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(質問)
○23番(大條雅久)(登壇) 自民クラブの大條雅久です。
通告に従い質問させていただきますが、今朝玄関を出ると曇り空で、湿気もあって、9月とは思えぬ蒸し暑さでした。9月第2週に入り、各地区の敬老会や中秋の名月をめでる集いなど、秋の行事の話題が耳に入ってくるのですが、日中の日差しがまだまだ厳しく、9月に入っても連日気温が32度、33度と猛暑が続いております。夏がまだ終わっていないと、市民の多くの方が実感されているんではないでしょうか。
愛媛県では、今年の夏、熱中症やその疑いで緊急搬送された人が、昨年の夏と比べ約1.5倍、死者も出たとお聞きしております。命を守るため、夜もエアコンを切らないで過ごしている方も多いかと存じます。
そこで、お伺いいたします。
小中学校の体育館へのエアコン設置についてです。
小中学校では、日中の猛暑のため、野外での運動を控え、体育館での授業に切り替える、またエアコンのある教室で学習することに変更するといった工夫をしているとお聞きしています。小中学校の体育館は、災害時には校区の指定避難所としても活用される重要な施設です。文部科学省においても、災害発生時において、地域の避難所として利用される体育館への空調設備の設置検討を促しているとお聞きしています。子供たちの熱中症対策はもちろんですが、災害時において避難者が安心して安全に過ごせる環境の確保という観点から、小中学校体育館へのエアコン設置は、早急に取り組む課題と思いますが、いかがでしょうか。石川市長のお考えをお聞かせください。
(市長答弁)
○市長(石川勝行)(登壇) 大條議員さんの御質問にお答えをいたします。
小中学校の体育館へのエアコン設置についてでございます。
小中学校の体育館は、児童生徒の学習、生活の場であるだけでなく、社会体育や地域の交流の場、また本市では災害時の避難所として指定されておりますことから、安全、安心な環境を整備する必要があると考えております。
近年の温暖化により、夏季は熱中症警戒アラートの発表が日常化しておりますことから、学校現場におきましても熱中症のリスクが高まっており、特に体育館は、気温が高温になりやすいため、体育の授業や部活動にも支障が出ているものと認識をいたしております。
先月の宮崎県日向灘を震源とする地震を受けて、初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出されたことは記憶に新しいところでありますが、大規模地震などの災害がいつ起こるか分からない中で、避難所生活が長期化することを考えると、避難者の環境確保の観点からも、エアコンの設置は早急に取りかかるべき課題であると改めて認識したところでございます。
今後におきましては、大変厳しい財政状況ではございますが、小中学校体育館へのエアコンの設置につきまして、国の補助や緊急防災・減災事業債等を活用し、早期に実現できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
(再質問)
○23番(大條雅久)(登壇) 前向きな御答弁ありがとうございます。ぜひいろんな工夫が必要かと思いますが、新居浜の子供たちが、また災害時、安心して避難所として使えるように、早期に対応できることを祈念してやみません。よろしくお願いいたします。