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2 水道事業について/(3)水源地の有機フッ素化合物PFAS

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ページID:0138102 更新日:2024年6月3日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

伊藤義男

本会議年

令和6年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ 次に、水源地の有機フッ素化合物PFASについてです。
 有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASは、自然界で分解されることがほとんどないことから、フォーエバーケミカル、永遠の化学物質とも呼ばれるこの物資。水や油をはじく特性を持ち、かつては焦げつかない調理器具や防水の衣類などの幅広い用途に使われていましたが、最新の研究で、がんなどの健康被害との関連が指摘され、欧米を中心に製造や使用の規制が進められています。そして、その物質が国内の水源地で検出される事例があるようです。岐阜県各務原市では、2023年7月に、2年前にPFASが検出されていたことを公表しました。2年間公表しなかった理由が、公表する義務がないことと認識が甘かったとのことです。そのほかにも四日市市の半導体工場の近くの川やコンビナートの排水から、国の目標値を上回る数値が検出されました。熊本市では、市内の39の井戸の水質を調査した結果、2か所から暫定目標値を超えるPFOSとPFOAが検出されました。東広島市では、1月に市内を流れる河川と水路の3つの地点で有機フッ素化合物PFASのうち、有害性が指摘される2つの物質の合算値が、国の暫定目標値を超えて検出され、このうち目標値の80倍の濃度が検出された水路の近くにある13の井戸の調査をしたところ、12の井戸で目標値の2倍から300倍の高い濃度が検出されたということです。
 そこでお伺いします。
 このように全国各地でPFASが検出されている状況ですが、本市において水質検査でPFASの検査は行っているのか。行っている場合は、数値はどうなのか、行っていない場合は、今後検査をする考えはあるのか、お答えください。
(上下水道局長答弁)
○上下水道局長(神野宏)(登壇) 水源地の有機フッ素化合物PFASについてお答えいたします。
 現時点で国内においてPFASが主たる要因での健康被害は確認されておりませんが、国においては、令和2年に水質管理目標設定項目に位置づけ、PFOS、PFOAの合算値で1リットル当たり50ナノグラム以下とする暫定目標値を定めております。
 こうした中、上下水道局では、送水場及びその末端給水栓を測定地点として、令和3年度から毎年モニタリング調査として、延べ22地点において水質検査を実施いたしておりますが、いずれも暫定目標値を大きく下回っております。
 今後におきましても、国の動向や近隣他市の検出状況を注視しながらモニタリング調査を継続し、安心、安全でおいしい水道水の安定供給に取り組んでまいります。
(再質問)
○2番(伊藤義男)(登壇) ありがとうございます。大変安心いたしました。
 私たちが生きていく上で欠かすことができない水を、どうか今後も新居浜市でしっかりと管理していただくことを要望し、次の質問に移ります。