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3 障害者の余暇について/(4)笠岡市障がい者集いの場ばぁー

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ページID:0133372 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

伊藤義男

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○2番(伊藤義男)(登壇) 次に、笠岡市障がい者集いの場ばぁーについてです。
 先日、将来B型就労支援事業所に行く予定のお子さんのお母さんとお話しする機会がありました。そのとき、話された言葉が、子供が生まれたときから、私は全てをこの子にささげるつもりで生きてきた。その言葉が、私の胸に突き刺さり、何とかしないといけないと思う心でいっぱいになりました。
 そのようなときに、岡山県笠岡市に、市が運営する障がい者集いの場ばぁーという障害者が就労後に余暇を過ごせる場があると聞き、岡山県笠岡市まで視察へ行きました。
 施設について少し御説明させていただきます。
 平成29年4月1日開設で、設置の目的は、福祉的就労を利用している方の就労後の余暇の居場所として活動を行い、その保護者のレスパイトや就労支援を図ることが設置の目的で、100%笠岡市の運営になり、施設の種類は、日中一時支援になります。利用定員は10名程度で、現在は12名の利用登録があり、利用者は市内に住所のある障害者の方で福祉的就労を利用している方、職員数は、支援員2名、その他地域福祉課職員が人員不足時に対応、利用時間は平日15時30分から19時、土曜、祝日は8時30分から19時まで、利用料金は、食費のみ実費払いで、ほかは無料、利用日数制限はなしで、事業方針は、楽しみ、社会参加、社会貢献、自立で、実際に施設利用者で一人で電車に乗れるようになった方や、買物でお金を計算できるようになった方もいらっしゃるようです。
 保護者からは、このような施設が新居浜にできると本当に助かる。子供はまだ小学校だが、就職したときの安心につながるなどの意見もいただいています。このような施設が、本市にできることにより、障害者の豊かな人生や社会参加、そして保護者、とりわけ母親の社会参画が可能になり、お母さんの人生が輝くことができるのではないでしょうか。また、保護者がフルタイムで働くことができるようになるため、人材不足の解消にもつながるのではないでしょうか。
 そこで、お伺いします。
 施設が本市にできることで、長期総合計画の複数の課題をクリアできると思いますが、このような施設は、本市に必要か、市としてどう考えるのか、もし本市に同様のサービスを行う施設ができた場合、どういった効果が期待できるのか、市の見解をお聞かせください。
(福祉部長答弁)
○福祉部長(古川哲久)(登壇) 笠岡市障がい者集いの場ばぁーについてお答えいたします。
 笠岡市の障がい者集いの場ばぁーは、福祉的就労を利用している障害者が、就労後に過ごす余暇の居場所として、利用者の保護者の就労支援や日常の介助の負担軽減を目的に、市直営で設置され、余暇を過ごす中で社会参加や自立に向けた活動を行っている他に例のない取組ですが、こうした施設が本市に必要であるかにつきましては、当事者となる保護者の方が、ふだんどのように対応しているか等について、新居浜市障がい者自立支援協議会の相談支援部会やはたらく部会の協力を得て実態把握を行うなどにより判断されるべきものと考えております。
 また、利用する限られた方々だけに受益のある施設となり、整備のための場所や初期費用、人件費などのランニングコスト等、整備には多くの課題も想定されますので、障害者とその御家族に対する支援を協議する場において、市が整備することが適当であるのか、既存サービスの改良の可能性も含め、制度の在り方として研究することが必要になってくると思われます。
 本市に同様のサービス施設ができた場合の効果につきましては、まず保護者の就労支援及び介助の負担軽減が図られ、また利用時の本人の疲れ具合や過ごし方によりますが、障害者の自立や社会参加の促進も一定期待できるものと考えております。
(再質問)
○2番(伊藤義男)(登壇) ありがとうございます。
 障害者の余暇についての行政サービスが不足しているため、障害者の余暇に関してサービスを拡充すること、笠岡市の事例のような施設を御検討いただくことを要望して、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。