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4 指定管理者制度について/(2)監査委員の指摘

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ページID:0140971 更新日:2024年8月27日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

合田晋一郎

本会議年

令和6年

定例会月

6月

内容

(質問)
○ 次に、監査委員の指摘についてお伺いします。
 制度の運用については、指定管理者制度運用の手引きを作成し、毎年度見直しを行っているとのことですが、令和5年5月、市監査委員より指摘された指定管理者制度の運用に関する改善点、事業者利益を加味した適正指定管理料の積算と明確な区分経理による余剰金の適正処理と指定管理料と使用料徴収業務委託料の一元化、統一的な制度運用に対してどのように対応されたのか、お伺いします。
 また、令和5年11月には、市監査委員より、新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設と新居浜駅周辺の駐輪場及び駐車場の管理運営に関して指摘されています。
 新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設の指定管理については、令和6年度に標記指定管理の再募集を行う予定であり、別途随意契約で指定管理者に委託している管理・運営関連業務を可能な限り指定管理業務に一元化するとともに、改訂後の指定管理者制度運用の手引き、経費の算定等の基準に準拠した募集要項などの策定に取り組むこと、美術館においては、作品の収集保管、調査研究、展覧会の企画等、中長期的な取組が必要とされる学芸業務は直営で行うものとし、主に施設の管理運営業務を指定管理している。美術館の設置目的である美術表現に触れる機会の提供や美術文化の創造と発展において、直営学芸業務と指定管理業務の連携がこれまで以上に求められる。管理・運営の先進事例等の調査研究を進めるとともに、運営形態・所掌業務の見直しを絶えず行い、指定管理者制度の最適化を図られたいと指摘されています。
 新居浜駅周辺駐輪場及び駐車場の管理運営に関しては、経費節減と収益増のための取組が求められています。駐輪場事業の収益性は、比較的良好であり、駐輪場事業においては、さらなる収益増を目指す必要があるとされています。具体的な取組として、利用者を一般と学生に区分けし、それぞれの受益者に応じた負担を求める取組やほかの経費削減策及び収益増策の検討が提案されています。また、駅周辺駐車場は、現在、市直営で運営されていますが、これらの施設を含めて、全て指定管理に移行することで、経費節減と効率化の拡充が図られ、周辺の駅前人の広場や南北通路の出逢いロードなどと一体的に効果的に利活用することで、駅周辺のにぎわいの創出、さらには観光物産協会等観光事業者との連携による周遊型観光の展開が可能とされています。事業者募集に当たっては、民間事業者のアイデア、ノウハウによるサービスの向上と魅力ある事業展開につながるよう、事業自由度の高い利用料金制や納付金制度を組み入れた指定管理者制度の再構築など、さらなる資産活用が求められています。
 以上の指摘に対して、令和6年度と令和7年度の募集要項及び制度の再構築にどのように取り組まれているのか、お伺いします。
 また、指摘には直接触れられていませんが、駅前人の広場のイベント空間を含めた一体的な管理は、駅周辺のにぎわいの創出につながると考えますが、御所見をお伺いいたします。
(総務部長答弁)
○総務部長(高橋聡)(登壇) 監査委員の指摘についてお答えをいたします。
 指定管理者制度に関する監査委員からの指摘を受け、令和6年度以降の指定管理者の候補者の選定において適用されるよう、令和5年6月に新居浜市指定管理者制度運用の手引きを改訂いたしました。
 主な改正内容といたしましては、指定管理に伴う経費の算定等の基準を作成し、一般管理費から本部経費を除いた額を事業者の利益相当額とするほか、指定管理者が行う他の事業等に係る会計への資金の流用の禁止、経費の支出における異なる区分間の流用の原則禁止、減額となった人件費、事業費等の返還等について新たに規定したところでございます。
 また、使用料徴収業務につきましても、必要と認める場合には、指定管理者の業務として指定管理料に含めて算定することで業務を一元化することが可能となっております。
 改訂後の手引につきましては、施設担当課に対し説明会を実施するなどの方法で周知に努め、令和5年度に行った令和6年度以降の指定管理者候補者の公募においては、統一的な運用が図られているものと考えております。
(建設部長答弁)
○建設部長(高橋宣行)(登壇) 新居浜駅周辺の指定管理についてお答えいたします。
 新居浜駅周辺の駐輪場につきましては、令和3年度から令和7年度までの5か年が指定管理の期間となっており、令和7年度に指定管理者の事業者募集予定となっております。
 まず、新居浜駅周辺駐輪場の指定管理の募集要項及び制度の再構築につきましては、施設管理、受付及び使用料徴収を目的とする駐輪場及び駐車場の管理運営業務と人の交流、にぎわい創出を目的とする駅前人の広場の管理運営業務では、業務内容に違いが生じるため、一体的に指定管理を導入することが可能であるか、また利用料金制等の導入が市の財政や利用者にとって優位であるか等について関係法令の確認や関連事業者等への聞き取りを進めながら、令和7年度の事業者募集に向け、検討してまいります。
 次に、駅前人の広場と駐輪場及び駐車場の一体的な指定管理の導入につきましては、駐輪場等の管理運営能力とイベント等の企画運営能力の両面を備えた事業者が選定されることによって、にぎわい創出の実現が期待できるものと考えております。
(企画部文化スポーツ局長答弁)
○企画部文化スポーツ局長(守谷典隆)(登壇) 新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設の指定管理についてお答えいたします。
 令和6年度の新居浜市美術館及び新居浜市総合文化施設の指定管理に関する募集要項につきましては、別途随意契約で指定管理者に業務委託を行っているものについては、その内容を整理し、指定管理業務に一元化するとともに、指定管理者制度運用の手引き、経費算定等の基準に準拠したものとなるよう現在見直しを進めております。
 また、制度の再構築につきましても、美術館の設置目的を十分満たすために、管理・運営の先進事例の調査を行うなど、学芸業務と指定管理の有機的な連携が図られるよう、運営形態・所掌業務の見直しを進めております。
 いずれにいたしましても、指定管理者の公募に当たりましては、監査の指摘事項を反映し、市民サービスの質のさらなる向上につながるよう取り組んでまいります。
(再質問)
○10番(合田晋一郎)(登壇) 御答弁ありがとうございます。
 新居浜駅周辺については、かねてから要望させていただいております駅前人の広場に大屋根や大型ビジョンなどあれば活用の幅が広がると思います。そういった中での指定管理の導入を検討いただければと思います。