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(質問)
○ 次に、剪定作業内容と工夫についてお伺いをいたします。
通年で行われる市道や公園の低木樹木の剪定や草刈り等を拝見しておりますと、高木樹木は樹形を重視し、低木樹木は上部と両サイドをバリカンにより整枝をされますが、樹形的にきれいなのは約1か月程度で、添付資料2のごとく、すぐさま樹木の隙間からカヤやノバラ、ひこばえ等が伸び、視界を遮ってしまいます。作業的には年2回程度実施をされているように思いますが、春先に剪定をすると、梅雨の時期の雨で、夏場には雑草がかなり生い茂り、祭り前に剪定すると、11月頃からカヤやノバラ、雑草が徐々に伸び始め、冬季は茶色に変色し、視界も悪くなっております。本市の低木樹木の中でも特に目立つのがツツジ類で、夏場から冬場にかけて剪定すると、花芽を摘むので翌年に花が咲かず、花が終わった後すぐの剪定が望ましいのですが、作業時期はまちまちであり、緑を楽しむのか、花を楽しむのか、理解に苦しみます。松山市のはなみずき通りは、作業者が低木樹木の前に座り込んで、樹木の中の雑草を一本ずつ丁寧に処理をされ、本市と比較すると、作業の丁寧さは一目瞭然であります。東部工業団地沿いの低木樹木や路側帯の雑草処理に関しても同様で、愛媛県の管轄である壬生川新居浜野田線と市道側では、作業のすみ分けが毎回できておらず、添付資料の2-(8)にありますように、コーナー部だけがいつも雑草が取り残され、目立っております。昨年、県道の路側帯に植え込まれている高木と低木樹木に関して、地方局の職員に来ていただき、実情を伝えた結果、すぐさま高木樹木は間引きをしていただき、地方局職員自ら低木樹木の剪定をしていただき、通行車両の見通しも改善をされ、近隣住民に大変喜んでいただきました。
また、多喜浜駅から東の県道沿いの低木樹木に関しても、住民からのクレームが多く、今後はある程度樹木を撤去処分し、雑草が生えないようモルタル等で防ぐ対応をしますとの回答でした。現状、多喜浜のザ・ビッグ周辺は、低木樹木も除去され、モルタルで埋められており、見通しもはるかに改善されています。毎年幾ら予算をかけて定期的に草刈りをしても、雑草は伸び続けますから、この先もずっと維持管理は永遠と続くわけです。なので、一度担当課で検討し、維持管理費削減のために、防草土や除草シート、モルタル等で処理をし、雑草が生えないような施工管理も必要かと思います。剪定作業に従事されている方々にとっては、真夏の暑い日などは、熱中症を心配しながらの作業だと思います。それならば、涼しくなる秋から冬場にかけて防草処理を行えば、次年度の作業時間と経費はかなり圧縮できるものと考えますが、理事者の御所見をお聞かせ願います。
(建設部長答弁)
○ 次に、剪定作業内容と工夫についてでございます。
樹木の維持管理につきましては、樹木の大木化、高齢化が進行したことや植樹帯における雑草、雑木の処理不足などから、維持管理面において安全、安心の確保や景観上の問題が発生していることは認識しております。
このようなことから、剪定作業内容については、低木の刈り込み高さの変更による視認性の確保や交通安全上支障となる高木及び低木を撤去するなど、剪定・除草作業内容の見直しを行っております。
また、上部東西線の一部区間においては、植樹帯の樹木を一部撤去し、防草処理を行うことで、通行車両の視距向上及び維持管理費の削減に向けた工夫を実施しております。
今後におきましても、交通安全上、支障となる樹木や不用木を撤去することにより、安全性を確保するとともに、併せて植樹帯内の防草処理を進めることなど、様々な手法を調査研究し、取り組んでいくことで、さらなる維持管理費の削減を図ってまいります。