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(質問)
○ 次に、電波障害についてです。
近年、太陽光発電が原因とされる電波障害が急増しており、特に防災無線への影響が深刻ということで、総務省は2024年5月、関連団体に対策を求める依頼文を出しました。障害が増えた理由は、住宅用パネルの増加です。太陽光パネルで発電した直流電気を家庭用交流電気に変換するパワーコンディショナーが原因の不要電波によって、影響を受けやすい周波数の防災無線に影響が出ているとのことです。
そこで、質問です。
本市において、太陽光発電が原因と思われるような電波障害の事例はないか、防災無線の点検で、太陽光発電が原因とされる不要電波の障害をチェックしているか、お答えください。
また、国は、対策の一つとして、国際規格CISPR11第6.2版に適合したと認証を受けた装置を使うよう勧めていますが、本市においてもホームページでの啓発や補助金申請時にCISPR適合の商品を設置するよう周知を要望しますが、お考えをお聞かせください。
(市民環境部環境エネルギー局長答弁)
○ 次に、電波障害についてでございます。
太陽光発電設備を構成する一部機器により、地方公共団体の防災行政無線や消防救急デジタル無線等の設備に障害が発生した事例については、総務省からの通知により把握しており、現在のところ、本市におきまして、太陽光発電設備が原因と思われる電波障害の事例はございません。
また、保守業者による年1回の防災無線定期点検及び毎朝実施する通信状態の確認におきましても、太陽光発電設備等による不要電波の障害について特段の問題は生じておりません。
電波障害の対策におきましては、資源エネルギー庁が策定する事業計画策定ガイドラインにおいて、太陽光発電設備設置者に対し、電磁波対策を行い、周辺環境へ配慮するよう努めることとされていることや、総務省から業界団体に対し、電波障害防止に関する通知がなされており、本市といたしましても、補助事業等を実施する上で、さきに申し上げたガイドラインに準拠するよう規定し、周知を図っているところでございます。
今後におきましても、国や業界団体の動向を注視しながら、必要に応じて適切に対応してまいりたいと考えております。