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(質問)
○ 次に、働きがい改革についてお伺いします。
働き方改革により、新居浜市も働きやすい職場環境の整備が進んでいると感じています。その中で、働きやすさが働きがいにつながり、職員の意欲が高まり定着し、業績向上につながると期待しています。しかしながら、さらに働きがいを向上させることが、現代社会において重要だと感じています。厚生労働省の資料によれば、働きがいのポイントとしては、仕事で意義や重要性を感じること、希望や意見が尊重されること、提案制度などによって意見が計画に反映されること、そして自分自身の仕事に価値を見いだすことなどが上げられています。給料や役職という待遇だけでなく、仕事に対するモチベーションや働きがいのあるなしで市役所の運営に大きな影響を与えると考えています。働きやすい環境が整備されなければ、働きがいを向上させることはできませんが、将来の人口減少や少子高齢化社会が進む中で行政運営を担っていくためには、より一層の働きがい改革が必要不可欠です。それゆえに、働きがいを持つ取組についてお伺いしたいと思いました。ウェブサイトなどで働きがいを検索すると、数多くのコラムやレポートが表示されますが、共通する点は、働きがいが働く人の満足度や幸福度につながるということであり、職場に働きがいを感じることが業績向上にもつながるとまとめられています。市の職員も新居浜市をよりよくしたいとの思いで入庁された方々がほとんどだと思っています。まずは、市職員が働きがいを持ち、わくわく感を持ちながら仕事に取り組むことが新居浜市を盛り上げる一番の要素だと思っています。そのためには、市長の方向性や理念を職員が理解し、一丸となって取り組むことが重要です。私たちが担うのは、未来の新居浜市です。まちづくりは人づくりであり、その人が町をつくり、その町が人を育む、そのことが大切です。市職員として、新居浜市の未来を担う立場として、働きがいを持てる取組について御所見をお聞かせください。
(副市長答弁)
○副市長(原一之)(登壇) 働きがい改革についてお答えいたします。
働きがいを持てる取組についてでございます。
働きがいにつきましては、仕事の成果が実感でき、その業績が評価されるなど、様々な理由があると思いますが、私たち市職員にとっての働きがいは、何よりも市民の皆様に評価されることであると考えております。全ての職員は、業務を通じ、それぞれの能力を発揮しながら、日々成長すべく努力をしていかなければなりません。その成果は、人事評価により適正に評価されることはもちろんですが、上司や同僚から褒められたり認められることで自分の成長を実感し、働きがいにつながるものであろうと思います。
また、毎年続けております職員提案制度は、自ら問題を発見し、課題を見つけ、解決策を考えて提案するもので、このような取組は、職員の成長に寄与しているものと考えております。
さらに、今年度新たに設置した新規政策立案タスクフォースでは、若手職員が新規施策の立案に向け、互いに議論し、自らの意見を市の政策に反映させるための新たな取組を始めております。こうした取組における真剣な議論を通じ、よりよいまちづくりに自らが関わっているという実感が得られることが、私たち市職員の働きがいにつながるものであり、今後もそうした取組を積極的に進めてまいりたいと考えております。
(再質問)
○10番(合田晋一郎)(登壇) ありがとうございます。新たな働きがいに関する取組に期待しております。今紹介もいただきましたが、冒頭に紹介した公務員のアンケートですが、働きがいを感じるときとして、まさに今副市長が言われた新しいことへのチャレンジや民間事業者との連携による施策の実現、また資格が生かされた仕事、市民やほかの職員からの感謝の声などが上げられています。これらの要素を生かし、人材確保の視点からも働きがいのある市役所への取組を進めていくことが重要だと感じています。市役所の働きがいは、まさに人材確保だけでなく、職員のモチベーションや生産性の向上にも直結します。働きがいのある市役所への取組を積極的に進め、市民サービスの質の向上にもつながることを期待します。よろしくお願いいたします。