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(質問)
○5番(加藤昌延)(登壇) 改めましておはようございます。
みらい新居浜加藤昌延です。
市民の皆様より負託をいただき1年が過ぎました。この1年、諸先輩方からのアドバイスをいただきながら、本日4回目の登壇となりました。議員となってからは、新しい出会いや御縁が増え、様々な悩みや問題をお聞きすることも増えました。当事者にしか感じることのできない悩みや問題も多々あり、毎日が新たな発見の連続です。私の掲げる新たな新居浜へ、それを目指して、これからも日々奮闘してまいります。
それでは、今日も加藤、トーンを下げてと思われないように、ふだんの声で、そして当事者の感情が入って涙することがないよう頑張ってまいりますので、どうぞお手柔らかに御答弁のほうよろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして質問いたします。
先日、大條議員から同様の質問がありましたが、昨年に学校から相談を受け、何度もお伺いし、お聞きした内容を含め、違う観点から質問いたします。
大項目1つ目、学校体育館への空調設備設置について。
学校の体育館は、多くの生徒が体育の授業や部活動、その他の学校行事で利用する重要な施設です。また、地域の各種団体の方々も利用されています。特に、夏場には、体育館の温度が非常に高くなり、生徒たちは熱中症のリスクにさらされています。
気象庁によりますと、7月の全国の平均気温は、1898年に統計を取り始めてから126年間で最も暑い7月となりました。昨今、猛暑日とよく聞くようになりました。猛暑日とは、最高気温が35度を超えた日で、昔も発生していましたが、頻度は少なく、気象庁が発表しているデータでは、1910年から1939年までの30年間で平均日数は約0.8日となっています。1994年に年間の猛暑日日数が6日を超え、1994年を契機として発生頻度は急激に増加しています。平成30年度の酷暑の際には、熱中症による救急搬送人員数は約9万5,000人、死者は約1,500人に達し、災害級だと言われました。毎年多くの人が亡くなり、災害と言っても過言ではありません。災害の定義とは、その要因が自然的なものであれ、人為的なものであれ、人間及び人間社会に何らかの破壊力が加わって、人命が失われたり、社会的財産などが失われたりすることによって、それまでに構築されてきた社会的均衡が崩れることとされています。
新居浜市消防本部の夏季における熱中症による救急搬送人員の調査の統計による令和4年から令和6年までの人数及び年齢別、重症度別、場所別、教育機関からの搬送者数、月ごとの搬送者数、そして総搬送者数をそれぞれ表しているグラフで、今年は8月18日までとなっているのが資料1となっております。
グラフを見ていただくと分かるように、7月は年々増加しています。また、今年は既に8月の時点で人数が超えており、まだ増えると見込まれます。あくまでこのデータは、救急車が出動して搬送した人数ですので、各自で病院に行かれたり、自宅で安静にされた方を含めるともっと多くなります。
年齢別搬送者数では、65歳以上の割合が各年とも最も多くなっています。
重症度別搬送者数では、軽度が毎年最も多い傾向にありますが、令和5年と令和6年には、重度の搬送者も見られます。
場所別搬送者数では、屋外での搬送者が毎年多い傾向にありますが、屋内でも少ないとは言えません。
教育機関からの搬送者数では、令和5年に増加していますが、7月、8月は夏休みもあり、学校に行く頻度が少ないこともあり、9月が最も多く、今年も9月は注意が必要ではないかと考えられます。
資料として提出はしていませんが、手元に5月27日から8月12日までの温度、時間、厳重警戒レベル、警戒レベル、注意レベルを表した市内の学校体育館のデータを持っています。その学校では、5月に生徒総会がありましたが、2名の生徒が体調不良になり、軽度の熱中症と判断されました。6月には注意レベルから警戒レベルになるなど、高温状態も出てきています。7月になると、35度を超える日もあり、厳重警戒レベルが増えました。警戒レベルと合わせると23日間あり、注意レベルも合わせると暑い状態がうかがわれます。8月になると35度を超える日も増え、厳重警戒レベルが10日間です。日曜日のため計測できなかったのは2日間ありましたが、8月1日から12日までの12日間で、10日間が厳重警戒レベルの温度です。高温により、5月から体育館を利用することが厳しい現状が続いています。体育館内の温度が高くなるため、生徒の体調不良や熱中症のリスクが高まる。また高温環境下での活動は集中力を欠くこととなり、学業やスポーツ活動において生徒のパフォーマンス低下を招きます。
そこで、お伺いいたします。
1つ目、現在市内の学校体育館における冷房の空調設備の設置状況はどのようになっていますか。
(教育委員会事務局長答弁)
○教育委員会事務局長(竹林栄一)(登壇) 加藤議員さんの御質問にお答えいたします。
学校体育館への空調設備設置についてでございます。
本市では、暑さ対策といたしまして、小中学校にスポットクーラーと大型扇風機を整備しており、体育館における体育の授業や部活動をはじめとした学校活動や社会体育等で活用いたしております。
なお、別子小中学校の体育館につきましては、建設時にエアコンを設置しております。