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6 AEDの活用について

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ページID:0133399 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

河内優子

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○ 次に、AEDの活用について質問させていただきます。
 AEDは、心臓発作などの際に、救急車が到着するまでに電気ショックを心臓に与えて救命処置を行う医療機器です。2004年から一般市民の方の使用が認められ、現在、新居浜市でも、学校、公共施設などを中心に多数の施設に設置されています。
 総務省消防庁の報告によると、2021年に人前で倒れた患者にAEDが使われた割合は、僅か4.1%にとどまり、使用率の低さが課題として浮き彫りになりました。
 その要因として、いざというときにAEDがどこにあるのか分からない。また、実際に人が目の前で倒れた際に、自分が使えるか不安があるなどが報告されております。
 そこでまず、新居浜市が管理しているAEDの施設数と設置数をお伺いいたします。
 また、昨年、市民がAEDを使用した状況を教えてください。
 次に、日本AED財団が発表した無料アプリteamASUKA救命サポーターは、スマホ端末の位置情報をオンにした上で使うと、最寄りのAEDが地図上に表示され、現在地から設置場所までの道中を誘導してくれます。また、心臓マッサージを含む救命処置の方法を動画で学べる機能も備わっております。
 このアプリの名前は、小学校駅伝の練習中に心肺停止で倒れ、校内にあったAEDが使われないまま亡くなった桐田明日香さんの名前からつけられたようです。
 そこで、このteamASUKA救命サポーターを市民の皆様に認知していただけるように広報をお願いしたいと存じますが、お考えをお伺いいたします。
 次に、女性に配慮したAEDの使用について質問をさせていただきます。
 倒れた人が女性の場合、AEDを使用することに一定の抵抗感があることが原因で使用をためらったという事案が全国的に発生しております。女性が目の前で倒れたときにAEDを使用する際の配慮として、AEDのケースに三角巾を置く自治体が増加しております。使用する方もちゅうちょすることなく使用できると考えます。三角巾は、女性のプライバシー保護のほか、傷病者の応急手当て、例えば止血や骨折した際にも使うことができます。
 また、東京都大田区では、女性に配慮した使用方法をホームページに分かりやすく紹介しております。
 そこで、新居浜市においても、三角巾をAEDに備えていただくほか、ホームページで使用方法を紹介していただく等、女性に配慮した取組を行っていただきたいと望みますが、新居浜市のお考えをお伺いいたします。
(消防長答弁)
○消防長(高橋裕二)(登壇) AEDの活用についてお答えいたします。
 まず、新居浜市が管理しているAEDの設置施設数と設置台数につきましては、104か所の施設に138台設置しております。
 また、昨年における市民のAEDの使用状況につきましては、心肺停止事案147件に対して、救急車到着までに市民の方が自らAEDを使用した事案は22件ありました。
 次に、無料アプリteamASUKA救命サポーターについてでございます。
 本アプリは、アプリの登録者がAEDの設置場所を任意に登録、更新し、地図上で近くのAEDを表示する機能があり、今後、登録件数が増えていくことで、救命率の向上につながることから、既存のAEDマップと共に、市民参加型である本アプリについてホームページ等を通じて広報してまいります。
 次に、女性に配慮したAEDの使用方法につきましては、いざというときにAEDをちゅうちょすることなく使用できるよう、三角巾を使った使用例をホームページで紹介するとともに、今年度中に、市が管理しているAEDへ三角巾を設置してまいります。