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4 自分たちでできることについて/(2)コミュニティ・スクール

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ページID:0138038 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

篠原茂

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ それでは、次に移ります。
 自分たちでできることについての2、コミュニティ・スクール。
 新居浜市では、平成30年度末までに全ての小学校、中学校に学校運営協議会が設置され、コミュニティ・スクールが始まりました。先日、2月9日に開催された新居浜市コミュニティ・スクール推進協議会の資料を見ますと、どの学校も地域との交流が活発に行われていることが確認できました。実際に、児童生徒の学習の中で裁縫先生、木工先生、のこぎり先生などで地域のボランティアが授業に参画して、授業支援をしていただくことで、きめ細かな指導が可能になり、経験の浅い若手教員の先生からは、大変有効な活動と喜んでいただいています。今年から裁縫先生を始めた校長先生にお話をお伺いすると、エプロン製作が3時間で全員終了したと聞きました。先日、ホタテ給食を行った際には、児童が自分たちで作ったエプロンをかけて給食当番をしたそうです。ほのぼのとした雰囲気を感じます。
 教育委員会では、このようなゲストティーチャーが学校に入り、児童生徒と活動することについてどのように感じていますか。今後さらに拡大していこうという思いがありますか、お伺いいたします。
 しかし、実際には運用で問題もあります。以前、地域学校協働活動の予算がなかった頃は、学校に行っての読み聞かせやゲストティーチャーの活動はボランティアとして参加することが当たり前でした。それが、謝金が発生することによって、お金をもらうことが当たり前の見返りを期待するような文化に変わってしまったことを感じます。何に対して、誰に対して謝金を払うというのは、公平に行うことが難しく、不公平感を助長しているとの意見もあります。今後どのような基準で進めていくのか、地域や公民館に一任するのではなく、教育委員会としての基準を明確にすべきだと思いますが、お考えをお伺いいたします。
 最初は、子供たちと関わるのが楽しい感覚だったのが、お金をもらって当たり前の心境に変わってきています。お金が動くと大変難しいです。
 兵庫県朝来市では、様々な活動で獲得したポイントで、学校図書館の本を購入しているそうです。ボランティア活動謝金は、子供たちのために使うことで還元するほうが、循環型社会の実現につながる気がします。新居浜市の今後の謝金扱いについての方向性をお伺いいたします。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) コミュニティ・スクールについてお答えいたします。
 まず、ゲストティーチャーによる授業支援についてでございます。
 地域と学校が連携、協働して、子供たちが地域全体に見守られ、安心して健やかに育まれる環境づくりを推進するためには、必要な活動であるとともに、学校における働き方改革を踏まえた活動であると認識しております。
 また、昨年度と比較いたしましても、ゲストティーチャーによる授業支援は、各学校に広がっており、教育委員会といたしましては、今後も活動を拡充してまいりたいと考えております。
 次に、ゲストティーチャー等への地域学校協働活動に関する謝金についてでございます。
 愛媛県の地域ぐるみで育むえひめっ子未来創造事業費補助金を活用しておりますことから、県が定めております単価を上限に謝金をお支払いしております。
 また、事業や活動内容を明記した事務マニュアルを教育委員会で作成し、各地域学校協働本部に周知しております。
 次に、今後の地域学校協働活動に関する謝金の扱いについてでございます。
 地域住民の方等が、一定の責任を持って学校運営に参画し、継続的に子供たちを取り巻く課題を解決できる地域社会を目指すためには、一定の支援は必要であると考えており、謝金につきましても、県の実施要領に沿った対応をしてまいります。
(再質問)
○21番(篠原茂)(登壇) 謝金の問題は大変難しいです。謝金のこれを間違いますと、次からボランティアの人が来てくれません。ぜひ教育委員会からこのようにしなさいというアドバイスをいただければありがたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。