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1 エアコン購入の助成について/(1)現状と対応策

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ページID:0130341 更新日:2023年11月28日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

井谷幸恵

本会議年

令和5年

定例会月

9月

内容

(質問)
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 通告に従って質問します。
 1点目、エアコン購入の助成についてです。
 現状と対応策。
 今年の夏の暑さはひとしおでした。気象庁は9月1日、日本の夏6月から8月の平均気温が観測史上最高になったと発表しました。今ではエアコンは毎日の生活の必需品です。
 生活保護利用者に対し、国からのエアコン設置助成は、2018年4月以降の利用者に限られておりますが条件があります。2018年4月以降、新たに生活保護を利用する世帯で、熱中症予防の必要がある高齢者や障害者、子供がいるなどの条件を満たす場合、5万円程度のエアコン購入費の支給を認めております。
 本市では、2018年3月以前からの生活保護利用者に対して、訪問のときなどに様子を聞いているというふうにお伺いしましたが、エアコン設置状況、把握している範囲で教えてください。
 社協からの融資などにつながった例があれば教えてください。
 次に、生活保護利用者ではないが、困窮している人に対してのエアコン助成についてお尋ねします。
 非正規で働くAさんは年収200万円以下、既に社協で融資を受けており、今返済中でこれ以上借りることができません。Aさんの住む市営住宅は、網戸は壊れ、エアコンは故障中です。暑くて夜眠れず、水浴びしても効果はありません。夜が来るのは恐怖だと言いました。ポータブルクーラーだと移動もでき、それほど高くないので検討していただけないだろうか、社協で借りられないので我慢の毎日であるとも言いました。
 ほかにも同じような境遇の人がいるのではないでしょうか。生存権にも関わるので、他の自治体でも行っているエアコン購入時の助成制度を新居浜市でも実施すべきではないでしょうか、御所見を伺います。
 港区では、65歳以上の独り暮らし世帯、または65歳以上の高齢者のみの世帯、または65歳以上の高齢者と障害者のみで構成される世帯であり、世帯全員が住民税非課税の場合、エアコン設置に対し6万5,000円までの助成をしておるということでございます。よろしくお願いします。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 井谷議員さんの御質問にお答えいたします。
 エアコン購入の助成についてでございます。
 現状と対応策についてお答えいたします。
 まず、エアコン設置状況の把握につきましては、生活保護の方の家庭訪問時、個々のケースにおいて生活上の困り事を聞き、問題の解決に対応しておりますが、エアコン設置の把握を目的とした訪問ではありませんので、全体数の把握は行っておりません。
 社協との連携事例といたしましては、エアコンを購入したいが費用を捻出できないとの相談がありました場合には、保護費のやりくりで購入することが原則でありますが、それが困難であり、収入認定除外の項目に当てはまる場合には、社会福祉協議会の貸付制度を御案内しております。
 エアコン購入といたしましては、毎年二、三人が貸付制度を利用しております。
 次に、生活保護受給者以外のエアコン購入時の助成制度につきましては、市単独の予算での対応となりますことから、困難であると考えております。
 購入費の捻出で困っているとの御相談がありました場合には、社会福祉協議会の貸付制度について御案内する、自立支援制度において生活の全体について見直す等、引き続き個々のケースに応じて対応してまいります。
(再質問)
○7番(井谷幸恵)(登壇) 御答弁ありがとうございました。
 1点お願いします。生活保護利用者で、2018年3月以前からの人には、やりくりして賄うか社協から借り入れるかです。同じ生活保護利用者でありながら、著しく不公平です。現に貯蓄のない人には、エアコン購入費の支給が認められてしかるべきです。市長会などを通じて、国に要望をするべきだと思いますが、御所見を伺います。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 井谷議員さんの御質問にお答えいたします。
 生活保護の受給者で、以前からの対象者もエアコン購入についての負担ができるようになるよう国に要望してはどうかというような御質問かと思います。
 生活保護の基準につきましては、国の制度で全国的に同じ条件で、同じ考え方で運用されているものでございます、昨今、夏の猛暑のためにエアコン購入についての必要性というのは高まっているという認識は市としても持っておりますが、生活保護世帯についての考え方について、国が全体的な制度の運用、それから制度の切替え時の整合性も含めて検討された上で、現在のところは、社会福祉協議会の貸付制度等を案内するというふうに明確に援護局長通知等で各市町村もこの運用を行っているところでございます。必要に応じて、国への要望については検討するような過程も考えられはしますが、現時点におきましてはエアコン購入については、明確な基準がある中で全国対応しているというところで御理解を賜りたいと思います。
(再質問)
○7番(井谷幸恵)(登壇) 加古川市では、経済的な理由で使用できるエアコンがない高齢者などの世帯に対して、エアコン購入及び設置、または修理にも必要な費用を助成することにより、熱中症による健康被害を予防するというふうにしております。ほかにもいろいろな自治体で独自の助成制度をしているところがございます。生活保護利用者以外の困窮者に対してのエアコン購入の補助制度、前向きな御検討をと、また来年の夏に間に合うようにと思っておりましたけれども、困難だという御回答でございました。エアコンがない人、故障している人、あるけど電気代が怖くて利用できない人、いろいろな人がいます。一人一人に寄り添い、誰一人取り残さない、熱中症から市民の命を守る、このことを強く要望いたしまして、次の質問に行きます。