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1 経済状況について

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ページID:0138034 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

篠原茂

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問) ○21番(篠原茂)(登壇) みらい新居浜の代表の篠原茂です。よろしくお願いいたします。
 最初に、国道11号バイパス、西喜光地から本郷一丁目の間が1.1キロ、4月27日に開通が決定いたしました。これにより、物流の交率化によって、地域産業の活性化が見込まれますので、大変よいことだと思っております。残り東田三丁目から船木の間、2.3キロなんですけど、早く開通することを願っております。
 それでは、通告に従いまして質問いたします。
 最初に、経済状況についてです。
 今後の経済状況の見通しと対策についてお伺いいたします。
 新居浜市における大手化学会社である住友化学株式会社におきましては、昨年11月1日に令和5年度の1年間のグループ全体の業績見通しを大幅に下方修正し、岩田社長の会見では、創業以来の危機的状況にあり、抜本的な構造改革に取り組む考えが発表されました。さらに、本年2月2日に公表された2024年3月期通期業績予想においては、最終損益がマイナス2,450億円に下方修正されるなど非常に厳しい状況が続いており、新居浜の今後の市民生活や企業活動に暗い影を落とすことが予想されます。
 新居浜市関連では、合成繊維ナイロンの原料となるシクロヘキサノンの製造設備をこの3月末をめどに停止し、同事業から撤退するとともに、窒素やリン酸を成分とする化学肥料についても、本年9月末をめどに生産を停止することが発表されるなど、今後の先行きが不透明で、今後の市民生活への影響が懸念されます。
 そこで、質問ですが、住友化学の経営の実情と今後の見通しについて、住友化学からどのような説明を受けておられるか、お伺いいたします。
 次に、プラントの停止は、メンテナンスを請け負う多くの地元の中小企業に大きな影響を及ぼす心配があります。私の知り合いの会社では、早くも2,000万円ぐらいの仕事がなくなったと聞きました。今回の一連のプラント停止が、中小企業にどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか、現状を把握しておられますか。
 また、今後、さらに影響が出た場合に、その対策は市はどのように考えておられるのか、お伺いいたします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) みらい新居浜代表の篠原議員さんの御質問にお答えをいたします。
 経済状況についてでございます。
 まず、住友化学株式会社の経営の実情と今後の見通しについてどのように説明を受けているのかについてでございます。
 住友化学株式会社におかれましては、新聞等で報道がなされておりますとおり、医薬品部門や石油化学部門での業績悪化により厳しい状況であり、愛媛工場におきましても、飼料添加剤のメチオニン生産ラインの一部停止や合成繊維ナイロンの原料となるシクロヘキサノン生産事業からの撤退など、不採算事業の合理化を実施されておりますが、従業員につきましては、継続して雇用すると伺っております。
 また、一方では、高純度硫酸設備の増強やCO2からメタノールを高効率で製造するCCUパイロット設備や車載用正極材の実証設備を新設するなど、今後の成長エンジンとして期待される分野への投資に取り組まれております。
 次に、市内中小企業への影響についてでございます。
 プラントの停止を受け、特にプラントメンテナンス業務を請け負っている企業にとりましては、少なからず影響があり、特に影響が大きい企業につきましては、減少分を他の業務へ振り替えるなどにより対応している状況であると認識をいたしております。
 次に、今後さらに影響が出てきた場合の対策についてでございます。
 住友化学株式会社におかれましては、2024年度の業績回復のため、抜本的構造改革に取り組まれているところでございますので、V字回復を期待しつつ、市内経済の動向を注視してまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、引き続き住友化学本社経営陣とのトップミーティングなどの機会を捉え、本市の状況をお伝えするとともに、情報収集に努め、構造改革に伴う新たな設備投資がある場合には、本市への誘致に向け取り組んでまいりたいと考えております。
(再質問)
○21番(篠原茂)(登壇) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。