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(質問)
○2番(伊藤義男)(登壇) 次に、障害者の余暇施設についてです。
現在、増加傾向にある障害者ですが、人生を豊かで幸せに過ごすためにも、学校や仕事が終わった後の余暇をどう過ごすかが重要になってきます。
私は、現在、愛媛県立新居浜特別支援学校のPTA会長もさせていただいていることから、障害を持つお子さんの保護者とお話をする機会が多いのですが、先日もPTAの座談会で、余暇の過ごし方が話題になり、ほとんどの子供が家でテレビを見る、ユーチューブや携帯を触る、本を読むといった回答でした。福祉的就労をされている方もほとんど同じような環境です。
しかし、学校に行っている間は、放課後デイサービスを利用するなど、比較的充実した余暇を過ごすことが可能になっていますが、卒業すると同時に、その機会もめっきり減ってしまうのが現状なのではないでしょうか。障害者が働くことを通した一生涯にわたる人生の質の向上を目指すためには、職業生活と職場を離れた日常生活、余暇に対する一体的な支援の提供が重要と言われています。
そこで、お伺いします。
本市の福祉的就労をしている障害者が、余暇を過ごすことができる施設はどれくらいあるのか、お答えください。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 障害者の余暇施設についてお答えいたします。
本市には、就労系の障害福祉サービスを利用している障害者が、事業所利用後や休日を過ごすための特定の施設はございません。
しかしながら、事業所が休みの日などに地域活動支援センターなどが開催するレクリエーション行事等に参加する方あるいは事業所利用後の余暇時間に、移動支援サービスを利用してヘルパー同行の散歩や買物、カラオケなどに出かける方、居宅介護サービスにより、ヘルパーと一緒に調理や掃除をしたりして過ごされる方もいらっしゃいます。