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5 自転車によるまちづくりの推進について

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ページID:0130319 更新日:2023年11月28日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

藤田誠一

本会議年

令和5年

定例会月

9月

内容

(質問)
○最後5です。自転車によるまちづくりの推進について。
 本市はかつて昭和の時代に銀輪の町と呼ばれていました。当時の面影は、セピア色した写真でしか見ることができませんが、行き交う大勢の自転車通勤の風景は、往時の新居浜を物語る貴重なワンシーンとなっています。
 そんなノスタルジックな自転車のイメージが、環境に優しく、健康にもいい、ガソリン代の節約にもつながるという時代のニーズにマッチして、その存在が改めて見直されています。
 国も平成29年に自転車活用促進法を定め、自転車の活用を総合的、計画的に推進することとし、本市におきましても、それに先立つ平成28年に、自転車ネットワーク整備基本計画を策定され、自転車道の整備など自転車によるまちづくりについて市のお考え、取組状況についてお伺いします。
 次に、私自身はそれを推進する立場でありますが、自転車の利用促進と併せて、利用者の安全が整備されることが非常に重要であると考えております。
 御案内のとおり、令和2年4月1日に、愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例が改正され、自転車損害保険等への加入が義務化されました。また、道路交通法が改正され、令和5年4月1日から、全ての自転車の利用者のヘルメット着用が努力義務となりましたが、自転車の利用は一生を台なしにする加害者にも被害者にもなり得るもので、ふだんから乗り慣れていない方、幼児、児童、免許を返納された高齢者まで、リスクの高い方に対する対策が必要であると思います。
 警視庁のデータによれば、自転車事故で死亡した人の約7割が、頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメットの着用状況による致死率では、着用していない場合は、着用している場合と比べて約2.3倍も高くなっています。
 こうした状況の中、近隣の今治市では、今年8月から来年2月まで、未就学児と65歳以上の高齢者を対象に、ヘルメット購入に対する上限3,000円の半額補助を開始しました。また、市内に住む小学6年生が、自転車やヘルメットを購入された際に使えるクーポン券1万円を今年秋から配布するそうです。
 そこで、改めてお伺いしますが、令和4年の新居浜市の自転車関係事故の状況、またヘルメット着用促進に向けてどのような取組をされているのかお伺いします。
 また、本市もヘルメット着用率向上のために、同様の補助制度を設けてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
 忘れもしない平成27年7月に、私の義理の母も自転車事故で亡くなりました。ヘルメットは着用しておらず、着用していればと8年たった今でも後悔しています。誰もが安心、安全に自転車に乗れる町を目指して、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、市長の御所見をお伺いします。
(市民環境部長答弁)
○市民環境部長(長井秀旗)(登壇) 自転車によるまちづくりの推進についてお答えいたします。
 まず、令和4年の新居浜市の自転車関係事故の状況についてでございます。
 令和4年1年間の新居浜警察署管内における自転車の交通事故発生件数は43件で、全事故に占める割合は21.6%となっており、事故の大半は、出会い頭や右折・左折時に自転車対車両により発生しております。
 次に、ヘルメット着用推進に向けた取組についてでございます。
 平成25年に施行された愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例において、ヘルメット着用は励行事項として定められたことから、本市では、ホームページ等を通じて、その周知を図ってまいりました。
 さらに、改正道路交通法施行後は、市内約80の関係機関・団体等により構成される新居浜市交通安全推進協議会総会等の機会を捉え、特に大人世代のヘルメット着用について呼びかけを行っているほか、危機管理課が実施する交通安全教室においても、自転車を安全に利用するための基本的なルールの一つとして、ヘルメット着用の重要性を繰り返し訴えております。
 次に、ヘルメット着用率向上のための購入補助制度の創設についてでございます。
 ヘルメットの着用率を上げ、重大事故を減らしていくことは、安全で安心のまちづくりのために非常に重要な課題であると考えておりますことから、今後先進自治体でのヘルメットの着用状況、導入実績や導入効果等について調査研究をしてまいります。
 今後も引き続き誰もが安心して自転車に乗れる町を実現するため、人優先の交通安全思想に基づいた交通安全に関する教育や普及啓発活動等の推進に努めてまいります。
(建設部長答弁)
○建設部長(三谷公昭)(登壇) 自転車道の整備など自転車によるまちづくりについての市の考え、取組状況についてお答えいたします。
 新居浜市におきましては、低炭素社会への転換を推進していくため、また自転車の町の復活を目指し、自転車道の整備促進や自転車利用の普及啓発に取り組んでおります。
 取組といたしまして、自転車の利用者が安全で快適かつ連続して走行ができる利用環境を整備するため、平成28年度に自転車ネットワーク基本整備計画を策定し、自転車の走行空間を確保するため、各道路管理者が自転車通行区間のカラー化や路面標示による通行位置の明示を行っております。
 これまで実績といたしまして、令和4年度までに上部東西線ほか18路線、延長約36キロメートルにおいて整備を実施しており、令和5年度は、磯浦中新田線で路面標示の整備を予定しております。
 今後も引き続き関係機関と連携し、自転車ネットワークの質の向上と自転車利用のさらなる促進を図ってまいります。
(再質問)
○15番(藤田誠一)(登壇) 本日は、4月の改選後、各世代、各分野の皆様から預かった声を質問いたしました。まだまだ市民の皆様から預かっている心と声は多数ございます。理事者の皆様、今後とも市民の皆様に寄り添った市政運営をよろしくお願いします。ありがとうございました。