ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

2 ベトナムとの交流について/(3)観光マーケティング機能の導入と受入体制の充実

現在地 トップページ > 組織でさがす > 議会事務局 > 議会事務局 > 2 ベトナムとの交流について/(3)観光マーケティング機能の導入と受入体制の充実

本文

ページID:0133349 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

合田晋一郎

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○ 次の質問に移ります。
 最後になりますが、観光マーケティング機能の導入と受入体制の充実について、2点お伺いさせていただきます。
 まず、長期総合計画の進捗に関してです。
 ベトナムに限定するわけではございませんが、取組方針として、効果的、効率的な観光マーケティング機能の導入を検討する。観光ガイドの養成、育成を推進する。観光客の受入れ環境、交通環境などの整備を推進する。インバウンド観光客へのホスピタリティー、おもてなしの醸成を図ると掲げられ、具体的な取組として、新居浜版DMO、観光地域づくり法人設立の検討、観光ガイド組織の強化と人材育成、観光客向けの案内看板の整備、民間交通事業者と連携した市内観光地を結ぶ移動手段の整備検討、インバウンド向け観光サイトの開設、キャッシュレス、WiFi環境の整備検討、観光施設等の整備・充実などに取り組まれていくようですが、現状をお教えください。
 2点目、最後になりますが、ダナン定期便就航への展望についてです。
 愛媛県では、ベトナムベンチェ省と昨年8月に経済協力に関する覚書を締結しており、交流の中で松山空港とベトナムを結ぶ定期便の就航は必要な取組と中村知事が述べられていました。愛媛県の狙いとしては、ベンチェ省との交流を通じて、県内企業の進出を後押しするとともに、松山空港とベトナムを結ぶ定期便の就航を実現させたい考えのようです。東南アジアの中でも、ベトナムは堅調な経済成長を続けています。四国内には、ベトナムとの定期便を就航している空港はなく、経済交流を進めながら、松山空港からの就航を実現することで、他県に先駆けてビジネスを拡大させ、観光客の増加にもつながるものと考えられます。
 なお、ベンチェ省は、ベトナム南部に位置し、大都市ホーチミンに近いことから、就航路線は松山ホーチミンを想定されていると思われますが、南部の中心都市ホーチミンと北部の中心都市ハノイは、日本からの就航便も多く、ベトナム中部の中心都市であるダナン市への就航便を目指すことが、日本国内での競争力が増すと考えられます。ダナンは、日本国内との関係を深めており、中部に位置しているため、北部のハノイや南部のホーチミンとのアクセスも便利です。松山空港からベトナムへの民間チャーター便は、ダナンに就航され、利用も好調なようです。また、ダナンへの定期直行便は、東京からのみで、日本からダナンに行かれる場合、韓国を経由して行かれるケースも多いようです。松山空港からダナンへの定期直行便が就航されれば、新居浜市にとっても経済、観光、交流の推進に結びつくと考えます。西条市は、中部の都市フエ市と友好姉妹都市であるので、西条市と連携しながら、ダナンへの定期便就航を働きかけてはと思いますが、市の御所見をお伺いします。
(経済部長答弁)
○経済部長(宮崎司)(登壇) 観光マーケティング機能の導入と受入体制の充実についてお答えいたします。
 長期総合計画に掲げる取組内容の現状についてでございます。
 まず、新居浜版DMO設立の検討につきましては、先進組織であるせとうちDMOと連携し、本市の現状分析や目指すべき将来像の再確認に取り組んでおり、地域に根差して活動できる新居浜市版DMOの設立を目指して引き続き調査研究を行ってまいります。
 次に、観光ガイド組織の強化と人材育成につきましては、新居浜観光ガイドの会を通じ、ガイド養成講座等、継続的なガイド人材の育成並びに知識研さんを図っております。
 次に、観光客向け案内看板の整備につきましては、観光情報や産業遺産の紹介、発信を目的とした案内看板を市内に72か所設置し、これら案内看板には、多言語翻訳が可能なQRコードを表記しており、英語、簡体、繁体の中国語、韓国語の4か国語に対応した情報ツールとしての活用を図っております。
 次に、民間交通事業者と連携した市内観光地を結ぶ移動手段の整備検討につきましては、令和3年度に道の駅マイントピア別子と連携し、市内周遊バスツアーの実証運行を行いました。
 今後におきましても、民間交通事業者と連携しながら、利用者ニーズや費用対効果も考慮しながら、様々な手法を模索してまいります。
 次に、インバウンド向け観光サイトの開設につきましては、本市の観光情報を集約した観光サイトにいはま紀行において4か国の多言語版ページを整備し、広く情報発信に取り組んでおります。
 次に、キャッシュレス、WiFi環境の整備検討及び観光施設等の整備・充実につきましては、新居浜市観光交流施設や観光案内所「ここくるにいはま」をはじめ、観光事業者においてもキャッシュレス決済の導入が進んでおります。
 また、WiFi環境の整備では、民間事業者と連携したえひめFreeWi-Fiの拡充に加え、森林公園ゆらぎの森における衛星通信を活用した通信環境向上などの利用環境整備を進めております。
 加えて、新居浜市観光交流施設の一部リニューアルや旧端出場水力発電所の一般公開などの施設整備を進め、ホスピタリティーの向上に努めております。
 次に、ダナンへの定期便就航の働きかけについてでございます。
 松山空港への定期便就航は、本市のみならず、県内全域に波及する取組となりますことから、国際線振興を所管する愛媛県での主体的な取組が基本となりますが、新居浜市といたしましては、加入している愛媛県国際観光テーマ地区推進協議会を通じて働きかけを行ってまいりたいと考えております。
(再質問)
○10番(合田晋一郎)(登壇) 御答弁ありがとうございます。
 情報発信は、大変重要だと思います。その中では、先ほどの易しい日本語に関しても重々考えていただければと思います。
 新居浜市は、観光都市ではありませんが、大島、別子山等瀬戸内海に面し、大変な歴史資産もあるという形での取組が今後インバウンドを含めて重要な取組になってこようかと思いますので、取組をお願いいたします。
 また、ベトナムに関して御紹介させていただきますと、9月に郵政局から日本・ベトナム外交関係樹立50周年の記念切手が発行されていますが、その10枚のうち5枚が中部地方、中部地方というのはベトナムですね、ホイアンの日本橋やホイアンのランタン、ダナン等が紹介されています。それだけベトナムの中でもダナン、中部が注目をされておりますので、今後の交流に期待いたします。
 最後になりますが、前のベトナム大使で、現在、外国人材共生支援全国協会の副会長などを務められています梅田邦夫氏から、外交、経済、人材、日本の重要なパートナーという形でベトナム推しのお話をお伺いする機会がありました。そのお話の中で、最後に引用された言葉を御紹介して質問を終えたいと思います。その言葉は、強さは違いに宿る。一人一人の違いは集団的な強さとなり、活性化につながる。性格も考え方も違う異質な者同士が集まった多様性に富んだ組織ほど柔軟で変化に強いとお伺いしました。まさに、多文化共生社会の推進が今後大事であり、また組織もこういった多様性というのが重要になってこようかと思います。また、新居浜市役所もですが、私ども議会も同様だと思います。
 以上です。終わります。