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2 防災・減災対策について/(3)地震10秒診断

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ページID:0138047 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

藤原雅彦

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ 3番目、地震10秒診断についてお伺いいたします。
 阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本震災、そして今年の能登半島震災等、平成、令和と多くの地震が発生しました。様々な自然災害の中でも、特に大きな被害を及ぼすのが大地震です。自分が住んでいる場所に、どの程度の発生リスクがあるかを把握している人は少ないのではないでしょうか。
 そこで、国立研究開発法人防災科学技術研究所が、インターネット上で公開している地震10秒診断というシステムがあります。この研究所は、昭和38年に設立された自然災害と防災に関する研究を行う文部科学省所管の研究所です。災害から人命を守り、災害に強い社会を実現するための科学技術を発展させることを目指し、約1,800か所に設置された地震計による地震観測のほか、地震やその被害予測、火山噴火予知の研究、その他の自然災害の予測研究などを行っております。
 その地震10秒診断というシステムで、アクセスする利用者の現在位置、つまり自宅の郵便番号や住所を入力するだけで、今後30年以内に震度5弱から震度7までの5段階の揺れに見舞われる確率が表示され、その規模の地震が起きた場合に想定される、1、停電日数、2、ガス停止日数、3、断水日数、4、家屋の全壊確率、これは木造及び鉄筋コンクリート造です。5、出火確率の5種類のシミュレーション結果が表示されます。利用者が、現在地で診断ボタンをワンタップするだけで、簡単に結果を見ることができ、ライフラインの復旧予測は、早い、平均、遅いの3段階、家屋の全壊確率は、木造と鉄筋コンクリート造を切り替えて表示できるようになっております。
 ちなみに、私の住所を入力すると、30年以内に起きる地震予測震度は7で、発生確率は3%、これはちょっと低いような気がするんですけど、3%、停電日数が7日間、ガス停止日数が6日間となっておりましたが、ここでのガスというのは都市ガスを想定しておりますので、ちょっとそぐわないところがあります。断水日数が55日、木造住宅全壊確率が66.6%、つまり私の家はぺっちゃんこになります。出火確率1.5%と表示されました。
 この地震10秒診断を、新居浜市のホームページ上で、私たちの地域において、地震発生時におけるリスクを表す具体的な数値を知ることができれば、家の耐震化や避難方法、食料の備蓄などの対策を考えやすくなるのではないでしょうか、御所見をお伺いいたします。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 防災・減災対策についてお答えをいたします。
 地震10秒診断についてでございます。
 地震10秒診断につきましては、今後30年以内に起こる地震予測や地震発生時のシミュレーション結果が数値化されるデジタルコンテンツで、国立研究開発法人防災科学技術研究所が公開しておりますが、あまり知られていないのが現状でないかと思います。
 私も早速自宅住所で入力をしてみたところ、30年以内の予測が震度6強、19%の確率で、停電日数が5日、ガス停止日数27日、断水日数41日など具体的な数字が表示され、非常に分かりやすいと驚いたところでございます。
 今回の能登半島地震の発生により、市民の皆様の南海トラフ巨大地震等に対する対策への関心が高まっており、地震10秒診断は、災害に備える防災意識を啓発する上で効果的なツールであると認識をいたしました。
 現在、市では、危機管理課のホームページにおいて、総合防災マップやマイ・タイムラインを掲載しており、地震10秒診断につきましても、昨日リンクを貼りましたので、今後は御自身の行動や避難の判断をサポートするツールとして利用していただけるよう広く市民の皆様に周知を図ってまいります。