり太鼓台を運営し、自治会を活性化していくためには、次期青年団等若者の育成が大変重要です。私が所属する自治会では、地域に多くの中学生が、敬老会や校区文化祭、クリスマス会などに参加し、自治会を盛り上げてくれていますが、太鼓台の運営そのものに触れる機会はこれまでありませんでした。
 そこで、新居浜市を代表する伝統行事である太鼓台の運営にも、地域行事の一環として中学生に参加していただき、裏方のお仕事にも触れてもらったら、将来、青年団として参加したいという気持ちになる中学生もいるかもしれません。また、自治会活動そのものに興味を抱く中学生もいるかもしれません。私の自治会では、ほかにも消防団も若い成り手がいないなど担い手不足が課題であります。若者を中心に小中学生から高齢者まで、地域の方が一致協力して、歴史と伝統ある太鼓台を運営、管理していくことは、地域コミュニティー強化のためにも大変すばらしい取組であると確信しております。地域の伝統行事を将来へ継承するために、中学生の運営補助について学校の許可までは必要ないと思いますが、地域へ委ね、ほかの行事と同じように参加を積極的に呼びかけていただきたいと考えますが、御所見をお伺いします。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 伝統行事の継承についてお答えいたします。
 中学生の新居浜太鼓台運営補助への参加につきましては、郷土愛を育み、伝統文化を継承していくという意味において意義深いものではございますが、生徒の安心、安全を確保するためには、保護者を含め、地域の大人たちが責任を持って見守る必要があると考えております。
 現在、中学生がかき夫として運行に参加することは、太鼓台の鉢合わせなど安全確保の懸念や飲酒、喫煙などの誘惑の機会も増えることから禁止としているところでございます。
 運営補助におきましても、生徒の安全確認や健全育成が最優先であり、飲酒の場面や受動喫煙の場でのお手伝いは好ましくないと考えております。
 保護者や地域の大人たちが、安全と健全育成に十分配慮した上で、地域ボランティア活動の一環として、共に自治会館の清掃や会場準備をするなど中学生としてふさわしい太鼓台の運営を支える裏方の役目を担うことにつきましては、将来の地域コミュニティーを形成する人材育成の観点から、大きなメリットがあると思います。各地域におかれましては、責任を明確にして、子供たちを導いていただければありがたく思います。