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(質問)
○合宿環境。
合宿の誘致には、練習環境がとても重要です。総合運動公園が完成すれば、全国にPRできると思いますが、まだまだ先の話です。しかし、総合運動公園計画は出来上がっており、計画どおりに進むこと、着工が早まることは市民の悲願であることも申し添えておきます。
そこで、今ある施設を有効活用して、いかにして合宿地として選んでもらうかを考えるべきではないでしょうか。重量挙げ練習場もリニューアルされ、市民体育館は令和2年度に大規模改修を行い、すばらしい環境が整いました。毎日多くの市民の利用があり、週末もほぼ大会などが開催されています。そのため、合宿で利用することは困難であるともお聞きしています。
一方、山根総合体育館の設備は、そのほとんどが昭和62年建設当時のままです。山根公園は、テニスコートやプール、グラウンド、緑地公園に加えて産業遺産もあり、まさに新居浜市を代表する公園であると私は思っています。また、山根総合体育館には、柔剣道場もあり、市民体育館にはないものがあります。総合運動公園構想では、現施設を維持と示されていますが、建設後36年が経過し、耐用年数を迎えるまであと29年です。
そこで、山根総合体育館の整備計画があればお示しください。
現施設を耐用年数まで維持するには、今ここで大きく手を入れるべきであると思いますが、市の考えをお聞かせください。
市民体育館と同じような改修ができれば、市民の利用も分散し、隣のプールやグラウンドも一体的に利用できる山根総合体育館は、合宿地として選ばれ、合宿の利用が必ず増えると思います。市長のお考えをお伺いします。
次に、市営野球場についてです。
まず、東予4市の野球場の現況ですが、新居浜市営野球場は、1985年、昭和60年に開設され、両翼91メートル、収容人数8,500人、スコアボード、手書き式。四国中央市浜公園川之江球場は、1992年、平成4年に開設、2017年えひめ国体に向け、スコアボード等の改修工事が行われ、両翼92メートル、収容人数8,000人、スコアボード、フルカラーLED式フリーボード、ナイター設備なし。西条市ひうち球場は、1991年、平成3年に開設、2017年えひめ国体に向け、スコアボード等の改修工事、グラウンドの拡張工事が行われ、両翼98メートル、収容人数1万840人、スコアボード、フルカラーLED式フリーボード、ナイター設備6基。西条市東予運動公園野球場は、1995年、平成7年に開設、2017年えひめ国体に向け、スコアボード等の改修工事が行われ、両翼97.6メートル、収容人数5,000人、スコアボード、フルカラーLED式フリーボード、ナイター設備6基。今治市営球場は、1952年、昭和37年に開設、2017年えひめ国体に向け、スコアボード等の改修工事、グラウンドの拡張工事が行われ、両翼100メートル、収容人数7,593人、スコアボード、磁気反転式、ナイター設備6基となっており、新居浜市営野球場の広さやスコアボードは、他市より劣っている状況です。今ある施設で合宿誘致にも限界が迫っております。
第105回全国高校野球選手権大会愛媛予選の東予4市のトピックを私なりに上げるとすると、1番は、決勝戦の川之江高校対今治西高校、次に新居浜市の高校が単独チームで参加できたことです。しかし、余裕があるわけではなく、近い将来連合チームの参加も考えられます。
そこで、本市の市営野球場のスコアボードの早急な整備が重要になってくると思います。新居浜のある監督さんからは、部員不足の中、現在のスコアボードを使用するとなると、真夏は40度以上の中、2時間野球部員3名以上で対応しなくてはいけない。現在は女子マネジャーもいるので、ネット裏から操作できるスコアボードにしてもらえたら大変助かるという切実な声を預かりました。
話は戻しますが、新居浜合宿に3回参加した選手からの、毎回内外野の整備環境は最高、食事とお風呂のおもてなしも最高、あとはスコアボードと雨天練習場で完璧ですねという声が頭から離れません。
現状のスコアボードを市としてどのように認識され、対応をお考えかお聞きします。
あと駐車場横の投球練習場をちゃんと囲った雨天練習場に改修すれば、雨天時の心配もなくなるため、中四国のチームが当市を選んでいただける可能性が広がると思いますが、御所見をお伺いします。
(企画部文化スポーツ局長答弁)
○次に、合宿環境についてでございます。
まず、山根総合体育館の整備計画についてでございますが、本市の体育施設全体の老朽化が進んでおりますことから、耐用年数や緊急性等を勘案し、必要性の高い施設から順次、計画的に改修を進めていくこととしております。
山根総合体育館につきましても、他施設の整備と整合性を図りながら、利用者が安心、安全に利用でき、合宿地として選定していただけるよう、適切な維持管理に努めてまいります。
次に、市営野球場のスコアボードにつきましては、各方面から長年にわたる御要望をいただいておりますことから、改修等について早期に検討してまいります。
次に、投球練習場から雨天練習場への改修につきましては、利用者が安心、安全に利用するため、耐震性能等を兼ね備えた施設として整備する必要があり、多額の経費が必要となりますことから、利用実績や利用方法に応じた施設の改修方法等検討してまいります。
(再質問)
○15番(藤田誠一)(登壇) 御答弁の中に、何回も安心、安全にという言葉、すごい響いてきたんですが、おとといに市営野球場スコアボード内の状況を確認してきました。それがこちらの写真になるんですが、(資料を示す)見えるかどうか分からんのですが、ちょっと専門家の田窪議員の見解もお聞きして、まあまあ危ないぞということもちゃんと確認しとんですが、何を言いたいかといいますと、安全面から見ても、非常に危険な状態ではないでしょうか。ボードの基礎部分がさびてきて、ボードを回転させる際に落下するなどの危険性があります。あとスコアボード内の暑さとか湿度とか、2日前でも暑かったです。
言うたって総合運動公園の完成はまだまだ先の話です。そこで、来月に控えるねんりんピックの試合途中に0点のボードがどんと落ちたりしても、これは一生もんに笑われると思いますんで、いろいろ申してきたんですが、これまで少年野球大会やいろいろ市営球場に行く、訪れる便が市長、何回もあったと思うんですが、一応この現状を見てどうお考えか、ちょっとお答えお願いします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 藤田議員さんの御質問にお答えいたします。
スコアボードの中までは私も見てないんですが、このスコアボードについては、ほかの市も一緒ですけれども、国体のときに本当はやろうかという話があったんですけど、先ほどもありましたように総合運動公園のこともありまして、ちょっと保留になったといういきさつもあります。かなり古いなというのは分かりますし、このデジタル化社会の中でいまだに手書きというのもどうかなと思っておりますので、早急に対応をすることを検討したいと思います。
(再質問)
○15番(藤田誠一)(登壇) よろしくお願いします。