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3 高齢者の住みやすいまちづくりについて/(1)通いの場

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ページID:0133355 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

黒田真徳

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○ それでは次に、高齢者の住みやすいまちづくりについてお伺いします。
 初めに、通いの場についてお伺いします。
 現在、日本では、少子高齢化が急速に進んでいます。政府としても、急速な高齢化に歯止めをかけるため、あらゆる施策を施しております。子育て世代への直接の支援策も多くなされていますが、晩年を安心で幸せに暮らせる社会を示すことも、若い世代が安心して子を産み育てる少子化対策につながると考えます。
 そこで、新居浜市におきましても、高齢者の皆様が暮らしやすいまちづくりが必要です。コロナ禍で希薄になった人同士のつながりを取り戻すために、高齢者の方が集い合えるような取組が必要です。社会とのつながりが希薄となり、人と人とのつながりを持たないで過ごしていると、次第に体力も気力も低下し、早い段階から支援や介護が必要になってしまうことが考えられます。
 愛知県半田市では、介護予防事業として、地域介護予防活動支援事業、げんきスポットの取組を行っています。地域住民が主体となって、65歳以上の方なら誰でも利用できる高齢者のための通いの場であるサロン、運動、文化活動などを行うげんきスポットを市内約200か所で展開をしています。通いの場を充実させることで、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりを推進し、要介護・要支援状態になっても、生きがい、役割を持って生活できる地域の実現を図るための事業です。
 また、介護予防事業の一つとして、高齢者が住み慣れた地域で生き生きと過ごすことのできるように、高齢者が集い、通う場所、高齢者サロンの取組がなされています。高齢者サロンとは、平成6年から全国社会福祉協議会が中心となり、高齢者が生き生きと暮らすための地域の活動の場としてふれあい・いきいきサロンとして提唱した活動で、全国的に推進されています。高齢者の集い、通いの場である高齢者サロンは、地域住民が主体となって運営、参加を行い、高齢者であれば誰でも参加できる地域交流の場です。
 新居浜市でも、既に地域や団体で運動や文化活動を行う取組がなされていると思いますが、さらに参加される方の広がりを持たせられればと考えます。現在、自治会加入率が低下し、自治会館の利用も少なくなり、地区の拠点としての存在感が薄れています。今後、地域で集える場として有効活用できればと考えます。
 そこで、自治会館の利活用など地域で集える場づくりについて、市として考えられることはありますか、お伺いします。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 高齢者の住みやすいまちづくりについてお答えいたします。
 まず、通いの場についてでございます。
 現在、本市では、一般介護予防事業として実施しております健康長寿地域拠点づくり事業で、自治会館等を活用した地域の通いの場づくりを促進しているところでございます。
 健康長寿地域拠点は、自治会館等の身近な場所で、週に1回、地域の人が集まって、本市の介護予防体操であるPPK体操や今年リリースしたパート2PPK体操に取り組んでいただくとともに、体操終了後には、茶話会、輪投げ、カラオケなど、それぞれ独自のレクリエーションを楽しんでいただき、また地域包括支援センターの職員が出向いての介護予防のミニ講座や健康相談を行うなど、交流の場や学習、相談の場としても活用されております。
 現在、108か所の自治会館で約1,700人が参加されており、健康長寿地域拠点に通っていただくことで、住み慣れた地域で生き生きと暮らしていただくとともに、地域の人同士で支え合える地域づくりを推進しているところでございます。
 社会福祉協議会が実施しているふれあい・いきいきサロンにつきましては、現在、97か所がサロン登録されており、自治会館も活用して様々な活動が行われていると伺っております。
 今後におきましても、引き続き自治会館等を活用した新たな通いの場のきっかけとなるよう、自治会等の地域組織への説明や体験会を実施するとともに、現在の通いの場の活動がますます広がるよう支援してまいりたいと考えております。