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2 学校教育のデジタル化と働き方改革について/(5)メタバース空間を活用した不登校児童生徒の学びの創出

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ページID:0133381 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

渡辺高博

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○ 最後に、不登校児童生徒に関する対応について。
 令和5年10月4日に文部科学省から公表された令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査によりますと、不登校児童生徒数は、小中学校では29万9,048人となり、前年度から5万4,108人、割合にして22.1%の増加となっています。
 本市でも、令和4年度は230人となり、前年度から52人、割合にして29.2%の増加と国の推移よりも高い増加傾向でした。
 なお、不登校児童生徒のうち、学校外の機関等で相談や指導等を受け、指導要録上、出席扱いとなった児童生徒数は3万2,623人、また自宅におけるICT等を活用した学習活動を指導要録上、出席扱いとした児童生徒数は1万409人いました。
 埼玉県戸田市では、メタバースでの学習について、特定非営利活動法人と協働し、校長先生が認めれば出席扱いとしていますが、この法人では、オンラインの学び場room-Kや不登校の子供を持つ保護者が悩みをオンラインで相談できる窓口などを立ち上げ、自治体と連携してオンラインを通して一人一人に合わせた学びや居場所を届ける仕組みを常に模索しています。room-Kは、2023年4月時点で、8つの自治体と連携し、160人以上の子供をメタバース空間に受け入れてきた実績があるとのことです。
 国が、学びの多様化を進める中で、不登校児童生徒への支援としてメタバース空間を活用した学びの創出や民間との協働についての方針をお尋ねいたします。
(教育長答弁)
○ 次に、メタバース空間を活用した不登校児童生徒の学びの創出についてでございます。
 愛媛県では、今年度から、県教育支援センター、通称メタサポセンターを設置し、メタバース上の学びの場であるメタサポキャンパスを開校して、担当スタッフによる不登校児童生徒とのつながりをつくる場を設けるとともに、個々の状況に応じた学習の機会を保障し、社会的自立に向けた支援の充実を図る取組を開始いたしました。
 本市におきましても、全ての小中学校に対し、不登校など支援が必要な児童生徒に、メタサポキャンパスを紹介するよう呼びかけを行っております。
 メタサポキャンパスによるメタバース空間を活用した学びを支援するとともに、引き続きフリースクール等、民間の団体や関係機関とも連携を図りながら、不登校児童生徒の支援のために多様な学びの確保に努めてまいります。
(再質問)
○3番(渡辺高博)(登壇) 御答弁ありがとうございました。
 今後、学校におけるシステム運用については、外部サーバーの設置によるネットワーク環境からクラウドを利用したシェア型のサービスへと再構築され、システムの効率化とセキュリティーの向上が図られると思います。ICTのさらなる活用により、個別最適な学びと協働的な学びの一体化を図り、教員の働き方改革も含めた教育DXの推進により、今こそ誰一人取り残さない新居浜を目指していただきたいと思います。
 また、今回は、不登校児童生徒に関する対応として既に取り組まれている適応指導教室、校内サポートルームやフリースクール等での連携や機能補完の取組に加えて、新たにメタバースでの学習を御提案させていただきましたが、現状を打開すべく、効果的な支援ができるよう、学校、行政だけでなく民間との協働、社会全体で子供たち、家庭をサポートしていく仕組みづくりについても積極的に取り組んでいただくことをお願いして、次の質問に移らせていただきます。