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(質問)
○ 次に、市民の森についてですが、新居浜市民の森は、市民の憩いと安らぎの場として大変貴重な存在であり、森林の大切さを学ぶ学習の場として活用されています。特に、小さなお子さんらが楽しめる遊具が充実しており、家族連れで一日を過ごす最適な自然公園です。さらに、キャンプ場も整備されており、管理人さんが常に美しく手入れを行っているため、訪れる人々にとっても大変快適な環境となっています。
しかし、この新居浜市民の森においては、携帯電話の電波が届かないという話をよく耳にします。近年、アウトドア活動の人気が高まっている中で、緊急時や必要な連絡手段として携帯電話は欠かせないツールと言えます。特に、家族連れや子供たちが多数訪れる場所でありながら、通信手段が限られている状況は、安全性や利便性の面から見ても、改善の余地があると考えます。
そこで、お伺いいたします。
基本インフラの改善として、通信事業者との協力や電波塔の設置など、携帯電話の電波が届くような対策を講じることはできないか、具体的な検討が必要と考えますが、御所見をお伺いいたします。
(経済部長答弁)
○ 次に、市民の森の活用推進についてでございます。
市民の森における携帯電話の利用につきましては、一部の電気通信事業者におきまして、電波が入りづらいとの問合せが数年前にございましたことから、当該電気通信事業者と何度か現地調査を実施し、改善策を模索いたしましたが、周囲が山に囲まれた地理的環境の影響から、これ以上の電波状況の改善は現状では困難との回答をいただいております。
しかしながら、けが、体調不良などの緊急時の連絡手段として携帯電話が支障なく利用できることの重要性は十分に認識いたしておりますことから、引き続き電波状況の改善に向け、電気通信事業者に働きかけてまいります。
(再質問)
○11番(神野恭多)(登壇) 通信は、基本インフラの一つですので、よろしくお願いいたします。
先日、民間でロケット開発をしている植松努氏の講演を聞きました。その中で、植松氏は、人口の推移について、鎌倉幕府の頃から増え続け、江戸時代は微増、明治に入ってからとんでもない勢いで増えた。それが2004年12月を最後に減り始めたとおっしゃられ、加えて人口が減少するということを過去に経験した日本人はいない。これから我々が生きる時代は、これまでの常識が反対になるかもしれないと強調されました。このような時代だからこそ、石川市長においては、次の世代にバトンをつなぐことも視野に入れ、冒頭述べました覚悟を持って残りの任期を全うされることを要望し、代表質問を終わります。