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2 人口減少対策について/(3)建設系教育学科の創設

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ページID:0138029 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

近藤司

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ 次に、建設系教育学科の創設についてお伺いいたします。
 1月9日、新居浜建設業協同組合において、経済建設委員会と建設業協同組合が、持続可能なまちづくりをテーマとして意見交換会を実施しました。その中で、新居浜市内には、建設系の教育学科、機関が存在せず、建設業界に就職する足がかりが途絶えてしまっている現状を踏まえ、ぜひ担い手確保のためにも、建設系教育機関の創設をお願いしたいとの要望を受けました。三、四年ほど前に、東予圏域の全ての建設業者、水道業者、設計業者それぞれにアンケートを実施したところ、やはり建設系の学科が欲しいということで、県へ何回も出向き、いろいろ取り組んできた。結論としては、新居浜工業高等専門学校に建設系学科をぜひつくっていただきたい。新居浜工業高等専門学校であれば、四国中から学生が集まり、就職希望を出してもらえるのではないか、四国4県の中で、建設学科がない高等専門学校は、愛媛県のみである。いろいろな関係の方が建設人材を求めている中で、まして我々の業界は、有効求人倍率は11倍という地域特性の中で、ぜひ誘致の声を上げていただきたいとのことでした。
 新居浜市議会では、平成3年度から、文化・学園都市問題調査特別委員会を立ち上げ、大学誘致に関する調査や美術館に関する調査を行いました。結果として、美術館は建設できましたが、大学誘致は断念し、平成15年度に特別委員会を閉じています。現在、新居浜市にある新居浜工業高等専門学校に、建設系の学科を誘致できれば、四国中から学生が集まり、市や業界の求人対策にもなります。さらには、新居浜市の人口減少対策にもつながります。市と議会が中心となり、産学官連携して文部科学省へ働きかけを行っていきたいと考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。
(企画部長答弁)
○ 次に、建設系教育学科の創設についてでございます。
 新居浜工業高等専門学校は、昭和37年に国立高等専門学校の第1期校として創設されて以降、学科の増設や改組を経て、現在は機械、環境材料、電気情報、電子制御の各工学科及び生物応用化学科の5学科で構成されております。
 この間、実践的で高度な専門知識を持つ技術者を輩出し、地域経済の発展と高度化を持続的に支える存在となっております。
 こうした地域の高等教育機関における建設系学科の創設と新たな若年技術者の育成は、深刻な人手不足問題を抱える本市建設業界の持続的発展だけでなく、地域の若者の定着促進の可能性も秘めていると認識いたしております。
 また、全国には土木や建築関係の学科を設置している高等専門学校もあり、増設の可能性はあるものと考えておりますが、新学科の設置は、学校運営の根幹に関わる取組でもありますことから、文部科学省への働きかけにつきましては、建設業界のみならず、産業界全体のニーズ把握も踏まえ、まずは新居浜高専と意見交換をしてまいりたいと考えております。
(再質問)
○26番(近藤司)(登壇) 人口減少対策について要望を2件しておきます。
 人口減少対策として、若者、特に女性の市内への就職支援や若い家族の市内への移住など、本市独自の先進的な事業に取り組んでいただきたいと思います。
 また、新居浜工業高等専門学校への建設系学科の誘致については、一朝一夕ではいかないかも分かりませんが、市が先頭に立ち、産学官連携して粘り強く取り組んでいただきたいと思います。