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4 高校生によるラウンドワン誘致について

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ページID:0133413 更新日:2024年2月19日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

野田明里

本会議年

令和5年

定例会月

12月

内容

(質問)
○ では、最後の質問、高校生によるラウンドワン誘致についてです。
 先日、ニュースになりました新居浜南高校の生徒の取組は御存じでしょうか。ラウンドワン誘致に向けて、来てくれん!?ラウンドワン誘致委員会を南高生の有志が設立したというものです。
 設立までの経緯を少し説明させていただくと、南高校ではライフスタディ2という独自の授業の中で、どうすれば若い人たちがもっと政治や選挙に興味関心を持つのか、投票率を上げるためにはどうすればいいのかといった主権者教育として様々な試みを行ってこられたそうです。その一環として、新居浜みらい会議高校生政策アイデアコンテストにも応募され、優秀賞を受賞されています。
 このような様々な取組や自分たちや周りの大人たちとブレストやブラッシュアップを行いながら、高校生の視点で新居浜市の発展を考え、行動してみることが結果的に政治に興味関心を持つことにつながるのではという仮説を立てたそうです。こんなものがあればいいな、あんなことができればいいなと希望を口に出すだけであったり、アイデアを出してそれで終わりではなく、自分たちの望むものを形にするために自ら考えて動いてみようと決めたそうです。
 そこで、彼らは全校生徒にアンケートを行いました。内容も工夫し、みんなが答えやすいもの、答えたくなるものをと、あるとうれしい新居浜市のデートスポットは、などの設問を考えたそうです。アンケートの結果、断トツでラウンドワンが欲しいとの声が上がったそうです。実は私たちみらい新居浜でも、若い人たちに向けての座談会を何度か行ったのですが、そのときにも必ずラウンドワンというフレーズは出てきていました。ただ、私たち大人は無理だろうなと諦めるだけなのですが、彼ら南高の誘致委員会のメンバーは諦めませんでした。誘致に向け、自分たちでできることをやるだけやってみようとなり、誘致委員会を立ち上げ、先生を説得し、校長室に突撃、直談判し、その熱い思いの丈を校長先生が受け止めてくださり、そして我々大人を巻き込み、さらにあの記者会見へとつながりました。もうここまでで十分ドラマです。私が自分の高校時代を思い出したときに、ここまで自ら考えて動くことができたかなと思うと、足元にも及びません。さらに、この先、誘致に向けたイベントの開催やインターネット等を使った取組等を考えているそうです。
 このような高校生の姿、取組をどう思われますか。彼らより少し長く生きる大人として、そして行政として、何か関われることはないでしょうか。どうか温かなお答えをお願いします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 高校生によるラウンドワン誘致についてお答えをいたします。
 まず、今回のような高校生の姿、取組についてでございます。
 私も高校生をはじめとする若者世代において、ラウンドワンなどの娯楽施設、レジャー施設を本市へ誘致してほしいという声が多いということは、新居浜みらい会議等を通じて承知をいたしております。
 また、平成27年度に策定した第1期新居浜市総合戦略においても、居住地としての魅力を高め、定住人口を維持拡大するための具体的な事業の一つとして、余暇を充実させる若者向け娯楽施設・レジャー施設の誘致を掲げ、取り組んできた時期もございましたが、当時のラウンドワンへの照会では、出店に当たって人口規模等の条件もあり、誘致実現には至らなかった経緯がございます。
 今回の誘致委員会の立ち上げにつきましては、先日のマスコミ報道も拝見いたしましたが、新居浜南高等学校の有志学生の発案とお聞きし、高校生の行動力、情報発信力に感心するとともに、将来新居浜市を担う若者として非常にたくましく感じております。
 次に、行政として何か関われることはないのかについてでございます。
 地元高校生の今回の行動は、本市への定住に向けた若者の率直な意見と捉えており、今後誘致委員会の皆さんの計画内容や行政に対する要望を聞き取った上で、行政としてできる限りのサポート、アドバイスをしてまいりたいと考えております。
 また、平成29年度から実施しております新居浜みらい会議では、本市の未来を担う若い世代の提案を政策に反映させる施策を展開しておりますことから、今回の誘致の取組に限らず、今後においても、地域課題の解決に意欲を持つ高校生等の提案を伺える機会を積極的に創出してまいりたいと考えております。
(再質問)
○4番(野田明里)(登壇) この先、彼らが誘致活動を行っていく上で、企業誘致を行うコツ等がありましたら、ぜひ誘致委員会メンバーの高校生へのアドバイスをお願いいたします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 野田議員さんの再質問にお答えをいたします。
 企業誘致を行う上でのアドバイス等についてでございますが、今回のような企業誘致においては、まずは誘致対象企業のニーズや出店計画、条件の把握に努めることが重要でないかと考えております。そうした点においても、分析や検討をする必要があるのではないかと考えておりますので、参考にしていただければと、こんなふうに思います。
(再質問)
○4番(野田明里)(登壇) 心強いアドバイスありがとうございます。
 ここでサプライズな発表がありまして、実は早速ラウンドワン側から御連絡がありまして、前向きに検討していきたい、この先話を詰めていきたいので、ぜひ打合せをしていきたいとのことでした。そのような動きがありまして、本当に子供たちの持つ力といいますか、前向きに諦めずに取り組むことが世の中や大人を動かす本当に大きな力になるんだと私自身本当に勉強させていただきました。先ほど市長からいただいたアドバイスを基に、さらに分析、把握を行い、実現に向けてさらに動いていくようにバックアップできればと思っております。
 そして、彼らのこのような取組は、元をたどれば主権者教育からスタートしました。自分たちが主体的かつ能動的に行動し、声を上げることで、結果にかかわらず、行政、つまり大人を動かしたということが、彼らが政治や選挙に興味を持つことにつながるのであれば、これはまさに主権者教育と言えるのではないでしょうか。今回の彼らの勇気ある行動に恥じぬよう、そしてこれからも興味を持ち続けてもらえるよう、私たち大人もいま一度、一人一人が主権者教育について考え、新居浜市全体として本気で取り組んでいただきたいと要望し、私の質問は終わります。ありがとうございました。