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5 部活動の在り方と地域移行について

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ページID:0138056 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

山本健十郎

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ 次に、部活動の在り方と地域移行についてお尋ねいたします。
 昨年の2月議会で、中学校の部活動の地域移行について、文部科学省のモデル行政区の会津若松市の中学校の2021年度から2023年度までの取組内容を紹介し、質問をいたしました。答弁では、愛媛県が運動部活動と文化活動について、合同で協議を進めるための協議会を設置したことについてと、県は推進計画を令和5年度前半で策定する予定で、新居浜市では、市内のスポーツ協会、PTAや小中の校長会等で、国や県の取組状況を説明し、意見交換を行ってきたなど、御答弁をいただきました。
 地域移行は、大変複雑で大きな問題を抱えていますが、以下お伺いいたします。
 まず1つ目、公立中学校の部活動改革に係る愛媛県推進計画と愛媛県の学校部活動及び地域クラブ活動の在り方等に関する方針についてお伺いいたします。
 2つ目、新居浜市においても、部活動のあり方及び地域移行に関する検討委員会が、令和5年7月に1回目、11月に2回目、本年2月20日に3回目が開催されたようですが、内容についてお伺いいたします。
 3つ目、今年度2つの地域スポーツクラブで、休日の部活動の地域移行を試験的に実施しているようですが、取組の詳細と課題などについてお伺いいたします。
 4つ目、令和7年度に、県の計画を踏まえて新居浜市の計画を立てるとのお考えのようですが、現時点で考えがあれば、計画の概要をお伺いいたします。
 5つ目、部活動地域移行について、生徒児童、保護者、教員からアンケートを実施した結果の概要についてお伺いいたします。
(教育長答弁)
○教育長(高橋良光)(登壇) 部活動の在り方と地域移行についてお答えいたします。
 まず、公立中学校の部活動改革に係る愛媛県推進計画と愛媛県の学校部活動及び地域クラブ活動の在り方等に関する方針についてでございます。
 愛媛県におきましては、令和5年9月に県推進計画及び県方針を策定いたしました。推進計画では、公立中学校におけるスポーツや文化芸術活動等の活動環境を再構築し、持続可能なものとなるよう、新たに地域クラブ活動を整備する必要があるとし、まずは、休日の部活動から地域や学校の実情等に十分配慮しつつ、段階的に進めること、できるところから、できるものから進める方向性が示されております。
 また、方針では、必ずしも教員が休日の指導等に従事しない体制を構築することや、学校と地域が協働、融合した形で環境整備を進めることなどが示されております。
 次に、新居浜市部活動のあり方及び地域移行に関する検討委員会の内容についてでございます。
 教育委員会では、文化スポーツ局と連携して、スポーツ協会や文化協会、PTA、新居浜市中学校体育連盟及び小中学校校長会等関係者などとの意見交換を重ね、新居浜市部活動のあり方及び地域移行に関する検討委員会を設置いたしました。
 令和5年7月に開催した1回目の委員会では、令和4年12月に示された国の学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインや県の連絡協議会及び市内の部活動の参加状況などについて情報を共有いたしました。令和5年11月に実施した2回目では、県の推進計画や方針及び国の最新の先進事例などについて情報を共有するとともに、児童生徒等へのアンケート調査の実施について御意見をいただきました。令和6年2月に実施した3回目では、愛媛大学教育学部の田中雅人教授に、これからのジュニアスポーツの在り方について、日本における部活動の位置づけや各国の状況及び国内の実践事例について御説明いただくとともに、アンケート結果についても情報を共有し、委員の方からは、部活動の意義などについて御意見をいただいたところでございます。
 次に、今年度試験的に実施している部活動地域移行の取組の詳細と課題などについてでございます。  国の委託事業を活用して、昨年9月より男子バレーボールにおいて、休日の部活動地域移行に関する取組を進めてまいりました。
 参加者は、主に部活動に所属している生徒でございますが、総体終了後の3年生も参加し、下級生と練習試合を行ったり、ほかの中学校の生徒も参加するなど、多いときには、20名を超える参加者がおりました。
 さらに、高校入学後、バレーボールを始めたいという理由で参加する生徒もいるなど、一定の成果があったものと認識いたしております。
 また、今年2月には、男子合同サッカー部による休日における地域移行の取組を1か月間実施いたしました。地域指導者にも参画していただくなど、より充実した指導が実施できたものと認識いたしております。
 一方で、参加者の増加に伴って指導者も増やさないと安全な指導が困難になるなど、指導体制に関する課題等を伺ったところでございます。
 次に、県の計画を踏まえた本市の推進計画の策定についてでございます。  計画策定につきましては、今後国の委託事業を活用した実証事業の成果や課題を整理し、ほかの自治体の状況も注視するとともに、生徒児童、保護者及び教員アンケートの結果などを踏まえて、委員会において検討を進めてまいります。
 次に、生徒児童、保護者、教員からのアンケート結果の概要についてでございます。
 令和5年12月に、市内中学校の生徒及びその保護者、小学校5・6年生の児童、市内中学校の教員を対象に、部活動の地域移行に関するアンケート調査を実施し、生徒2,709件、保護者815件、児童1,599件、教員209件の回答がございました。
 生徒アンケートでは、部活動や地域クラブ活動にどのようなことを期待しているかについて尋ねたところ、体力や技術を向上させることが59.1%、好きな・興味がある活動を続けられることが42.9%、友達や知っている先輩と一緒にできることが31.9%などの結果でございました。
 児童アンケートでは、自分がやってみたい部活動があれば、自分が通う中学校以外の場所でも活動したいと思うか尋ねたところ、そう思うが27.3%、どちらかというとそう思うが25.9%、どちらかというとそう思わないが17.1%、そう思わないが17.8%の回答結果でございました。
 保護者アンケートでは、国が進める令和5年度から令和7年度末までをめどに、休日の部活動から段階的に地域移行していくことを基本として取組を進めることについて、賛成が30.1%、どちらかというと賛成が49.5%、どちらかというと反対が16.7%、反対が3.7%の回答結果でございました。
 最後に、教員アンケートでは、部活動が校務などの職務を行う上で負担になっているか尋ねたところ、負担になっているが44.2%、まあまあ負担になっているが32.7%、あまり負担になっていないが11.1%、負担になっていない、負担を感じていないが8.7%などの回答結果でございました。
 なお、アンケート結果につきましては、市のホームページでも公開しております。
(再質問)
○18番(山本健十郎)(登壇) 1点要望しておきます。
 学校から部活が地域移行になり、令和7年度に新居浜市の計画を立てると言われておりますので、スムーズに移行できるように十分計画を綿密に立てていただくよう要望します。